税制改正の行方~法人税率引き下げの議論
こんにちは。
今年は例年になく暑い5月だったそうです。
6月に入れば、少しは梅雨らしくなるのでしょうか。
気候も暑いですが、税制改正議論も
熱く盛り上がっています。
自民党税制調査会小委員会は、6/3の会合で
「法人税改革にあたっての基本論点」について、
その内容を野田会長と額賀小委員長に
一任しました。6/5の与党競技を経て、与党として
法人税改革案として示される予定です。
上記の方針は経済財政運営の基本指針、
いわゆる「骨太の方針」ですが、この骨太の方針に
法人税率引き下げが大きく取り上げられる
見込みですが、その一方で、財源の確保を
すべく増税の項目が入っています。
今回は税制改正について取り上げて
みたいと思います。
今年は例年になく暑い5月だったそうです。
6月に入れば、少しは梅雨らしくなるのでしょうか。
気候も暑いですが、税制改正議論も
熱く盛り上がっています。
自民党税制調査会小委員会は、6/3の会合で
「法人税改革にあたっての基本論点」について、
その内容を野田会長と額賀小委員長に
一任しました。6/5の与党競技を経て、与党として
法人税改革案として示される予定です。
上記の方針は経済財政運営の基本指針、
いわゆる「骨太の方針」ですが、この骨太の方針に
法人税率引き下げが大きく取り上げられる
見込みですが、その一方で、財源の確保を
すべく増税の項目が入っています。
今回は税制改正について取り上げて
みたいと思います。
6/3に開催された自民税調小委員会では、法人税改革の
基本認識として、「世界で行われている『課税ベースを
拡大しつつ税率を引き下げる』という法人税の
構造改革を行うことが求められる」と明記されて
います。ただ、今回の法人税改革案には
法人税率の引き下げ幅や具体的な課税ベースの
拡大案は示されませんでした。
この点については、年末に予定されている平成27年度
税制改正議論の中で明らかになっていくと思われます。
ただ、この改革案の中で以下の一文が気になります。
「黒字企業に限らず広く公平にわかちあうという地方税の
応益課税を強化する方向で見直ししていく必要がある」
これは、課税ベース拡大の有力候補である、
外形標準課税の強化を検討していると思われます。
また、欠損金の繰越控除についても見直しの議論が
盛んに行われています。
つまり、今後は赤字であっても納税が発生する可能性が
高まるということです。
また租税特別措置法も大幅に見直される予定で、
特に中小企業になじみの深い特別償却制度も
その縮小・廃止を含めて議論されています。
今後の税制改正の方向性には、十分注意を払う必要が
ありますね。
基本認識として、「世界で行われている『課税ベースを
拡大しつつ税率を引き下げる』という法人税の
構造改革を行うことが求められる」と明記されて
います。ただ、今回の法人税改革案には
法人税率の引き下げ幅や具体的な課税ベースの
拡大案は示されませんでした。
この点については、年末に予定されている平成27年度
税制改正議論の中で明らかになっていくと思われます。
ただ、この改革案の中で以下の一文が気になります。
「黒字企業に限らず広く公平にわかちあうという地方税の
応益課税を強化する方向で見直ししていく必要がある」
これは、課税ベース拡大の有力候補である、
外形標準課税の強化を検討していると思われます。
また、欠損金の繰越控除についても見直しの議論が
盛んに行われています。
つまり、今後は赤字であっても納税が発生する可能性が
高まるということです。
また租税特別措置法も大幅に見直される予定で、
特に中小企業になじみの深い特別償却制度も
その縮小・廃止を含めて議論されています。
今後の税制改正の方向性には、十分注意を払う必要が
ありますね。