「登記・測量の基礎知識」~地積更正登記とは?~
Question
土地を分筆して処分したいと考えておりますが、地積更正の登記も必要と言われました。
この地積更正登記とはどういうものなのでしょうか?
Answer
登記記録に誤って記録されている地積を、正しい地積に直す登記を、
地積更正(ちせきこうせい)の登記と言います。
不動産の登記記録の表題部には、土地や建物の物理的な状況が記録されていますが、それらの記録が、何らかの原因で現況と一致していない場合があります。
これを放置しておくと、境界紛争や不動産取引の障害となるおそれもあります。
そこで、そのようなトラブルを防ぐため、法律(不動産登記法)では、登記記録が現況と一致するようにする手続が定められています。
その一つが、地積更正の登記です。
地積更正登記を申請する際には、
土地の境界をはっきりさせるための測量(境界確定測量)や、正しい境界が記載された図面(境界確定図)等が必要になります。
尚、土地の一部が浸食や地震により海没したことによって登記記録と一致しなくなった場合には、地積の更正ではなく、地積の変更の登記を申請することになります。
以上、地積の更正について簡単にご紹介しました。
もっと詳しくお知りになりたい場合には、弊所の土地家屋調査士におたずねください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様のお役に立てれば幸いです。
土地家屋調査士法人 共立測量登記事務所
代表社員 横田教和