Management LABO 経営会計事務所

かんじょう合って銭足らず!?

14.02.02
ビジネス【税務・会計】
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私は脱サラし、2010年に少しリッチな
ハンバーガーショップをオープンしました。

大手の300円台で食べられるハンバーガーとは一線を画し、
素材に徹底的にこだわり抜いたプレミアムハンバーガーを、
とてもリーズナブルな800円前後で、
味わってもらえるのが当店のウリです。
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経営に通じる税務・会計

開店当初はやや苦戦したものの
ここ2年ぐらいは順調に売上も伸び、
パートタイマーも雇えるようになりました。

1年ほど前から手狭で
少し路地に入った立地の悪い現在の店舗から、
メイン通りに移転したいという野望を持つようになり、
懇意にしている不動産屋から
「希望している物件の空きが出た」との報告を受けて、
一緒にお店を切り盛りしている妻に相談をしたのです。

実は当店、会計や確定申告のことなど、
お金回りのことはすべて妻が担当しています。
妻はこの独立開店で一緒に切り盛りをするまでは、
大手の商社で経理を担当していたこともあり、
簿記の知識などはひと通りあるのです。

いつもお金の相談をしている妻が、
今回の移転案件について言い放ったのが、
「勘定あって銭足らず」という格言。

これは経理的には黒字ですが、
手元にお金がない事を表した格言です。

資金繰りの重要性等を諭すときによく使う格言らしいのですが、
妻はもうひとつの意味を込めているそうです。

「感情あって銭足らず」

何が言いたいかといえば、表通りに移転したいという、
情熱はあってもお金がないということなのです。

当然移転すれば、改装費や新たな設備などの支出は
相当なものになり、現在の資金繰りではどうにもなりません。

そこで金融機関等から融資を受けることを考えると、
事業計画を中長期的に考えなければなりません。

しかし、私も妻もそのような専門スキルはありません。

結局、妻と二人で数時間にわたり喧々諤々議論をした結果、
今後は経営サポートをしてくれる
税理士先生を探すことで話はまとまりました。

今までは家族経営でしたので、
顧問料を払って税理士に業務を依頼することの
必要性を感じなかったのですが。

がむしゃらに仕事をした結果、
客観的なアドバイスが必要な時期になっていること、
家族経営から少し成長したことを妻と実感し、乾杯しました。


[記事提供]

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