中小企業支援・弁理士木村高明の「1分・知財サロン」第17回
【特許は何のために取るんですか?】
これはとても本質的な質問ですね。
色々な答え、考え方があるのですが、本質的には、マーケットを独占し、貴社の商品の販売、サービスの実施から生ずる利益を貴社が独占するためです。
アイデアを他人からマネされないように特許を取る、ということは前提なのですが、特許のキモは「マーケットを独占し」、自社のみがマーケットで商品を販売し、利益を独占することにあります。
「特許権」は独占権なので、マーケットでは、他社を排除して、自社だけが特許製品を販売し、売上を独占できます。だから特許が企業経営に直結するわけです。
なので、特許(知財)は企業経営にはとても重要です。
例えば、弊所のケースで、自社技術に関し10件の特許を取って、ほぼ完全な囲い込みに成功し、営業利益を2.5倍にした会社があります。
また、ある中小化学製造メーカーは日本で特許を取り、さらに、海外7ヶ国で特許を取ることにより、世界マーケットのシェアの7割以上を独占し、利益を6.5倍にした例もあります。
この会社は、日本政府に「知財を徹底的に活用した中小企業」として表彰されています。
なので、特許を取る目的は貴社のみが適正にマーケットを独占して利益を独占することにあります。
企業の発展はイノーベーションにあります。
ぜひ、特許を上手に使って、御社の利益を最大化しましょうね。
また、質問してください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。