釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(46)
淡路島・沼島で寒チヌ&マダイ狙い!結果は……!?
例年、2月は水温低下で特に近場は厳しい時期ですが、趣のある月でもあります…
2月5日(日)
先週、下見だけに終わった勝浦川ですが、今回は丈六の深みで昼から竿を出してみました。
何でもいいから魚の存在を確認したかったので、まずは筏竿(リール付)を使い、胴突きワカサギ仕掛にサバ虫を付けて深みに放り込んでみました。
予想に反して根掛かりはなく、数投目で置竿の穂先にツン・ツンと僅かなアタリが…(おる、おる、なんかおる~)。
そして、さらに数投後、穂先がグイーと絞り込まれ、慌てて竿を取るとなんか掛かりました。
結構引くのでフナかな…と思いながら寄せてくると40㎝位のイダ(ウグイ)で、スマホで写真を撮ろうとモタモタしているうちに反転されて切られてしまいました。
普段は嫌われ者のイダですが、シチュエーションが変わるとそれなりに感動するもので、「これは、ハエンボ(オイカワ)も可能性あるかも…」と、次は安物の延べ竿を取り出して、専用マキエを撒きながら、本来のウキ釣りをしてみましたが、その後は全く生体反応のないまま日没に…。
天気は穏やかで、狙いを変えて海での夜釣りも脳裏によぎりましたが、この日はおとなしく撤退しました。
2月9日(木)
昼からのシフト休を駆使して、もう一度勝浦川へ…。
前回、対岸の浅瀬に小魚らしき波紋が立っているのを確認していたので、今回は思い切ってそこに立ち込んでみました。
流れはほとんどないもののウェーダーは危険なので水に入るのは股下までとし、6mの渓流竿(1万円の安価なものですが、鮎・アメゴ・ハエと大活躍しています)でウキ釣りをしてみました。
最初はできるだけ深みを狙って悴む手でマキエを打ち、ウキ下1ヒロで釣ってみたのですが、30分ほど経ってもやはりアタリらしきものはありません。
北風の吹く寒々とした川辺には魚の気配も感じられず、体は冷えるし、開始早々あきらめモード…。
そしていつものつぶやきパターンへ…。
「こないだは確かに波紋は立ちよったけどな~、あれ絶対魚よな~、メダカサイズやったんか~?、砂地ベースやけんアカンのか~?日が照れば浅瀬の方が水温が上がると思うけどな~、今日は曇りで寒いけんあかんのか~?」etc…。
そして1時間以上たったところで、思い切って立ち位置を岸寄りに変え、自分がそれまで立ち込んでいたラインを半ヒロのウキ下で狙ってみることにしました。
「本来ハエは開けた浅場を好むしな~、浅いとこには小石が入っとるしな~」とまたブツブツ言いながらやっていると、数投目、ウキがスッと入ったような気がして反射的に合わせましたが空振り…。
「今のアタリと違うか?根掛かりか?それにしてはスピードがあったよな…」とかなんとか言いながら少しテンションが上がり気味に(体温も少し上がったような(笑))…。
でもその後はまたアタリがなく「やっぱりおらんのか~、目の錯覚か?」とぼやきながら一度岸に上がってマキエを持って再び川へ…。
多めに撒きこんでまたしつこくそこをトレースすると数投目にまたウキが沈んで空振り…、「今の絶対魚やろ!これ、絶対なんおるわ!」ともう1投…。
すると、次もゆっくりウキが消し込んで間をおいて合わせると、ついに掛かりました。
ブルブルとした生体反応で水面を割ったのは、待ちに待ったハエンボ。
型は10㎝位でしたが、昨年から苦労して自力で場所を探し、通算4度目でやっと手にすることができたハエンボは、まさにグレ以上に輝いて見えました(どうしても寒バエとして2月中に釣りたかった…)!
そして、その後は魚が寄ったのか、少し大きめのサイズを交えて3投に2回ぐらいの割合でアタリがあり、2時間弱で10~14㎝が18匹釣れたところで、仕掛けがもつれて第1ラウンドは終了となりました。
鮎釣りと同じく、上手な人と比べると一桁違う釣果ですが、それはまあ良しとして、引き続き第2ラウンドの鳴門・鯔越水門(前月号で「ボラゴエ」と書いてしまいましたが、正解は「イナコシ」らしいです…)へ向かいました。
夕方のラッシュもあり、釣り場に着いたのは完全に真っ暗になってからでしたが、今度は第1ラウンドとは打って変わって、得意の「車中傍観投げ釣り」…。
予想通りアタリはなく、前日の半額スイーツをかじりながらコーヒーをすすったり、音楽を聴きながらウトウトしたり、ギターの練習をしたりと、誠に不謹慎な釣り?を続けていたのですが、小一時間ほど経ってエサの点検のため遠目に投げていた竿を煽った時にほど良い重さが…。
巻き上げてくる途中何回か魚っぽい動きがあり、手前に来て更に重くなったので「これは大型のアナゴやな」と思いながら慎重に引き抜くと何とひし形の白いお腹が…一瞬目を疑いましたが、よく見ると愛しのカレイではありませんか…。
「げぇー、お前こんなとこに居ったんか~、去年に続いてまた夜釣りでかぁ~?、やっぱり来てよかった、釣りはホンマにわからんなぁ~」とまた歓喜のブツブツ(注:ハエンボもカレイも一般的にはそんなに大騒ぎするような魚ではないので念のため…(笑))。
サイズは27㎝で大きくはありませんでしたが、今年の第1号(下手するとこれが今年最初で最後の1尾かも…)で大満足。
その後は夜中までアタリすらありませんでしたが、私にとっては「半日で2度おいしい」思い出深い釣行となりました…。
2月11日(土)
一昨日のカレイに味を占め、今度は里浦海岸最北の小突堤で「車中傍観投げ釣り」をやってみました。
竿4本を出し終わり、車中で叔母からの電話を取りながら何気なく外を見ると、一番手前の竿にアタリが来てケミ穂先がガンガン絞り込まれているではありませんか…。
法事の話だったので切るにも切れず、イライラしながらできるだけ手短に話を終わらせ、車から飛び出して竿を手に取るとラッキーなことにまだ魚がついています。
かなりの重量感でしっかり首も振っているので、「ヤッタ、今度こそポン級アイナメ!」と、根掛かりに注意しながら一気に引き寄せ、浮かせてみると「あれぇ~銀色で丸いぞ~???」。
正体は38㎝のキビレで、良型でしたが狙いのアイナメではなく少しがっかり…。
旬を外しているのでそのまま海にお帰り頂き、その後も2時間ほど粘ってみましたが、アタリはこの1回のみでした。
2月12日(日)
風のない好天気に恵まれ、気合を入れて朝7時過ぎから和田島の自衛隊裏の小波止で投げてみましたが、昼まで釣ってヒトデンジャーが2枚のみ…。
その後、偵察がてら2時間ほど阿南の大野突堤の切れ目から川筋に投げてみましたがここでも全くアタリなし…。
その後、家に帰って所用を済ませ、夕方からいろいろ釣り場を見て回ったあげく、内の海の石切り場へ。
池のような状態の真っ暗な海に向かって竿を並べて、車中で待つこと3時間…。
もう帰ろうかと思った22時過ぎにやっとこの日初めての生体反応があり、途中までアタリも引きも100%アナゴでしたが、水面近くで暴れ始め、上げてみる41㎝のセイゴでびっくり…。
今日もアタリはこの1回のみで、ボーズだけは逃れてヤレヤレの1日でした。
2月16日(木)
釣友と淡路島・沼島の五合バエで寒チヌ&マダイを狙ってみましたが、それらしきアタリはなく、目ぼしい外道は60㎝のコブダイ、65㎝のボラぐらいで、後は竿3本入れてもベラばかり。
仕方なくボラを持ち帰って食べてみましたが、昨年甲浦で釣ったものより脂が乗っており、ハラミはサシミ(2日目ぐらいが美味)、背中はボラキムチ(思い付きで作った豚キムチのボラ版ですが、身がしっかりしているので結構合います)、アラは野菜と豆腐をいっぱい入れた味噌汁にして、おいしくいただきました。
2月18日(土)
日没から満潮までの2時間、偵察がてら北灘・櫛木波止つけ根の砂浜から投げてみましたが、10㎝のガガネ1匹でした。
2月19日(日)
北西の爆風の中、満ち込みを狙って昼から夕方まで旧吉野川左岸の砂利置き場から「車中傍観投げ釣り」をしてみましたが、釣具(車も含む)が砂まみれになっただけ…。
その後、日没から満潮までの3時間、また鯔越水門で粘ってみましたが、納竿間際に釣れた25cmのガガネが唯一の魚でした(これも良型だったので、味噌汁にしておいしくいただきました)。
2月23日(木)
昼から日没まで満ち潮狙いで新町川・沖洲突堤、日没後から3時間遅れる満潮を狙って内の海の「焼き牡蠣食堂」の奥から投げてみましたが、アタリは一度もありませんでした。
2月25日(土)
「寒グレシーズンに磯に行かんと車の中から投げ竿の穂先を見よるとか、阿波の釣り師の風上にも置けんやっちゃな!」などと、釣友に執拗に尻を叩かれて、しぶしぶ単独で牟岐に行ってきました。
予報通り波は高く、北からの強風の中、船は1番区(北風がモロ)で、更に私の船中クジは9人中9番目…。
抽選場でのクジ引きが終わった直後、いきなり船は港内の「タコ」に瀬付けし、一人が渡礁。
そして、次に「松」の前で船を止め、「誰か降りんと上がるとこないよ~」と船長…。
見切品のたたき売りのような感じでしたが、誰も上がりそうになかったのと、ヘタレの私は「寒いの…怖いの…」は嫌だったので、思い切ってそこに上がることにしました(注:ここにもグレはいますが、数は少ない…)。
足場もよく、波もなく、足元から竿2本以上あるので、集魚剤なしでやり始めましたが、やはりマキエが飛ばず四苦八苦…(それでもケチって最後まで押し通してしまいました(笑))。
更には当て潮気味なのと、舞い込んでくる風に押されてて、結局足元で仕掛けを合わせるしかなく、結果30~32㎝のイサキが2匹、33㎝のオオモンハタが1匹、あとは50㎝弱のブダイとコブダイ、その他、イトフエフキ・ガガネ・ベラ…と、底物外道と戯れる1日となってしまいました(集魚剤を混ぜて沖目を狙えばイサキはもう少し釣れたかも…)。
なお、好調の桃ノ木周辺(裏回り)に上がった人達は、北風に真っ向から立ち向かい、30~40cmのグレを結構釣っていましたが、何度も頭から波を被ったそうです…(怖)。
なお、釣友は、悲惨な私の釣果を聞いてそれはそれは嬉しそうでした。
PS:冒頭で述べた通り、水温低下が著しく、さすがのオー君も1月に続いて苦戦…。
後半には大型のアタリも数回あったらしい(残念ながら食いが浅く全て針外れ)ので、3月以降に期待です。