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「とにかく採用」からの脱却(3)…求人広告は募集したい人を具体的にイメージしよう

15.04.05
業種別【歯科医業】
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ハローワークに登録をする、新聞折り込みの求人広告に掲載する、地域性の高い求人誌に掲載する、ウェブの求人会社に依頼する、人材紹介会社に依頼する、などなど。一口に求人と言っても、現代ではさまざまな媒体や手法があります。

どの方法を使えばいいかの判断は難しく、試行錯誤を繰り返す医院がほとんどではないでしょうか。正直に言って、どの方法を使ってもある程度運が左右することは否めません。
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しかし、そうはいっても少しでも成功の可能性を高めるには、どの方法を選ぶかだけでなく、求人広告のなかで自院をどのようにアピールするか、どうやって他と差別化するか、告知の内容が重要となります。

告知内容を決めるには、ターゲットを明確にし、求人方法の仕組みを知り、ターゲットと方法に合った内容を考えることが必要となります。

ターゲットは、募集したい職種・年齢・能力だけでなく、その人の性格や生活などもイメージしてみましょう。そのターゲットが使いそうな求人方法を選ぶのですが、その際には、その方法を使ったときにターゲットがどんな手順で自院の求人広告にたどり着くのか、自院の広告はどのように見えるのかなど、求人方法の仕組みを具体的に知ることが大切です。

最後に、ターゲットが応募したくなるような告知内容を考えていきます。例えば、条件検索ができるウェブ求人では、ターゲットが設定した条件をクリアしていないと見てももらえません。しかし、給与だけでない条件設定があるシステムであれば、そこで医院の特徴をアピールすることができます。新聞折り込みは、スペースが狭いので対象に沿ったアピール内容を盛り込む工夫だけでなく、イラストなどを使って医院のイメージを訴えかける必要があります。

漫然と告知内容を決めるのではなく、具体的に考えて工夫をすることで、応募が来る可能性は高まります。

クリニック経営、次の一手


[プロフィール]
倉田 竜典(くらた・りゅうすけ)
フォーユーメディカル株式会社 アットベネフィット事業部
医院経営の視点を持ったWEBコンサルタントとして、集客だけでなくWEBによる採用・求人にまで踏み込んだコンサルティングで数多くのクリニックをサポート。現在は、その活動を医療介護福祉分野へと広げ、人材戦略コンサルタントとして活躍中。
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