阿部尚武税理士事務所

中高所得者層課税強化方針にブレなし!令和2年度税制改正大綱とは!?

20.01.06
事務所通信
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皆様 新年あけましておめでとうございます。

本年もどうかよろしくお願いいたします。

今年の正月は久しぶりに自宅で迎えました

ので、近所の神社とお寺に初詣に行って

まいりました。

源心寺は除夜の鐘を突かせてくれる長蛇の列で

ごった返していました。

香取神社では、参拝客に甘酒やコンソメスープ(!)を

ふるまっていました。

どちらもかなりの人込みでした。

普段の知らない地元を少しだけ知ることが

出来て楽しかったです。

 さて今回は、恒例の税制改正大綱をご紹介いたします。
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ここ数年の傾向として、

①あまり大きな改正が 見られない事、

②国際課税強化、

③中高所得者層の課税強化

の3つがありますが、本年度の改正も

傾向を外さない改正となりました。

 最近は党税調よりも政府の意向が強く反映されます。

政策の専門家よりも、時の政府の意向を

濃く反映するようです。

今回の目玉は『5G設備投資減税』と

『オープンイノベーション投資減税』です。

新聞報道等でその経緯等が明らかになっていますが

どちらも大企業向けの政策です。

他方、寡婦控除やエンジェル税制の改正がありました。

ただ、寡婦控除(子供あり)は控除額が増え、

ひとり親世帯が寡婦控除の適用を受ける事が

出来るようになりましたが、他方所得制限が課されました。

エンジェル税制の投資対象は増えましたが上限が縮小しました。

所得税の中高所得者課税強化と法人税優遇、

まさに従来通りの所高法低、傾向は変わりません。

それでは、令和2年度の税制改正を見てみましょう。

なお、内容は抜粋であり、全ての改正を網羅して

おりませんので、どうかお含みおきください。

令和2年度税制改正大綱(抜粋)                   R1/12/12決定

1.所得税・個人課税




2.法人税



3.相続税・贈与税・固定資産税



4.消費税・間接税



5.その他



6.予告



今般の税制の傾向を知り、今後の経営に

お役立ていただければ幸いです。

本年もどうかよろしくお願いいたします。