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秋は税務調査の季節! 決算書と領収書のチェックポイントを知っておこう

15.08.28
ビジネス【税務・会計】
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食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など、秋は心が躍るシーズン。しかし、実は秋は税務調査が多い季節なのです。 

税務調査で不安になる理由は、何を質問され、どんなことをチェックされるのか分からないからです。では、税務調査では調査官は御社のどこを見るのか? いつ税務署から連絡が来てもいいように、今から対策を練っておきましょう。
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税務調査では、決算書のどこをチェックされるのでしょう。主なポイントを以下に挙げておきます。 

・実際の現金有高と帳簿残高が一致しているか? 
・今期計上すべき売上高が翌期に計上されていないか? 
・決算締切後の売上高の計上漏れはないか? 
・棚卸・在庫の評価方法は届け出た方法でなされているか? 
・貸付金がある場合、契約書を作成しているか 
・借入金の使途についてきちんと説明ができるか? 
・仕入・外注費の中に資産計上すべきものはないか? 
・減価償却の償却方法の届出は所轄税務署に提出されているか? 
・貸倒れの事実を証明する資料は保存されているか? 

これらに不備がないか見直しておきましょう。 

領収書も税務調査で重点的にチェックされます。調査官はどんな点に目を光らせるのでしょうか? 
まず、自社が発行する領収書は以下の点をチェックされます。 
・現金売上領収書の計上漏れがないか? 
・除外された領収書の控えがないか? 

一方、他社から受け取った領収書は次の点を見られます。 
・宛名が「上様」の領収書がないか? 
・白紙の領収書がないか? 
・改ざんされた領収書がないか? 

なお、改ざん領収書を見つける方法は、「筆跡」「金額」「日付」の3通りに大別できます。 

【筆跡チェック】 
・同じ取引先の領収書を集めて比較する 
・数字と摘要欄を比べる 
・インク等の変色度合いを見る 

【金額チェック】 
・数字の追加がないか 
・数字の改ざん(1→4、6、7、9、3→8、7→9)がないか 

【日付チェック】 
・経理処理日と領収書の日付に隔たりがないか 

「税務調査がどんなものなのか心配」「今年はそろそろ税務調査が来そうな予感がする」といった不安があれば、顧問税理士に相談し、事前対策をお願いしてみましょう。準備をしておけば、不安が解消されます。


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