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朝食ビュッフェに行列! 朝・昼・夜 フル回転の集客に成功する繁盛バル

15.06.07
業種別【飲食業】
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パルマ産の生ハムや自社加工のソーセージ、スープ、焼きたてパンなど が“食べ放題”となる朝食ビュッフェが人気の『バル マルシェ コダマ』。

この朝食が引き金になり、昼と夜のイートインも好調、物販含め約10坪で月商1500万円の大繁盛店だ。
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■このお店が繁盛している理由!

1.「朝食ビュッフェ」と言えばホテル。 そんな常識を覆す新しい業態
2.生ハムやソーセージはビュッフェに向いている。 その長所を生かす

「品川は朝食が付いていないビジネスホテルが多いので朝食のビュッフェを始めました」と語るのは株式会社コダマの店舗事業部運営マネージャーの滝田真司氏。同社が運営する『バル マルシェ コダマ』はJR品川駅のエキナカ商業施設「エキュート品川」内にあり、連日朝7時頃から、8時の施設開店を待つ客で行列ができる。目的は、朝8時~11時限定の朝食ビュッフェ(税込620円)だ。

ビュッフェでは、パルマ産のプロシュートをはじめ自社工場で加工するソーセージ、サラダ、焼きたてパン、スープなどが食べ放題になっている。同店では2012年12月の開業時から朝食ビュッフェを導入。14年の2月頃からSNSで話題になり、メディアにも多く取り上げられ人気に火が付いた。原価をかけているため朝食による儲けはほとんどないというが、朝食時に来店したお客が物販の生ハムなどを買い求めたり、ランチや夜のバルタイムの集客につながるなど宣伝効果は絶大で、集客に大きな役割を果たしている。

経営母体の株式会社コダマは、加工肉を中心とした輸入、製造を手掛ける一方で飲食店を展開。系列店ではランチにビュッフェを多く導入しており、「ビュッフェだと直輸入や自社製の食材を上手く活用でき、オペレーションが簡素化されるなど様々なメリットがあります」(滝田氏)。行列のモーニングから昼のランチ、夜のバルタイムと一日中客足は途切れず、物販含め約10坪で月商1500万円の繁盛店になっている。


繁盛飲食店のヒット商法最前線


【記事提供元】
近代食堂2015年6月号(旭屋出版)