はじめまして、共立パートナーズの藤谷と申します。
はじめまして。昨年8月に入社した藤谷です。
突然ですが、皆さんは普段「地図」って見ますか?
私は地図が大好きで、時間があるとついつい地図アプリを開いて、行ったことのない街を仮想散歩してしまいます(笑)。
地形や道の形、電車の路線や地名など、地図には人々の営みの歴史がギュッと詰まっていて、眺めるだけでもワクワクします。
さて、今回はそんな地図に欠かせない「GPS」について、ちょっとした雑学を交えながらお話ししたいと思います。
そもそもGPSとは、「Global Positioning System(全地球測位システム)」の略で、もともとはアメリカ国防総省が軍事目的で開発したものです。
普段、私たちが「GPS」と呼んでいる仕組みは、正確にはアメリカが提供する測位システムのことで、他にもロシアのGLONASS(グロナス)、ヨーロッパのGalileo(ガリレオ)、中国の北斗など、世界各国が独自の衛星測位システムを運用しています。
日本の人工衛星もありますよ!その名は「みちびき」。かっこいい!
現在では、それらを総称して「Global Navigation Satellite System」(グローバルナビゲーションサテライトシステム)、略して"GNSS”なんて呼ばれているみたいです。
では、実際にどうやって"現在地”を測っているのでしょうか?
それは、私たちのスマホなどのGPS受信機が最低3~4つの衛星から信号を受信し距離を測定、この測距データをもとに位置を計算しています!
そして、その鍵になるのが「時刻」です。
GPS衛星には超超超精密な原子時計が搭載されており、
「この信号を送ったのは何時か」を正確に伝えることで、
信号が届くまでの時間=距離を割り出せるのです。
ちなみに電波は、1秒間に約30万キロも進むので、
わずか1マイクロ秒(100万分の1秒)の時刻のずれが、
300mもの測距誤差となってしまいます。
逆にいうと、ユーザーの位置が300mの精度で得られるということは、
ほぼ1マイクロ秒の精度で正確な時刻が得られるということになります。
ちなみに衛星から受信機へ、受信機から衛星までの電波が届くことを、
「電波伝播」(でんぱでんぱ)って言います。
リンダリンダみたいで面白いですね!
以上、GPSのお話でした。
これからも地図と睨めっこしながら現場に向かい、
車の中ではブルーハーツを熱唱し、
日々、業務に励んでいきたいと思います!
どうぞよろしくお願い致します。