阿部尚武税理士事務所

引落しはもちろんクレジットカードでの納税もできる?!~納税方法あれこれ~

17.06.07
事務所通信
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気象庁発表によれば、6月7日ごろから梅雨入りとなる見込みだそうです。

暑い日が続いていたので、しばらくは恵みの雨になるかもしれませんね。 


 さて今回は納税方法のあれこれをご紹介いたします。

納付書による納税はもちろん基本ですが、納付書も最近は コンビニで支払える納税も出てきました。でも納付書での納税は もはや時代遅れかもしれません。

納付書以外での納税方法をまとめてみました。


※納付書以外での納税方法(国税のみ)
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1.ダイレクト納付
2.インターネットバンキング納付(登録方式)
3.インターネットバンキング納付(入力方式)
4.クレジットカード納付
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1.ダイレクト納付

 ダイレクト納付とは、あらかじめ登録した銀行の通帳から引き落とし

による 納税方法です。所得税でいう【口座振替納付】と同じです。

データの登録は電子申告の必要があります。

ペイジーを使わなくて納税ができるので、インターネットバンキング等

の サービスを利用しなくて済む事が特徴です。
 
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2.インターネットバンキング納付【登録方式】 

 インターネットバンキング納付は、銀行のインターネットバンキングの 

利用及びペイジー利用が必須となります。ですので、インターネットバン

キングの 利用料がかかってしまう事が特徴です。また銀行によってはペイ

ジー利用に 別料金がかかる場合があります。 

 インターネットバンキング納付は2種類あります。その1つ目が 【登録

方式】です。 

 この【登録方式】はあらかじめ電子申告が必要で、かつペイジーを 

利用することになります。 

ですので、銀行のATMかインターネットバンキングの申込が必要となります。
 
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3.インターネットバンキング納付【入力方式】

 2つ目のインターネットバンキング方式が【入力方式】です。

【登録方式】とは違い、電子申告の必要がない事が特徴ですが、 納税者が複

雑な『納付目的コード』を作成する必要があります。 間違えたらもちろんや

り直し。あまりお勧めできません・・・

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4.クレジットカード納付

 最後はクレジットカード納付です。

これは国税をクレジットカードで支払う方法です。カード会社はVISAやMUS

TERなど 限定されていますが、それほど障害にはならないでしょう。おそらく

殆どのクレジットカードが使えると思います。

ただ最大の問題点は、クレジットカード手数料を納税者本人が負担するところ

です。

例えば、納税額が10万円だと手数料が820円。0.82%の金利です。

クレジットカードの決済が約1か月後ですので、月0.82%の金利だとする

と、 年間9.84%の金利相当となります。かなりの暴利びっくりですね。

新しい試みとしてはとても興味深いのですが、いかんせん手数料が・・・

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上記の特徴をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

納付方法  届出 電子申告 ペイジー その他
ダイレクト納付 〇   〇    ×  納付日設定可
登録方式  ×    〇    〇  納付日設定不可
入力方式  ×    ×    〇  納付目的コード要
クレジット納付 ×    ×    ×  手数料を負担
  
 一番のお勧めは【ダイレクト納付】です。e-taxのホームページから

電子申告できますし、顧問税理士が電子申告対応していれば、

税理士の納付書作成などの手間も省けます。

一度検討してみてはいかがでしょうか。