土地家屋調査士法人共立パートナーズ

三重県の地酒紹介

18.05.17
オリジナル記事
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はじめまして、2月より入社いたしました庄村と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 夏に向け段々と暑くなってまいりまして、お酒の美味しい季節でございます。

 唐突ではございますが、三重県出身の私がこの時期にピッタリの、
三重県の地酒を紹介させていただきます。

【而今】(じこん)

 三重県の伊賀にございます酒蔵のお酒です。忍者で有名な伊賀地方は、山深い盆地に位置しておりまして、
気候も盆地特有の寒暖差があり、水も良いということで昔から酒作りの盛んな土地でございます。
美味しい実力のある酒蔵も多い中でおすすめしたいのがこちらの而今でございます。

 もともと、高砂というお酒を作っておりました酒蔵が、近年作りはじめたお酒ですが、
程よい辛口の中にほのかな甘味と酸味のバランスのあるお酒でございます。
純米吟醸あたりを冷酒で召し上がっていただきますと、ほのかな辛味がより際立ちよろしいのではないかと思います。

 伊勢志摩サミット開催以後、三重県のお酒を注目していただくことが多く、
もともと生産量も少ない酒蔵が多いということもあって入手が難しいこともございますが、
居酒屋等でお目にかかりましたらご注文いただき召し上がっていただければ幸いでございます。

【作】(ざく)

 三重県の鈴鹿にございます酒蔵のお酒です。三重県の伊勢平野の真ん中に位置します鈴鹿は、鈴鹿山麓からの水がよく、
酒蔵も多い地域でございます。伊賀地方のお酒よりも、よりスッキリとした飲み口で、
どちらかといえばフルーティーな香りが強いのが特徴でございます。

 そんな鈴鹿の酒蔵の中で、こちらの作は(ザク)という名前を生かしてガンダムとのコラボ商品を出していたり、
なかなか積極的に商品展開を行っております。もちろん酒造りもしっかりとしておりまして、
様々な酒米で酒造りをしていたり、積極的な酒蔵でございます。
そんなの中でもよりこの時期におすすめしたいのが、雅乃智の中取りでございます。
一番雑味のない、状態の良いところを厳選したものとなっておりまして、
ただでさえスッキリとした飲み口がよりなめらかになっており、
香りも高く普段、日本酒があまり得意でない方にもおすすめのお酒となっております。
ぜひ冷酒でお召し上がりください。

 都内ですとあまりおいております店も少ないようですが、居酒屋等でお目にかかりましたら
ご注文いただき召し上がっていただければ幸いでございます。

【瀧自慢】(たきじまん)

 三重県の名張にございます酒蔵のお酒です。名張も伊賀と同じく盆地に位置しておりまして、
気候も盆地特有の寒暖差があり、水も良いということで昔から酒作りの盛んな土地でございます。
その名張の小さな酒蔵が造っておりますお酒が瀧自慢です。

 伊賀のお酒ほど洗練された味わいではありませんが、少し辛口の中に程よい甘さがあるお酒です。
その瀧自慢の中でもおすすめさせていただきたいのが、本醸造です。

 もちろん、純米、吟醸系もとても美味しいお酒なのですが、あえて本醸造を召し上がっていただきますと、
瀧自慢というお酒が地元に愛されてきた理由がおわかりいただけるかと思います。
冷酒にすると辛口が少し際立ちすぎてしまうかと思いますので冷や(常温)で召し上がっていただくとよろしいかと思います。

 こちらも小さな酒蔵故になかなかおいてあるところは少ないですが、
居酒屋等でお目にかかりましたらご注文いただき召し上がっていただければ幸いでございます。

【キンミヤ焼酎】

 ホッピー好きの方にはおなじみの焼酎でございますが、実は三重県のお酒です。
宮の雪という日本酒を造っております酒蔵が造る焼酎がキンミヤ焼酎でございます。
ホッピーはキンキンに凍らせたジョッキに氷を入れずキンミヤで飲むのが本寸法と言われておりますが、
キンミヤ焼酎自体を凍らせたシャリキンというのもございます。
シャリキンを氷代わりにホッピー召し上がっていただき、
暑い夏を乗り切っていただければと思います。

 

 まだまだ、紹介させていただきたいお酒はたくさんございますが、今回はこのあたりで。
次回機会がございましたら、よりマニアックな通好みのものを紹介させていただければと思います。

 

 三重県のお酒は東北、九州のお酒のようなガツンとしたパンチがあるものは少なく、
地味なものが多いのですが、どのお酒も、とてもバランスの良いお酒でございます。
私も地酒のように地味ながらバランスよく皆様の業務に貢献できますよう精進いたしますので、
今後とも末永くよろしくお願いを申し上げます。