インターンシップ受け入れを通じた社内の取り組み
弊社では、次代を担う若手人材の育成や、業界・職種の魅力発信を目的に、今年もインターンシップの受け入れを実施しております。
年々、学生や求職者の仕事選びは“企業の中身”を重視する傾向が強まっており、職場の雰囲気、社員の人柄、業務のリアルな手触りなど、数字や制度だけでは測れない情報へのニーズが高まっています。
そうした中、弊社では「短期の見学型」と 「中長期の体験型」、2種類のインターンを通じ、柔軟かつ多面的な受け入れを行ってまいりました。
● 見学型インターン(求人会社主催/3年連続で実施)
6月初旬には、求人会社主催による1~3日間の短期インターンを開催しました。
こちらは学生から有資格の社会人まで幅広い層が対象で、参加者の背景も実にさまざま。
プログラムでは、登記・測量の基礎知識や業務の流れを紹介するほか、実際の現場見学や測量の体験を通じて、会社や実務の雰囲気を肌で感じてもらえるよう工夫を凝らしました。
短期間ながら「現場で働く人の声を直接聞けるのが良かった」「業務のイメージが一気に具体的になった」といった声をいただき、今後のキャリア選択の参考になった様子がうかがえました。
● 体験型インターン(大学主催/4月~7月)
一方、4~7月にかけては、大学との連携により、2名の学生(男女各1名)をそれぞれ2か月弱の期間で受け入れ中です。
こちらはより実務に近い内容となっており、社員に同行しての現場業務、測量データの整理、CADによる成果品の確認など、日々の業務の一部に実際に関わってもらっています。
長期で関わるからこそ、本人の成長や変化も見えてきます。
最初は緊張気味だった学生も、回を重ねるごとに質問の質が上がり、社員とのコミュニケーションも自然なものに。
“外から見る業界”ではなく、“中に入って感じる仕事”として、体験がしっかり根付いていると感じています。
● 社員にとっても学びの場に
インターン受け入れは、外部へのPRという側面だけでなく、社員一人ひとりにとっても良い刺激となっています。
「自分たちの仕事をどう伝えるか」「当たり前と思っていたルールや作業の意味を、改めて見つめ直す機会になった」など、社内にも前向きな空気が広がっています。
● 今後の展望
インターンの受け入れは、単なる人手体験やPRの場ではなく、業界そのものの活性化に繋がる大切な取り組みだと私たちは考えています。
特に登記・測量といった専門性の高い分野では、現場を見て、感じて、少しでも「面白い」と思ってもらうことが、将来的な人材確保の第一歩になるからです。
これからも弊社では、多様な受け入れ機会を設け、業界への関心喚起と若手人材の育成に力を入れてまいります。
ぜひ今後の取り組みにもご注目いただけますと幸いです。