司法書士法人小笠原合同事務所

釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(48)

23.05.14
釣り人宮崎の釣行記
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大志に答えてくれたのはメバル1匹。春なのに寂しいご報告

4月は釣行予定日をことごとく雨・風に邪魔されて釣行回数も少なく、釣果も最悪…。

釣りというよりはドライブでしたが、これも「後日のため」と自分に言い聞かせつつ、新規開拓に励みました。

4月9日(日)

朝一番に知事選の投票を済ませ、海部川にアメゴを釣りに行きました。

4月9日:海部川

ここもアメゴ狙いは初めてで、まずは「轟の滝」のある王余魚谷川(読み方は知りません…(笑))を車で登ってみましたが先客あり(残念…)。

続いて海部川本流の川又地区を上ってみましたが、ここも先客あり(残念…)。

引き返す途中で、一か所だけ試し釣りをしてみましたがアタリもなく、今度は支流の大木屋谷を遡ってみることにしました。

しかし、かなり上ってもなかなか渓流っぽくならず、そのくせ道は狭くてガードレールもなく、路面には滑りそうな苔が生えとるし、所々に落石はあるし…。

「こんなとこで車ごと転落したらホンマにシャレにならんな…」と、ビビりつつも上っていくと、やっと周囲が沢っぽくなってきて車止めとなりました。

ちょうど支流の分岐点になっていたので、まずは小さい轟谷?の方に入ってみましたが、心配した通り、かなり釣り上っても生体反応がありません…。

おまけに木が生い茂って仕掛けのロストが頻発し、更には車中に「目印のスペア」を置き忘れてきて、途中からほとんどメクラ釣りとなってしまい、いつものふて腐れモードに…。

それでも、諦めて引き返そうとしたときに「ゴツン」とアタリがあり、そのまま向こう合わせで18㎝ぐらいのアメゴが釣れてきました。

4月9日:アメゴ

小さいけど、この1匹で憂鬱モードはひとまず解消、車まで戻る途中でもう一匹小型を追加して、今度は大皆津谷?の方を釣り上ってみることにしました。

こちらは川幅が少し広めで期待していたのですが、相変わらずアタリは遠く、アメゴ・タカハヤ・ウグイ…と釣れはしたものの、型が小さく。

4月9日:タカハヤ   4月9日:ウグイ

「海部川はアメゴはあんまり放流しとらんのだろか?」などと勝手なことを考えながら、また車まで戻り、「今日は早めに帰ろう」ということで一度は竿をたたみました。

しかし…、コーヒーをすすりながら車道横を流れる川を覗き込んでいるうちに、またいつもの「帰りたくない病」が発生…。

「長めの竿なら車道から仕掛けが流せそうやし、ここは竿抜けになっているかも…」、「まだ時間もあるし、このまま帰ったら勿体ないだろ…」、「今日買い直したアメゴ竿を試すのにちょうどええやん…(それまでは川幅が狭いので短いファミリー延べ竿を使ってました)」etc…。

天の声が次々と聞こえてきたので、もう一度仕掛けを組んで、路上から仕掛けを入れてみました。

すると期待通り、絵に描いたようにアタリがあり、今までとは一味違った引きが…。

無精して穂先から針まで通しの0.8号にしていたので、一気に引き抜いてみると今日一番の型で、早速図ってみると21cm。

「ヤッタ!これで来たかいがあった…」と機嫌を良くし、結局日没まで釣って12~21cmがちょうど10匹になったところで終了。

帰って早速素揚げにして食べてみましたが、やっぱり美味しかったです。

4月16日(日)

悪天続きに業を煮やし、「夕方から雷雨」の予報にも拘らず、サビキとアオリイカの仕掛けをもって県南にドライブしました。

まずはエサの小魚を釣るべく、浅川港→那佐湾→鞆の浦港→竹ケ島港→甲浦港と見て回りましたが、何処もぱっとせず(かろうじで浅川では小サバと70㎝ぐらいのメジロが釣れてました)。

結局、県境を越えて野根漁港の港内で釣ることにしました。

4月16日:野根漁港

スレサビキを入れると最初から小サバは入れ食いで、あっという間に20匹ほど確保して早速イカの仕掛けを放り込みましたが、手際が良かったのはここまで…。

その後は、何もアタらず、沖アミボイルと生ミックでフカセもやってみましたが、こちらも小サバの入れ食いでどうにもならず、夕方には予定通りの雷雨に追われてスゴスゴと退散する羽目となりました(涙)。

4月16日:エサの小サバ

4月20日(木)

「アオリが釣れよる、今行かな!」との釣友の誘いで甲浦に行くことになりました。

アオリイカ専門で渡してもらうのは今回が初めてで、朝一番、釣友が船長さんにそれを伝えると「また変わったことして~(ニヤリ)、そんなに甘くないよ~(ニヤリ)、アタリは1日1~2回でそれを取り損なったらボーズよぉ~(ニヤリ)…」とのこと。

「ゲゲェ、話が違うじゃん…」とは思ったものの、既にエサの活きアジを1人25匹ずつ用意しており、今更後にも引けず、湾内の「ビシャゴ東」という磯に上げてもらいました。

4月20日:ビシャゴ東

ここは咋年夏にシブダイの夜釣りで上がった場所で、足場もよく、更に天気も良かったので、朝6時から意気揚々と釣り始めたのですが、元気があったのは最初だけ…。

船長さんの言う通り、1時間…2時間…3時間…と全くアタリがないままに時間だけが過ぎていき、途中から釣友は辛抱しきれずフカセを始める始末…。

そして昼前、やっと私に「この日唯一のアタリ」が来たのですが、じっくり食わせてヤエン(イカをひっかける針の付いた道具)に乗せたにも拘らず、もう少しで姿が見えるところで突っ込まれ、瀬ズレでまさかのラインブレイク(これは取れたと思ったのに…トホホ…)。

フカセをしながら捨て竿にしていた釣友の竿にも昼過ぎに一回だけ激しい当たりが来たのですが、ヤエンの装着を頼まれた私がヤエンを逆さまにつけてしまい(何と3回やり直して3回とも逆さま…(笑))、モタモタしているうちに手前の岩に糸が引っ掛かってバラシ…(あちゃ~)。

この後、2人ともアタリはなく、磯の上はお通夜状態のまま納竿となりましたが、私としては、ある意味、おもろい釣行として記憶に残っていきそうです…。

4月23日(日)

乗っ込みチヌと花見ガレイとアオリイカと良型メバルを全部手にするという大志を抱いて、蒲生田半島に向かったのですが、そのくせ出発は遅く、あっちこっち見ながら岬の先っぽに到着したのは昼過ぎ…。

4月23日:蒲生田漁港

それでも一応灯台に登って伊島と蒲生田岬先端の沖磯を眺めた後、少し引き返して蒲生田漁港で釣りを開始しました。

4月23日:蒲生田灯台

既に14時を回っており、まずはサビキを垂らしましたが、生体反応なし(この時点でアオリイカ狙いは消滅…)。

続いて北からの強風の中、フカセでチヌを狙いましたが、集魚剤を忘れて四苦八苦…。

できるだけ風に逆らわないよう堤防の先端から港内に向けて頑張ってみましたが、水面をたむろするボラの群れを除くとエサ取りの姿すらなく、20㎝までのガガネ(ヨロイメバル交じり)が釣れてくるだけ…。

4月23日:ヨロイメバル

アマサギ(鳥)が1羽だけずっと横で待ってくれていたのでガガネが釣れる度にくれてやりましたが、トビとの熾烈なバトルやトゲトゲのある20㎝級のガガネをあの細い首で丸のみするなど…見ていて結構面白かったです。

また、日没後、私がマキエバケツで辺りを流し始めるとすぐにいなくなり、「よ~解っとるなぁ~、俺より賢いなぁ~」と感心させられました。

そして、日が暮れてからはメバル狙いで青虫を付けて電気ウキを流してみましたが、アタリなし。

街灯の下でスズキらしき魚影が見えたのでルアーを引いてみましたが、これも反応なし。

最後はメバリングを試みるも、車中にメバル用のソフトワームを置き忘れ、取りに行くのが面倒なのでワームの代わりに青虫を付けて底を引いてみたところ、意外にも1投目から小気味よい引きで22cmの丸々としたメバルが釣れてきました。

これは、連発か?と張り切りましたが、その後は小ガガネばかりで終了。

結局、大志に答えてくれたのは最後のメバル1匹のみでしたが、良い景色と釣り人がほとんどいない(よっぽど釣れてない?)のが気に入り、来週も来てみようと思うのでした…。

4月29日(土)

先週に引き続いての蒲生田ですが、昼から雨の予報だったので、今回は車横付けの場所で、前回できなかった投げ釣りを試してみました。

4月29日:蒲生田

最初は車のバックドアを開けて雨を凌ぎ、更にアタリが遠くなると「バックミラー釣法(運転席のシートを倒して、ウトウトしながらバックミラーで穂先を眺める)」を駆使して頑張り?ましたが、肝心の釣果の方はベラ・クサフグ・ヒトデ・ウミケムシといった招かれざる客ばかりでウンザリ…(「憎まれっ子世に憚る」は釣りから発生した言葉だと私は思っています(笑))。

4月29日:バックミラー釣法

帰る途中、「乗っ込み時期に狙う場所ではない」と思いながらも、大潟港最奥の岸壁に寄ってフカセでチヌ・キビレを狙ってみましたが、潮が下がり泥濁りも酷く水温も低そうで、こちらは「憎まれっ子すら世に憚っていません」でした(涙)。

4月29日:大潟港奥

4月30日(日)

4月最終日は、アオリイカ狙いで高知の佐喜浜漁港まで足を延ばしました。

4月30日:佐喜浜漁港

天気予報は朝から晴マークでしたが、昼過ぎまで小雨がぱらつき、現地で買う予定だった活きアジも売り切れで、仕方なくいつもの「わらしべ釣法(自力で餌を釣る)」をせざるを得なくなりました。

港内の車横づけの場所に陣取り、まずキスの仕掛けを港内に遠投して底をサビいてみましたが反応はなく、針だけをフグに取られて終了。

そしてイカ用の餌を捕るためにほったらかしサビキ(サビキに食いついた魚をさらに大型魚が食うことを想定して針とハリスを太くしてあるサビキ)を入れてみると、こちらは予定通りピラニアのように小サバが群がり、とりあえずエサの心配はなさそうです(ほんとは小アジが良いのですが贅沢は言えません)。

底は砂地なので、背中にかけ針を背負わせた「小サバ泳がせ」によるアオリ狙いと、ほったらかしサビキによるヒラメ・マゴチ狙いを併用しながら待ちの釣りに入りましたが、結果の方は散々で、ほったらかしサビキには1回だけ強烈な当たりがありましたが、リールに糸が絡んでいて瞬時にハリス切れ(最初は青物かと思いましたが、後から冷静に分析するとエイだったかも…)。

アオリ狙いも辺りが暗くなってから1回だけイカが抱き着いたような感覚がありましたが、途中で放されて(サバは死んでいましたが、かじられた跡はなかったので気のせいだったかも…)ジエンドとなりました。

以上、(春なのに…)寂しい4月のご報告でしたが、オー君はいつもの場所で良型マゴチ(53cm)を仕留めています。

オー君のマゴチ.  オー君のマゴチの刺身

本人曰く、「今年に入ってから苦節4か月…長かった…」とのことですが、既に抱卵もしており、こちらは着々と春に向かっているようです…。