司法書士法人小笠原合同事務所

釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(47)

23.04.08
釣り人宮崎の釣行記
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余裕をかまして桜の撮影……かろうじてアメゴゲット!!

例年、3月は一年で一番水温が低い時期ですが、春の産卵期を控えて動き始める魚も多く、渓流の解禁も重なって、ワクワクする月です(まあ、一年中ワクワクしてますが(笑)…)

3月4日(土)

先月夜釣りでボーズを食らった内の海の「焼き牡蠣食堂」奥の石切り場…。

3月4日:石切り場

結構水深があったので昼間にもう一回試してみましたが、やっぱりダメでした(小ガガネ1匹)。

3月4日:小ガガネ

3月5日(日)

「寒グレ最終日」と題して、釣友と牟岐大島に今年3度目のチャレンジをしました。

過去2回はクジ・天候に恵まれず、2連続ボーズを食らっているので、今回は何としても釣らねばならぬ!と気合を入れて臨みました。

そんな思いが通じてか、全体クジは7番区(北西風に強く冬場でも安定した釣果が望める…らしい…)。

船中クジは釣友が2番クジ(番号の若い順に好きな磯を選べる)を引き当て、当人が最も上がりたがっていた「地富士」に奇跡的に渡礁することができました。

3月5日:地富士

最初、いつもの遊動仕掛け(ウキ下4ヒロ)でワンド奥の瀬際を狙いましたが、40cm位のブダイが来ただけで、グレの気配はなく、今日もババ引いたかぁ~と思っていたところ、釣友が海面に魚のボイルを発見。

最初はボラと思っていましたが、そのうち群れが近づいてきて、よく見ると何と湧きグレではありませんか(しかも良型揃い…)。

マキエはほとんど食ってないようでしたが、根気よく浅ダナ狙いをしていた釣友がついに掛けた(惜しくも針外れ)ので、私もこの日は無精することなく、満を持して用意していた細仕掛け(会長の形見の0.8号竿・道糸1.25号(急遽ナイロンのハリス用を10mほど巻き込み)・ハリス0.8号(お手頃価格のトヨフロンLハード)・針はヘラスレ4号の全遊動)に切り替え、マキエも実験を兼ねて海苔グレ(集魚剤)ベースのパン粉を作り、サシエも海苔グレダンゴやアミダンゴも用意して本気で湧きグレ攻略に乗り出しました。

ボラのように海面でパクパクやっているので、海苔グレに反応するだろうと期待していたのですが、残念ながら、それらのマキエ・サシエは全く無視され…。

結局、赤アミ主体のマキエ+沖アミのむき身のサシエ(もちろん安価なマキエ用を使っています(笑))でやっていた時、ついに竿引きのアタリがあり(タナは1ヒロぐらい)グレが掛かりました。

大きくはありませんが、何しろ仕掛けが細いのでスリル満点、瀬ズレしないように注意しながら無事にタモに収めたのは32㎝のキープサイズでヤレヤレ…。

3月5日:グレ1

しかし、その後はまたアタリが途絶え、「バッタリ」「沖富士」「中富士」「地富士」に囲まれたワンドの中には常に湧きグレがいるものの、周囲も含めて全然竿が曲がりません…。

そこで、今度はエサを沈めるのをやめ、M名人の記事にあった「サシエを常に海面下に保ったリーリング釣法」をやってみることにしました。

「アタリはごく小さい」と書かれていたので、太目の穂先(私はすぐ穂先を折るので、だんだん先が短くなり、持っている磯竿は例外なく2~3番ガイドの位置がトップになっています(笑))に神経を集中させながら、「投げてはゆっくり巻き…」を繰り返していると何回かコツッと来ての空振りがあり、更にしつこく繰り返しているとついにグレが掛かりました。

最初はボラを海面で掛けた時と同じように首を振るだけでしたが、次の瞬間、我に返って鬼のように突っ込みを始めました(産卵直前のはずなのによく引くこと…)。

釣友に「ついにやったぞ!」と声をかけ、慎重に、かつ、走らせないようにしっかり絞め込みながら「早く弱ってくれ」と願っていると、そのうち徐々に浮いてきました。

瀬に触れたら一発でアウトなので、一度空気を吸わせてからも気を緩めず、絶対に反転させないように注意してタモに納めてみると43㎝(これで今日はもう満足…)。

その後、しばらくしてようやく釣友にも良型がヒットし、何回も掬い損ねた挙句、やっと獲ったのが何と48㎝(これさえなければ最良の一日だったのですが(笑)…)。

まだ続きそうな感じだったので、この時点で仕掛けの号数を上げれば良かったのですが、無精して、次に来た良型には瞬殺され、その後アタリはストップ。

昼前に少し深め(それでも1ヒロ強)で32㎝を追加したものの、昼前には湧きグレもいなくなり、あえなく納竿となってしまいました。

3月5日:グレ2

結局、釣果は私が32~43㎝を3匹、釣友が48㎝を1匹で、数的には貧果でしたが、周囲が全然ダメな中、40㎝超も出たことを考えると、正に「御の字」の一日でした(めでたく寒グレ終了!)。

3月12日(日)

アメゴの解禁を受け、昨年、よく新聞等に載っていた那賀川上流に行ってみました。

アメゴで那賀川に入るのは初めてだったので、場所が分からず、とりあえず鮎でお世話になった木頭の北川本流を遡ってみたのですが、渇水状態で先客もいたので、竿を出さないまま支流の槍戸川を目指して引き返すことにしました。

車を走らせていると、途中、小さな支流があり、車を止めて漁協の看板を見ると「蝉谷」とあり、何となく名前に惹かれたのと、まだ10時前だったこともあり、ちょっと寄り道してみることにしました。

上流に向かって少し車を走らせると、アメゴの養殖場があり、その向かいにちょうど良い駐車スペースがあったので、そこに車を停めて川に降りてみました。

3月12日:蝉谷1

ここも水量が少なく、竿を出すのをためらう程でしたが「マイナーポイントの方が魚が残っとるかもしれん…」と自分に言い聞かせ、ウェーダーに着替え、上流に向かって釣り上ってみました。

しばらく魚のいそうなポイントはなかったのですが、30mぐらい上ったところで少しマシな深みがあり、岩陰から仕掛け(餌はイクラ)を入れ、少し流してみると待望のアタリがあり空振り(おる、おる、なんかおる~)。

そして次もコツコツと来て空振り…、次も空振り(どうも魚が小さいようです…)。

そして5投目ぐらいに上流に向かって目印がすっ飛んでついに今季初(那賀川初)のアメゴが掛かりました。

3月12日:アメゴ1

10㎝ちょっとの赤ちゃんサイズでしたが、メチャ感動…(魚がいるかどうかわからない場所で釣った1匹目はいつも独特の感動を与えてくれ、これも川釣りならではの醍醐味だと思っています…)。

その後、小さな堰を越えて更に遡ったところで15㎝位のが来ましたが、それっきり全くアタリ無し…。

「場所が小場所過ぎるんかなぁ~」「もう全部釣られてしもたんかぁ~」といつものボヤキモードに突入しつつ、更に遡ると、やっと1ヒロ以上水深がある大きめの落ち込みに出くわしました。

3月12日:蝉谷3

「ここにおらんかったらもうアウトやな…」と思いながら仕掛けを入れると、コツコツと来て空振り、次も空振り、表面の流れに押されて思ったところにエサが入らないのでジンタンを針上に追加して、イクラも4個掛けにして向かいの大岩スレスレに入れたところ、今度は底の流れを捉えたようで、上流に向かってエサが流れ、更に大岩の下の隙間にまで入っていきます。

「まるで磯の2枚潮攻略やなぁ~」とか思いながら、目印まで水中に入れ込んでいくと、ついにグィーと穂先を抑え込んできました。

今度はちょっとマシな型で、丁寧に取り込んで計ってみるとちょうど20㎝(最低目標達成!)。

しかし、あとから思えばここがこの日のベストポイントだったようで、同場所で小型を6匹追加して上流に向かったものの、その後は目ぼしいポイントもなく、アタリもなく。

おまけに安物ウェーダーのフェルトが剥がれて(昨年磯でも同じことをやった記憶が…)、ついには足を滑らせて岩に尻もち…(骨盤が粉砕したかと思いましたが、何とか歩けて一安心、やはり渓流は危険です…)。

3月12日:アメゴ2

ここで、この沢はあきらめ、本命と考えていた槍戸川に向かいました。

本当はこちらをメインとするはずだったのですが、既に夕方が近づき、雨もぱらつき始め、テンションも下がる中、四季美谷温泉を少し上ったあたりでやっと降りれそうな場所があったので、ここで日没までの1時間に賭けてみることにしました。

急いで準備して川に入ってみると、想像していたより水は少なかったのですが、それでも一か所だけ水深と適度な流れのある淵があり、そっと覗いてみると20~30㎝位の魚影が何匹かいます(おる、おる、尺がおる~)。

頭の中では既に「夕マズメにまさかの尺アマゴ連発…」というメルマガの見出しがチラついており、満を持して仕掛けを入れてみると数投目、水中に入っていた目印が横走りし、合わせると期待通り大物が掛かりました。

間違いなく尺上で「やった!ホンマに来たぞォ~」と慎重に慎重に寄せてくると水面でギラリ…。

ところが…「ん?なんか引きと魚体に華やかさが無いぞ?ゲゲッ?もしかして」…そう、期待に反して上がってきたのは40㎝弱のイダ(ウグイ)でした。

3月12日:イダ

一気に力が抜けてしまいましたが、その後、執念で15㎝のアメゴを1匹追加して、11~20㎝10匹でこの日は終了。

キープサイズ(一応15㎝超)は5匹だけという貧果でしたが、持ち帰ってM名人お勧めの素揚げにして食べてみたところ、癖のない上品な味で、いくらでもいけそうな感じでした。

3月19日(日)

40㎝級のカレイが釣れる貴重な釣り場として、ずっと気になっていた南あわじ市の福良湾の筏…。

3月19日:福良湾

船長さんの話では「釣れてない…」とのことでしたが、釣れているときは予約が取れないので、思い切って釣友と2人で上がってみることにしました。

3年前には小型ながら21~26㎝が4枚釣れており、今回も「1枚ぐらいは釣れるだろ…あわよくば30㎝超…」と淡い期待を抱いて釣行したのですが、現実は甘くなく。

朝の7時から16時まで粘って釣友が木っ端ガレイ1枚、私がアジゴ1匹という、驚きの大貧果に終わってしまいました。

天気は良く、昼寝もできたし、カセットコンロを持ち込んでマルちゃんのきつねうどんも食べれたので、それはそれで良かったのですが…、やっぱり「釣れない釣り」はつれないものです。

3月21日(火)

大活躍していたアメゴ竿をメンテナンス中に固着(ばらして乾かした竿を元に戻すとき逆さまに入れてしまうという間抜けなミスですが、以前にもタモ網でやったことがあります…)させた上、折ってしまい…。

更には怒って叩き折った竿の破片が手に刺さってとれなくなり…、先週の尻もちの後遺症で尻もまだ痛い…、天気は朝から雨…。

ということでテンションは下がりまくりでしたが、このままでは鬱になってしまいそうなので、仕方なくファミリー延べ竿、靴底を張り直したウェーダー、先週の残りイクラ(再冷凍)を持って、夕方から勝浦川上流に行ってみました。

3月21日:勝浦川1   3月21日:勝浦川2

勝浦川もアメゴで入るのは初めてで、場所を探してうろうろしているうちに5時近くになってしまい、結局、儀三郎橋とかいう橋上流の入渓しやすいところから釣り上ることにしました。

予想通り目ぼしいポイントはなく、当然アタリもなく、200mほど上ったところで魚道の付いた堰に行き当たりました(ここが本日最初で最後のまともなポイントでした)。

落ち込みに何度も仕掛けを入れ直してみましたがアタリはなく、かといって一度車道まで戻らないとそれ以上は上れないので、あきらモードでしつこく流れの筋を変えながら付近を流していたところ、流し切ってエサが浮き加減になったところでついに初めてゴツンとアタリがあり、ラッキーにも向こう合わせになりました。

「ハァァァ~!おったぁ~!、良かった~!外れるなよ~」と魚に語りかけながら、大事に取り込んで計ってみると19㎝(惜しい!あと1㎝)。

3月21日:アメゴ

その後、暗くなるまで同じ場所で粘って15~16㎝を3匹追加して終了となりましたが、勝浦川でもアメゴが釣れたので今日はこれでOK。

大した釣果でなくてもその「釣れてきかた」によっては、小魚数匹でもその日全体が「良い一日だった」に代わってしまう…。

これだから釣りはやめられません…。

3月25日(土)

昼から勝浦川支流の旭川筋を見て回りましたが、入り易そうな場所には先客がおり、とりあえず古屋敷?の小さい支流に入ってみました。

3月25日:勝浦川1

やはり水量が少なく、半ば賭けでしたが、「魚がいないことを確認する」つもりでしばらく釣り上ってみると、少し水量が増えてきて、ようやく12㎝級が1匹(おったぁ~)。

3月25日:アメゴ1

しばらく間をおいて14㎝級が1匹(おるけどチビばっかりか?)。

3月25日:アメゴ2

そして、更に上ってみると、両サイドに木が生い茂り始め、少し薄暗い感じになってきたところで19㎝(やる気モード復活…)。

3月25日:勝浦川2

その後、18~19㎝ぐらいのが揃いだし、夕方まで釣って12~19㎝が9匹となったところでいつものように仕掛けがもつれて終了となりました(15㎝以上は7匹)。

3月25日:アメゴ3

20㎝にもツ抜け(2桁)にも届かなかったのは残念でしたが、そこそこ満足し、欲を出して今度は今季初のメバル狙って鳴門の室漁港に向かいました(が、これが間違いの元でした…)。

20時ごろに釣り場に到着し、いつもの電気ウキ仕掛け(餌は青虫)で開始したのですが、水面から底、沖目、波止際と何処を探ってもアタリはなく、2時間ちょっとで15㎝位のガガネが1匹釣れただけ…。

そうこうしているうちに、道糸がリールに噛み込み、それを直そうとしてスプールを外したところ、手が滑って石垣の間に落ちてコロコロポッチャーン…。

慌てて道糸を手繰りましたが、カキ殻に引っかかって糸がプッツン、そして私の頭もプッツン→強制終了。

「やり場のない怒り」を持て余しつつ、家(藍住)に帰ったのですが、ここで「ウエストクーラーボックスを釣り場に置き忘れてきた」という新事実が発覚し、もう一度プッツン…。

でも、さすがに日付も変わって疲れとショックで眠く、「今日は午前中一杯は雨やけん、暗いうちに取りに行ったら誰も来んけんいけるわ…」ということで2時間ほど寝ることにしました。

3月26日(日)

朝4時に家を出て、予定通り夜明け前に室漁港に到着。

ところが、傘を差しながら波止を見に行くと、何と潮が満ちて石垣が水没しているではありませんか…。

「何じゃあ~これは!ええ加減にせえよ!」と、またひと吠えして帰ろうとしたその時、波に打ち寄せられて波止際でプカプカしているボックスを発見。

奇跡的に回収して、ちょっとだけ気分よく帰宅したまでは良かったのですが、ここでまた新たな事実が発覚…。

何と取り外し式の内箱が流出してしまっているではありませんか(これがないと使い物にならない…)。

「やり場のない怒り」は最高潮に達し、あきらめてふて寝を決め込んだものの、なかなか寝付けず、結局、もう一度室漁港へ行ってみることにしました(冷静に考えると、安価なものなのでそこまでする必要もなかったのですが…)。

そして、すっかり明るくなった室漁港に到着してみると、潮も引いて石垣が顔を出しており、もう一度辺りを散策してみると「あ、あったぁぁぁ~!」。

またしても奇跡的に石垣に挟まった内箱を発見し、無事回収。

何やら訳の分らない達成感を胸に一度帰宅し、雨が止むのを待って昼からまた勝浦川上流へ向かいました。

途中、釣り場の散策に加えて、桜の撮影などと余裕をかましているうちに、またしても時間が無くなり、この日も夕方近くになってから月ヶ谷温泉横に流れ込む杉地谷川に入渓となりました。

3月26日:勝浦川1   3月26日:勝浦川2

水の色が心なしか緑がかっており、ここも魚がいるか不安でしたが、それでも15~18㎝のアメゴをかろうじて2匹ゲットし、そして夜が来たので、また海へ向かい、月見ヶ丘海浜公園最奥部の石畳で電気ウキを浮かべてみました。

3月26日:アメゴ

ここも藻がほとんどなく、潮も止まっており、22時頃まで粘ってまたしても15㎝ぐらいのガガネが1匹釣れただけでしたが、それでも「もう帰ろうか」「いや、もう一投」の繰り返しをしているうちに、ついにウキ下2ヒロ半(多分底スレスレ)で遠投していたウキが少しシモり、次の瞬間一気に消し込みました。

これは小まいな…と思いながらしばらく待っていましたが、ウキは浮いてこず、少し糸を張ってみると竿先を抑え込んできたので、合わせるとグリグリ…。

やっとの思いで手にしたのは待望のメバルで18㎝。

3月26日:メバル

その後、同型を1匹追加して、川と海を右往左往する長い長い2日間は無事終了したのでした…ハァァ~。


PS:しばらく低迷が続いていたオー君ですが3月は小型ながら、ポツポツと釣っています。

良型らしきアタリは全て針外れで天を仰ぐことが多かったようですが、今、漁運を溜めている最中なので、そろそろデカいのを釣りそうです。

3月26日:オー君1   3月26日:オー君2

3月26日:オー君3   3月26日:オー君4