中学硬式野球の今と未来を見つめて―東京都リトルシニアの熱き挑戦―
共立パートナーズの大間と申します。
復帰して早くも半年以上の月日が経ち、歳を重ねるにつれ疲れた身体と日常と格闘をしていると、あっと言うまに過ぎていく日々の早さに置いていかれるばかりでございます。
今回は中学生の硬式野球に関しまして少々お話しさせていただければと存じます。
中学硬式野球のリーグは、主に5つの団体が運営しています。
リトルシニアリーグ、ボーイズリーグ、ポニーリーグ、ヤングリーグ、そしてフレッシュリーグです。
これらのリーグは、全国大会やブロック大会で、それぞれのリーグ内で競い合い、頂点を決める場を提供し、5団体の勝者で真のチャンピオンを決める戦いもしております。
■中学硬式野球の主なリーグ
- リトルシニア:特に東日本に多い、歴史ある団体です。公式戦は7回戦で、投手の球数制限は1日90球までです。
- ボーイズリーグ:小中学生の部があり、西日本に多い団体です。公式戦は7回戦で、1日80球まで。
- ポニーリーグ:アメリカの少年野球の考え方を忠実に守っている組織。全員出場を基本としています。球数制限は1日70球。
- ヤングリーグ:比較的新しい団体で、柔軟な育成方針が特徴。球数制限は1日80球。
- フレッシュリーグ:九州限定の団体。球数制限は1日80球。
これらのリーグは全国大会やブロック大会だけでなく、様々な交流大会や海外遠征なども開催しており、中学生の野球の才能を伸ばす場を提供しています。
その中でも東京都のリトルシニアリーグをピックアップしてお話させていただきたいと思います。
東京都のリトルシニアは「日本リトルシニア中学硬式野球協会 関東連盟」に所属しており、東東京支部と西東京支部に分かれております。
東東京:世田谷西・東練馬・東京神宮・江戸川中央・大田・新宿など
西東京:武蔵府中・調布・福生・稲城・多摩・小金井・国立中央など
毎年、一年生大会(年1回)、二年生大会(年2回)、三年生の大会があり、三年生は「春の全国選抜」「夏の全国」「ジャイアンツカップ」の三冠を目指して日々練習し、夢に向かって頑張っております。
ちなみに世田谷西は東尾修氏が名誉会長を務めており、
孫の石田理汰郎君、2025年春の全国選抜大会MVPの元木瑛介君(元木大介氏次男)、
さらに西武ライオンズ「おかわり君」中村剛也選手の次男・中村航大君などが所属する都内屈指の強豪チームです。
三年春の選抜大会へは、二年生の秋の大会で各支部にて予選を行い、
上位チームが関東大会 → さらに勝ち上がったチームが全国へ。
夏の全国大会は予選無しの一発勝負。
約200チームが4ブロックに分かれ、決勝進出の8チーム+三決勝者4チームの計12チームが全国へ。
ジャイアンツカップは別路線で予選を行い、そこに立てないチームの三年生にとっては、この夏が実質的な最後の大会となります。
私も多少、この大会の運営等で関りを持っておりますので、
本気の、ガチの、中学生選手たちの涙にこちらの涙腺も一撃で全崩壊されます(涙)
今年も8月上旬に夏の全国大会が終わり、いよいよ世代交代の秋を迎えます。
中学生野球生活最後の一年間。
来年は今までに無く熱い夏になりそうな熱風が吹き荒れる予感と実感で、
時間の流れもより一層早いんだろうなぁ。笑