土地家屋調査士法人共立パートナーズ

全社員対象のハラスメント研修を実施しました

25.11.25
オリジナル記事
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近年、働き方の多様化が進む中で、企業におけるメンタルヘルスへの配慮はますます重要性を増しております。
スタッフが心身ともに健康であることは、業務の質や生産性の向上につながるだけでなく、企業全体の安定した運営にも直結するものです。

こうした社会的背景を受け、当社ではこのたび、全社員を対象に「メンタルヘルス」「ハラスメント防止」をテーマとした研修を実施いたしました。

 

本研修では基礎的な知識の習得にとどまらず、社員が自ら考え、実践的に学べる内容を盛り込み、より実効性の高い取り組みとなるよう努めました。


■ メンタルヘルスの基本的な理解

研修の導入では、従業員一人ひとりが心の健康を守るための基礎知識を共有しました。

  • ストレスの正体と仕組み
  • メンタル不調の初期サイン
  • 職場内での相談ルートの確認
  • 周囲の変化に気づくための視点

特に、「自分だけで抱え込まないこと」「早期相談が結果的に組織全体の負荷を減らす」という考え方を重視し、早期対応の重要性を改めて確認する機会となりました。


■ アンガーマネジメント講義

近年注目されているアンガーマネジメントについても講義を行いました。

  • 怒りが生まれるメカニズム
  • 衝動的な反応を抑えるための具体的手法
  • 対応に困ったときの落ち着き方
  • 相手に配慮しつつ伝える方法

怒りそのものを「悪い感情」と決めつけるのではなく、コントロールして建設的に扱うことを目指す内容で、社員からも学びが多いとの声が上がりました。


■ 各種ハラスメントの整理

社会で問題視されるハラスメントは年々増え、その定義も広がっています。本研修では改めて以下の項目を整理しました。

  • パワーハラスメント
  • セクシュアルハラスメント
  • マタニティハラスメント
  • カスタマーハラスメント

世代・立場・性別などの違いから、同じ言動でも受け取り方は大きく変わることを念頭に置き、“自分の基準で判断しない”姿勢の重要性を確認しました。


■ グループワーク:立場ごとの適切な行動を考える

グループワークでは、職場で実際に起こり得るケースを用い、立場の違いによる適切な行動を議論しました。

  • 上司として気を付けるべき言動
  • 同僚間で支え合うための工夫
  • 部下の変化に気づく視点
  • 第三者として見かけた際の介入の仕方

意見交換を通じて、それぞれが持つ「当たり前」の違いが浮き彫りとなり、それを踏まえた対応を考える貴重な機会となりました。


■ ロールプレイ:褒める・感謝を伝えるコミュニケーション

今回特に力を入れたのが、褒める・感謝を伝えることをテーマにしたロールプレイです。

  • 成果をどう言葉で評価するか
  • 小さな行動への「ありがとう」を自然に伝える方法
  • 相手が受け取りやすい褒め方の工夫
  • 「認める」コミュニケーションが与える心理的効果

普段の業務では後回しになりがちな「ポジティブなフィードバック」に焦点を当てることで、職場の雰囲気改善につながる視点を体験的に学びました。


■ 研修を終えて

今回の研修は、企業としての継続的な環境整備の一環として行ったものです。

スタッフが安心して働ける職場環境をつくることは、企業の社会的責任でもあり、質の高いサービス提供にも直結します。

当社では今後も継続的な取り組みを進めより健全で風通しの良い組織づくりに努めてまいります。引き続き、取引先の皆様には誠意をもって向き合い、より良い関係を築いていけるよう取り組んでまいります。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

土地家屋調査士法人 共立パートナーズ

代表社員 土地家屋調査士 横田教和