中小企業支援・弁理士木村高明の「1分・知財サロン」第16回
【弁理士さんから「特許調査は重要」と言われたのですが、なぜですか?】
特許の知識を利用して大事な場面で貴社を守れるからです。特許を取ることばかりが特許の活用ではありません。
特許調査には、例えば、次の種類があります。
① 申請前の登録可能性調査
特許になる可能性のない出願をすることによる無駄な費用を節約できます。
② 商品販売前の権利侵害調査
これから販売しようとする商品が、他社の特許権などを侵害する可能性があるか否か、を事前に確認するために行います。
この調査をやるとやらないとでは大違いで、弊所の事例では、これをやらなかったために、大企業の特許を侵害してしまい、侵害の警告をされ、解決に600万円の和解金を支払った事態になったケースもありました。
③ 紛争時の特許無効調査
他社から特許侵害の警告を受けた際に、他社の特許が本当に有効なのか否かを、確認できます。これは、特許そのものが無効であることを主張できるので、非常に有効な対策になります。
弊所の事例では、特許侵害で相手に警告したら相手から特許を無効にするアクション(特許無効審判といいます)があり、無効調査により特許が有効なことを立証でき、最高裁まで戦ったケースもあります。
というわけで、特許調査はどれをとっても、貴社の事業を守るためにはとても役立ちます。
こここまで読んでいただきありがとうございました。