斉藤会計事務所

暑熱順化

24.06.18
事務所記事
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こんにちは、斉藤会計事務所です。

 

皆さん、暑熱順化(しょねつじゅんか)という言葉を知っていますか。

暑熱順化とは、体が熱さに慣れることを言います。

今年は春から気温が高く、テレビのニュース等でも取り上げられていてよく耳にします。

気象庁の予報では今年の夏も例年以上に暑くなるため、特に熱中症にならない体づくりが必要です。

そこで、暑熱順化をすることが重要になります。

熱中症のメカニズムは

①  運動や仕事等で体を動かすと体内で熱が作られ体温が上昇。

②  汗をかくことで気化熱や心拍数の上昇や皮膚の血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で体温を調節。

③  体温調節が上手くできなくなると体内に熱がたまって体温が上昇し熱中症が引き起こされる。

 

暑熱順化ができていると

発汗量や皮膚血流量が増加して、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなるため、熱中症になりにくくなる。

 

では、暑熱順化とは何をすれば良いのでしょうか。

【屋外】

・ウォーキング(1回30分)、ジョギング(1回15分)等

帰宅時にひと駅分を歩く、外出時にできるだけ階段を使用することを週に5回の頻度。

・サイクリング(1回30分)

  通勤、買い物等で取り入れやすく週3回程度。

【室内】

 ・筋トレストレッチ(1回30分)

  室内の温度に注意しながら、また水分や塩分不足にならないように気を付けながら週5日~毎日。

 ・シャワーではなく入浴 

前後に十分な水分と適度な塩分補給をしながら、2日に1回程度。

これらの中からできそうなものを、無理のない範囲で生活に取り入れていくことが有効な対策になります。

 

しかし、せっかく一度暑熱順化ができても数日暑さから遠ざかると効果がなくなってしまうので注意しましょう。

この時期では、梅雨の晴れ間や梅雨明けのタイミングがそれに該当します。

 

毎年、熱中症のニュースをたくさん見聞きしますが、対策できることを頑張って、これからの季節を乗り切っていきましょう。