至誠国際特許事務所

中小企業支援・弁理士木村高明の「1分・知財サロン」第12回

24.08.21
中小企業支援・弁理士木村高明の「1分・知財サロン」
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12.WIPOについて

 
 知財の国際化に関してはWIPO(世界知的所有権機関)が大きな役割を果たしています。

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 WIPOは、国連の専門機関で、世界の知的所有権行政の総元締めといえます。
 
 WIPOはBIRPIと称された組織でした。
 最も大きな功績は、19世紀にパリ条約を創設したことです。
 パリ条約は、知財業界の国際的インフラの形成に大変大きな役割を果たしました。  
 2条の内国民待遇、4条優先権制度が大きく貢献しています。

 
 また、1970年にはPCTを創設しています。
 PCTは特許協力条約といい、発明の国際的保護の手続を簡易化するための条約です。
 当所のお客様でも、皆さん非常に勉強家で外国へ特許出願する場合には、かならずPCTをご希望されます。
 PCTのメリットは、基礎出願日から30ヶ月の猶予期間が確保できる点が大きいです。

 また、2016年にはPLTを創設しています。
 PLTG特許法条約といい、各国における特許の方式的な面でのハーモナイズ(制度の調和:相違点を緩和する)を図ったもので、各国毎の特許制度の相違による出願人の不利益を克服しています。