斉藤会計事務所

中秋の名月

25.10.09
事務所記事
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さて、今年も残り3ヵ月となりました。

日中は夏の暑さがまだ残っていますが、朝晩は涼しくなり、秋の夜長を楽しむ季節になってきました。秋の夜長を楽しむといえば「月」なのではないでしょうか?

月は古くから人々に親しまれている身近な天体です。とくに天保暦(旧暦)八月十五日の月は「中秋の名月」として有名で、お月見をする習慣があります。

★中秋の名月とは
 中秋の名月とは、旧歴(月の満ち欠けをもとに日付を決めていく暦)の8月15日の夜に見られる月のことを指します。旧暦では7月から9月が秋になるため、旧暦の8月15日とはつまり、ちょうど秋のど真ん中、「中秋」ということです。

★2025年の名月は満月の1日前
 お月見といえば「9月の満月」と思われがちですが、今年2025年の場合、中秋の名月の日は10月6日で、満月の日である10月7日の前日でした。

このように、中秋の名月=満月及び9月の満月とは限らないということになります。

★中秋の名月が常に満月とは限らないのはなぜ?
 満月になるかどうかは、太陽と地球と月の位置関係によって決まります。

月が地球を回る軌道は楕円で、月の位置によってそのスピードが速くなったり遅くなったりします。そのため、新月から満月までの日数が一定ではなく13.9日~15.6日とずれが生じてしまい、中秋の名月≠満月となってしまうのです。


この先しばらく満月と一致することはなく、次回一致するのは2030年9月12日です。

 
★中秋の名月過ごし方
お月見のお供え物といえば、「月見団子」や「ススキ」があります。

🔶月見団子は、満月を模した丸い形が特徴。新米の粉で作って供えることで、秋の収穫に感謝する意味があります。

🔶ススキを飾るのは、ススキの穂が稲穂に似ていることから、豊作を願う象徴として使われています。また、ススキの鋭い葉は魔除けの意味もあります。

「月見団子」や「ススキ」以外にも、中秋の名月は「芋名月」とも呼ばれることから、里芋などの旬の野菜,ぶどうや柿、梨、栗など旬の果実をお供えする場合もあります。

2025年の中秋の名月は終わってしまいましたが、2026年は9月25日が中秋の名月で満月の日が9月27日の日曜日となります。

日曜日となりますので、是非ゆっくりお月見団子と一緒にお過ごしください。