土地家屋調査士法人共立パートナーズ

ゼンリン「住宅地図」の成り立ち

20.01.27
オリジナル記事
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こんにちは

土地家屋調査士の田畑です。

2020年がスタートしましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

本年もよろしくお願いいたします。

 

さて、ビルや店舗の名称、住宅の居住者まで記されている
ゼンリンさんの「住宅地図」

いつも利用させていただいておりますが、
その成り立ちについてご存知でしょうか。

ゼンリンさんの住宅地図の製作は60数年前からで、今では
全国すべの市区町村の住宅地図が完成しています。

国のすべてを網羅する住宅地図は世界でもほかにないそうです。

始りは大分県別府市で温泉の魅力などを紹介する
地図入りの観光冊子を作ったことがきっかけでした。

それが評判になって、昭和27年に今のかたちに近い
「別府市住宅案内図」が完成しました。
地元の役場や警察にも好評だったため、
全国に地図作りを広げていきました。

地図作りには気の遠くなるような労力が必要で
今でも1日1000人の調査員のかたが歩いて
最新の街並みを地図に反映させています。

長い歳月をかけて蓄積した住宅地図のデータは、現在、
カーナビやスマートフォンなどの普及に伴って
活用方法もデジタル化しています。

 

もとは温泉地の冊子から始まっているなんて夢がありますね。

そして地道な日々の一歩一歩が
大きな成果につながるのだと改めて思います。

私共も土地の境界確定という地道な作業を
日々頑張っていきたいと思います。