司法書士法人小笠原合同事務所

司法書士の日常:試験の思い出

23.08.20
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「司法書士」と聞いて、なにをイメージされるでしょうか?
正直、いまいちピンとこないという方が大半だと思います。
そんな司法書士を少しでも身近に感じてもらえるような、エピソードをご紹介。
今回は、司法書士になる前の「試験の思い出」についてのお話しです。

もやもやとスッキリしない3カ月……

8月8日は立秋。

暦の上ではもう秋を迎えましたが、まだまだ暑いが続いており少々夏バテ気味ですが、連日の暑さとは裏腹に、この時期の徳島は待ちに待った阿波踊りへのカウントダウンが始まり、その熱気を帯びた暑さに心躍る気分にもなります。

この8月という時期は、司法書士試験の受験生は毎日もやもやとスッキリしない日を送っているはずです。

司法書士試験の日程について簡単に説明しますと、毎年7月第1日曜日に試験があり、筆記試験の合格発表が10月上旬となるのが通例です。

つまり、試験を受けてから合格発表まで3カ月あり、自分が合格しているかどうか判然としない日が続きます。

最近は、8月中旬に筆記試験の足切り点が発表されるようになりましたので、点数に届かなかった人は再スタートを切りやすいのですが、私が受験した10数年前は、足切り点の発表も筆記試験の合格発表と一緒でしたから本当にこの3カ月が長く感じたことを覚えています。

もちろん、試験当日の手ごたえ、解答速報、試験分析会なのである程度の目安はついてはいますが、予想はあくまでも予想。

実際、私も2回目の受験の時、合格点に到達しているかどうか本当に微妙でしたので発表当日まで落ち着かず、いざ当日を迎えて確認したところ、合格点に2点足りずにガッカリしたことを今でも思い出します。

逆に翌年は、合格点は十分にクリアしているという予想、分析ではありましたが、やっぱり発表日までの3カ月が本当に長く、ドキドキして不安になることもあり、当日に自分の受験番号を発見した時は、うれしかったというよりはホッとした安堵感の方が強かったです。

8月は司法書士試験の受験生にとっては悲喜こもごもの季節だなと、自分の受験生時代を思い出しては当時を少し懐かしむそんな日もあります。

余談ですが、司法書士試験は筆記試験の合格発表の後、合格者にはさらに口述試験というものがあり、最終の合格発表は11月上旬になりますが、筆記試験の合否が最大の関門であることは間違いありません。 


試験勉強(イメージ)
※画像はイメージです