税理士法人ベストフレンド

話しやすい環境づくりと観察力

14.05.11
業種別【美容業】
dummy
新規のお客さまを増やしたいと考えるのは、
サロンのオーナーであれば、誰しもが考えることです。

しかし、新規来店にこだわりすぎて、
リピーターにしていくことを忘れていませんか?
せっかく来店していただいたのに、
1度だけで終わらせてしまってはもったいない。
dummy
となりのヘアサロン

「新規をリピーターにしなければ、後にはつながらない。
そのためにはお客さまを退屈させないことが重要です。
話しやすい環境をつくって、また来たいという気にさせます。
新規からのリピーター率は9割はいっていますよ」
と豪語するのは、激戦区・東京都渋谷区でサロンを構えるO氏。

O氏がいう「話しやすい環境」は、こんな考え方から生まれています。

「初めてのお客さまには、
カルテを書いていただくサロンがほとんどでしょうが、
そこでどんな情報を読み取るかです」

新規のお客さまの中には、名前と住所ぐらいで、
職業や趣味、ライフスタイルについては
書いていただけないお客さまも多いと思われます。

しかし、そこでめげずに名前だけでも、会話の話題にするのがO氏流。
「名前の由来」について聞くのです。
もし、お客様さまが話しにくそうであれば、まずは自分から話す。

また、O氏は住所からでも会話の話題にしています。
近所で評判のグルメ店の話をするなど、
話しのきっかけはいくらでもつくれるといいます。

そして、「観察力」も大事だとO氏。
お客さまの着ている服や身に着けているアクセサリー、
バックや時計などから好みを引き出すのです。
待っている時間にも好みそうな雑誌を持っていったり、
それが正解であれば話題になります。

こうした工夫でO氏は、
新規のお客さまをリピーターへと変えているのです。


【記事提供元】
サロンオーナー2013年10月号(理美容教育出版)