釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(54)
年に1度は秋の〇〇〇釣りも……
10月は小型中心とはいえ、狙うべき魚がとても多く、体がなんぼあっても足りない季節です。
10月1日(日)
「シーズン終盤は天然遡上が多い海部川」ということで、人がいないことを確認して素早く山鳥小橋上流に入りました。
前回と同じところで1投目から良型が掛かり最高の滑り出しとなりましたが、後が続かず、追い気のあるアユを探しながら、山鳥大橋下の瀬まで下っていきました。
もう一つ下の瀬にはさすがに釣り人が入っており「ここで最後やな…」と思いながら粘っていると2匹目が掛かりこれも良型。
その後、アタリがなく、あきらめて上流に向け引き返そうとしたのですが、ここは川の流れが2つに分かれており、帰りはまだ釣っていない狭い方(川幅5mぐらいですが急流)を探りながら上流に向かうことにしました。
ところが、どうやらここが竿抜けになっていたようで、オトリを入れるや否やいきなり良型が猛アタック!
オロオロしながら何とか取り込んで一つ上の落ち込みに入れるとまたガツーン!
思いもよらぬ良型の連発で気を良くして戻ってくると、朝方何の追い気も感じなかった瀬でも良型が2連発(ほんとにアユ釣りは良く解りません)。
23~25cmの良型が6匹となったところで気分よく車で上流に移動し、午後は船場の橋上流に入ってみました。
恐らく人が釣った後で、最初は全然ダメでしたが、それでも夕方近くになって一つの淵で20㎝前後が連発し、何とか7匹を追加…。
結局、19~25cmが13匹で10月は上々の滑り出しとなりました。
10月5日(木)
「アユ師の嗜みとしてコロガシもやっておかねば…」と思いつつ、なかなか踏み出せないままシーズン終盤となり、今回は一念発起してオトリを買わずに那賀川の加茂谷川合流点へ入ってみました。
「ホンマにこんなんで掛かるんかいな…、オトリが取れんかったら悲惨やな…」と思いつつ始めましたが、数投目で小型が2連で掛かり感動!
もう1匹追加して、気分よく友釣りにシフトしたところ、こちらも20㎝級が連発してビックリ。
しかし、調子が良かったのはここまでで、その後アタリは途絶え、久々に掛ったと思ったら竿を伸されそうな外道の引きが…。
コケそうになりながら魚について下流に下り、水中糸0.8号の強みを生かして何とか取り込んでみると61㎝の大型のニゴイでこれも別の意味で感動!
(子供の頃は腐るほどいたのですが、これも激減しており、久々のご対面で嬉しかったです)
結局、アユは15~21㎝が5匹だけでしたが「コロガシで獲ったアユをオトリにして友釣りで釣る」という目標を無事クリアすることができ、満足の1日となりました。
10月6日(金)
3連休は別の用事があったので、その前日、仕事が終わってから夜のシブダイ狙いで野根漁港に向かいました。
着いた時には既に満潮を過ぎており、シブダイはアタリませんでしたが、それでも50~56㎝のコロダイが2匹釣れ、それなりに楽しめました。
10月14日(土)
「年に1度は秋のデキハゼ釣りも…」ということで、小雨がぱらつく中、撫養川へ行ってみました。
雨が本降りになるまでの1時間ぐらいの間ですが、12~14㎝が11匹釣れ、帰って天ぷらにして美味しくいただきました。
10月15日(日)
「年に1度は秋のピンギス釣りも…」ということで、朝から里浦海岸でちょい投げをしてみました。
やや濁りが入っていましたが、波止際を中心に1投ごとにアタリがあり、約2時間で10~17㎝が13匹(こちらも天ぷらで美味しくいただきました)。
昼からはオー君のシマである薬師裏に移動してソフトルアー投げてみましたが、魚は釣れず(ヒトデは2ケタの大漁)、オー君も来ず(実は前日に50㎝のマゴチをゲットしてこの日はお休み)、予定通りボーズでした(1回だけ浅瀬で45㎝位のチヌがドラグを鳴らしてくれましたが、すぐに外れました)。
10月19日(木)
ついに今シーズンのアユも最終日となり、前回と同じ那賀川の加茂谷川合流点に入りました。
今回もコロガシでオトリを3匹確保した後、友釣りに切り替え、昼までにかろうじて20㎝を2匹。
最後はニゴイに仕掛けを飛ばされるという、前回と全く同じような展開となりましたが、晴天・無風の素晴らしい天気の中、アユの顔を見れて満足…。
深々と川に一礼して、短い夏を振り返りながら職場に向かいました。
10月21日(土)
事務所のオー君からルアーの手ほどきを受けるべく夜中の2時に小松海岸で待ち合わせをし、2人で釣り談義をしながらポイントの今切川河口に向かって歩いていきました。
この日は潮が小さいせいか釣り人も少なく、2人でひたすらルアーを投げ続けましたが、オー君が一度エイに仕掛けを飛ばされただけで、その他はアタリもなく、9時過ぎにはあきらめて車まで戻ってきました。
ところが、まさに帰ろうとしたとき、手前でナブラが発生し、「サゴシかなんかおるんとちゃうん?」ということで、再びオー君が海岸へ…。
私は既に竿をたたんでおり、横で見ていたのですが、数投後、いきなりオー君が大きな合わせ…(お~い嘘だろ!)。
オー君は冷静に「ゴミでしょう…全く何の引きもないですよ~」と言いながらリーリングしていたのですが、手元まで寄せて来たところで何と20㎝位のヒラメが引っ付いていることが判り、「ゲェェェ~、ヒラメやん!」と2人でビックリ…。
さすがは師匠、やっぱり「持っている人」は違うな~と改めて感心させられたのでした…。
なお、「何も持っていない私」はこの後一人で、爆風の中、旧吉野川の車横づけの場所で「ヒラメがダメならカレイがあるさ」と今季初の「車中傍観投げ釣り」を試みましたが、25cmのキビレ1枚に終わりました(泣)。
10月22日(日)
「年に1度は秋のアオリイカ釣りも…」ということで、とりあえず南へ向かいました。
まずはエサの小アジを調達すべく、赤石ふ頭でサビキを垂らしてみましたが何も出てこず。
エサは現地調達することとし、古牟岐漁港に向かいました。
15時ごろ港に到着し、早速港内を見て回りましたが、多いのは釣り人だけで、肝心のイカ・小アジは全く見えません…。
「これはヤバイな」と思いつつも(水が綺麗で他の小魚がいっぱいいたので)水中観察を楽しんでいたところ、ついに浮き筏の下に数匹の小アジを発見しました。
試しに赤アミをつまんでちょびちょびと撒いてみると少しずつ筏の下から出てきて、10分ぐらいすると水面近くまでかなりの数が浮いてくるようになりました。
「こりゃいけるぞ!」と、早速スレサビキを入れてみると1投目から13㎝位の小アジが掛かり、その後1匹ずつですが入れ掛かりとなり、あっという間に20匹を確保することができました。
(25㎝位のタカノハダイの飛び入りもありサビキもそれなりに満喫…)
そのままイカを狙っても良かったのですが、人が多いのとまだ陽が高かったこともあり、新規開拓ということで大砂海岸の小波止まで移動しました。
こちらは意外なことに釣り人は1人もおらず、駐車場でギターの練習をしながら夕マズメを待って(ここまで来て何をやっとるのか…)、まずは餌木を投げてみましたが予想通りアタリ無し…。
暗くなってから波止先端でアジを泳がせてみましたが、こちらも1時間ほどアタリ無し…。
しかし、その後、竿を置いて穂先に付けたケミホタルを見ながら小便小僧になっていると、(こんな時に限って)何やらアジの動きが活発になって穂先がガンガン揺れています。
慌てて戻って竿を取ってみましたが既に生体反応は無く、仕掛けを回収してみると何とアジが尻尾だけになっているではありませんか…(おる、おる、イカおるゾ~)。
そしてまた小一時間が経過し、やっぱり駄目か…と思い始めたころ、アジの動きが止まり、しばらく息を潜めて待っているとついに穂先をゆっくりと持ち込む典型的なイカのアタリが来ました。
何度か重々しく引っ張っていく独特の引きに合わせて糸を送り込み、満を持して竿をテトラ上においてヤエンの装着にかかったのですが、いつもの如く装着に手間取っているうちに糸がテトラに絡まって痛恨のバラシ(泣)…。
遠浅で先の方までテトラが入っており「やっぱりヤエンは無理か」…と思いましたが、既に20時を回っていたこともあり、そのまま粘ってみることにしました。
そして、また待つこと1時間…。
またアジの動きが止まり、待望の重々しい引きが来ました。
ハラハラしながら数回の送り込みを繰り返した後、今度は竿を手に持ったまま手元からたたんでいく作戦にしました。
穂先近くまで竿を縮めたところでイカの引き込みがあり、かなり慌てましたが、無事にヤエンを付け終え、今度はガイドに糸が絡まないように注意しながら急いで竿を伸ばしていきます。
無事伸ばし終わったところで更に竿を高く掲げてヤエンを落としていき、しばらく待っていると今までより更に強い引きがしっかりと伝わってきました。
「やった、掛かったぞ、ついにやったぞ!」と呟きながら手前に寄せてくるとプシュ~とイカの水を履く音が…。
暗闇の中、無事タモで掬いあげ、ライトで照らしてみると確かに飴色のアオリで、胴長15㎝の小物でしたがヤエンで釣ったのは初めてだったのでとても嬉しかったです。
その後、同型を1パイ追加し、最後はアジを丸のみにしてきた61㎝のクロアナゴも無事取り込んで終了としました。
アオリは刺身、アナゴとアジは最近ハマっている焼き天ぷらにして美味しくいただきました。
10月29日(日)
釣友に誘われ、磯釣りのシーズン開幕戦は南あわじの沼島で行うことになりました。
昨年釣友が50㎝のクチブトを釣った青磯に上げてもらうことができ、ハイテンションで臨んだのですが、あいにく北西からの強風で魚の食いも今イチ…。
釣友は超遠投で40㎝超のチヌと30cmのクチブト、25㎝の小オナガをかろうじて仕留めましたが、後はバリ・バリ・バリ…のオンパレード。
私は集魚剤をケチってパン粉だけしか持って行かなかったので、仕掛けが飛ばずバリ1匹の大貧果…。
納竿1時間前にハゲ狙いに切り替えましたが、こちらも数が少なく21~25cmが2匹と20㎝のサンバソウ1匹だけに終わりましたした(しかしハゲはやっぱり美味!)。
PS:オー君は先月末の52㎝に引き続き、10月6日に50㎝(シンキングペンシル使用)、10月14日に49㎝(メタルジグ使用)。
~と良型マゴチをコンスタントにゲットしており、大型ガザミのオマケまでついて、好調のようです(羨)。