「田んぼの中干し」について
皆さま、はじめまして。
6月から入社した大橋と申します。
これからどうぞよろしくお願い致します。
簡単ではございますが、
私の自己紹介をさせていただければと思います。
出身は茨城県つくば市です。
家族は妻と子供2人(3歳と1歳の男の子)の4人暮らしです。
趣味はおいしいごはん屋さんを食べ歩き・・・といきたいですが、
最近は『子育て』に精一杯力を注いでいます。
前職では地元つくば市にて、
主に田んぼへ水を送る施設の管理などをしていました。
『つくば市』と言うと、JAXA筑波宇宙センターを筆頭に
研究機関や大学施設が数多くあるため「研究学園都市」の発展した街のイメージが強いようですが、
街中心部から2・3kmも離れれば田園が広がっています。
登山をされる方であれば、市内北部にある筑波山へ向かう道中で
都市部から農村部に切り替わる風景を目にされているかと思います。
さて、そんな農村部で仕事をしていた訳ですが、
この6月~7月初旬の時期(梅雨期)に稲作農家の方は
『中干し』と呼ばれる田んぼを乾かす作業をしています。
『中干し』→田んぼへ水を入れず強制的に排水を行い、土にひびが入るほど乾かす。
(私の知る範囲では2週間~4週間ほど水を入れていない地域がありました。)
田んぼ=水田 どうして乾かす必要があるのでしょうか?
「中干し」を行う主な理由として、
① 水を切ることにより稲の生育を抑え、茎数が増え過ぎないようにする。
② 土の中に酸素を供給し、根を活性化させる。
③ 機械作業に適した土の固さを確保し、稲刈り時の作業がスムーズに行えるようにする。
なるほど!
①②はお米をおいしく、
③は効率よく稲刈する為に考えられた作業が『中干し』ということです。
雨降る梅雨の時期だからと言って、
必ず田んぼに水を入れているわけではないようです。
(※地域や環境、稲の品質等によって必ずしも「中干し」を行う訳ではありません。)
皆さまも田園地帯を通る機会がありましたら、
この話を思い出して頂けたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
共立測量登記事務所 大橋 和樹