司法書士法人小笠原合同事務所

釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(43)

22.12.04
釣り人宮崎の釣行記
dummy

毎年恒例の九州釣り行脚へ

11/3(木)11月に入ったので、今年も35年間狙い続けてまだ1枚も釣っていない40cm超のイシガレイを目指し長原へ…。

上げ潮狙いで夕方まで粘りましたが、予想通り、20cm級のキビレ・ヘダイが釣れただけでした(途中、良型のキビレらしき魚が掛かったものの、タモの用意ができておらず、片手でオロオロ組んでいるうちに根にまかれてバラシ…。
 
そして、満潮の潮止まりになるとフグが増え、下げに入るとヒトデが連発となりました)。まだ水温が高いかな~と思いながら帰る途中、根元付近で釣っていた常連らしきファミリーに釣果を聞くと「50cm近いチヌやキビレ、60cm位のスズキも釣れるんやけど今日はカレイが1枚だけ…」とのこと。「えっ?カ、カ、カ、カレイですか?イシですかマコですか?どれくらいですか?見せてもらってもいいですか?」と私…。クーラーに座っていたお姉さんをどかせて中を見せてもらうと何と良型のマコガレイが入っているではありませんか…(おせっかいにもメジャーを取り出して計ってみると37cm)。「チヌとかよりこっちのほうがはるかにいいですよ(もちろん私見)!凄いですね!貴重な情報をありがとうございました!!!」と、釣った本人よりもはるかにハイテンションで岐路についたのでした。

11/6(日)数はともかく今年もカレイがいることは確認できたので、今度は今切川を挟んで向かい側の薬師裏から投げてみることにしました。
 
事務所のO君のホームグラウンドでもあり、行こう行こうと思いつつ、冬場は北風が向かい風になるのと車から歩く距離が長いことがネックになって今回は実に約40年ぶりの釣行となりました。昼前から夕方の満潮にかけての満ち潮狙いで突堤つけ根の砂浜から川幅の一番狭い場所(多分一番流れが速い)に向かって投げました。川の中心まで投げると満ちの流れであっという間に左(川上)に流されますが手前は反転流で右流れとなっています。竿4本を遠近投げ分けて小キビレ・チャリコ・キス・トラギス・フグなどを釣りながら辛抱強く待っていると満潮の潮替わり時に近投の竿についに今季初のマコガレイが来ました。26cmの小型でしたが\(^o^)/…帰って煮つけにしてヒレまでしゃぶりつくしました(笑)。
  

11/10(木)前日、釣友から沼島(淡路島)で50.2cmのグレ(クチブト)を釣ったという写真付きラインが入り大ショック!(実際、兵庫県で50cmのグレは快挙で、渡船記録も更新…)。かなり心が揺れましたが、年に一回は筏のダンゴチヌもやっておきたいということで、予定通り、内の海の筏に行ってきました。

ところが、結果は散々で、午前中は潮が全く動かず、表面に群れるバリ子を除いて生体反応なし。午後は堀越向きの前に出る早い流れに翻弄されて四苦八苦(ダンゴはフカセと違い、前に出る潮はとても釣りにくいのですが、ここの筏はダンゴの場合、竿を出す方向が決められています…)。結局、潮の変わり目に「サナギのかけらの生ミック包み」で32cmのチヌ1枚釣るのがやっとでした(恥)。

なお、帰りにカレイの名所「撫養川河口」の様子を見に行き、関西からの釣り客に話かけてみましたが、全然ダメとのこと…、ところがその直後「アカン、今度は自分の仕掛けを釣ってもた…」と言いながら巻き上げた仕掛けに何と35㎝位のマコガレイが付いており、「あんた、幸運の女神や~」とおっちゃん大喜び…(私、一応男ですけど…)。なんか、人の釣果で興奮することばかりが続いていますが、何はともあれカレイがいるだけで嬉しい(私は、ヒラメよりカレイ党なので…(笑))。なお、自分で釣ったなけなしのチヌも塩焼きにちょうど良いサイズで、さすが晩秋、脂も乗っており、なかなかの美味でした。

11/13(日)悪天でしたが、昼から雨が止んだので昨年スズキが釣れた里浦海岸の小波止に行ってみました。

青虫のウキ釣りで夕方に良型を掛けましたが10mぐらい沖に走ったところで針外れ…。電気ウキに替えてしばらく頑張ってみましたがまともな当たりはなく、途中豪雨となったので粟津漁港に移動してしばらく車中で待機。小ぶりになったところで車横づけの港内向きでハッチバックを屋根にして2時間ほど釣ってみましたが、小キビレとハゼが釣れただけでした。水銀灯下の係留漁船と波止際との間に何匹か60~70cmのスズキが付いており、一回だけ小魚を追いかけるシーンがありましたが、スズキがあんなに速く泳ぐのを見たのは初めてでビックリ、また、追われて足元に逃げてきたサヨリが30cmを軽く超えていたのにもビックリでした。

11/15(火)前述の50cmクチブトを釣った釣友と旧吉野川川筋にある粟津離岸堤0番に上がりました。釣友はグレ狙いで沖向きのテトラ上がるといっていましたが、朝になって「おサベリ(私のあだ名)の横でヒョロっと40cm超のイシガレイを釣ってやるのもおもろいな…チヌ狙いながら投げもやってみるわ~」とか何とかいって一緒に上がってきました(ほんとに邪魔…というかマジで釣られそうで怖い(笑))。昔は大型イシガレイが出ていた釣場なので、気合を入れて日の出から15時まで頑張りましたが、結局まともなアタリは40cm級ヘダイ(しかも手前で針外れ)の1回だけで終了。釣友も投げではエイとアナゴだけでしたが、さすがは絶好調男、フカセで35~53cmのチヌ5~6枚と35㎝のヘダイ・ハマチも1匹ずつ釣っていました。

11/18(金)毎年恒例の九州行脚、まずはいつもの愛媛県、佐多岬・馬の瀬(他に釣り客がいない場合は港に一番近いこの磯にしか上げてくれません…が、足元から竿3本以上の水深があり、激流が走る青物・マダイのカゴ釣りをメインとした名礁です)に上がりました。当日は、潮が小さくフカセに最適でしたが、逆にオナガが出そうな雰囲気はなく、案の定クチブト(26~36cm4匹)、イサキ(26~34cm4匹)、ハマチ46~47cmが2匹、ツムブリ45cmが1匹、ウマヅラ32cmが1匹、他、サンバソウ・アイゴ・ハマダツ・ガガネ・オセンといったところでした。
  

  
残念ながらこの日はウマヅラが釣れた時が一番のハイライトで、早速丁寧に血抜きをして肝醤油でいただきました(笑)。そして夕方には大分の佐賀関に渡り、ここで天気の再確認。今回は1年前の宮崎県、日南・水島での赤っ恥釣行のリベンジをメインと考え、それ専用のスパイクブーツまで購入していたのですが、あいにく日南海岸は数日前から大荒れ…。悩んだあげく、とりあえず海況の良さそうな玄海灘(予定とは全く逆方向ですが佐賀県も40cm超のオナガは未達成)を目指すことにし、大分市内の坂ノ市まで北上して車中泊しました(これがそもそものまちがい?)。

11/19(土)爆睡の後、前日の沖アミボイルが1角残っていたので、昼前から大分市、大在埠頭の端っこにある細漁港でチヌ狙いをしてみることにしました。
 
浅場ですが、小型船舶係留用水路の吐き出し口で、かつ、外海が荒れているので狙い目だと思い、2時間ほど釣ってみたところ、予定通りチヌ44cm、キビレ38cm、他、小型のヘダイが釣れ、気分上々…。
  
その後、佐賀の馬渡島の渡船屋に電話をしてみましたが「日曜日で明日は一杯」とのことだったので、翌日は若かりし日の投げ釣りポイントを行脚してみることにし、別府→湯布院→日田を経由して昔住んでいた久留米で車中泊しました。

11/20(日)真っ暗なうちから唐津方面に車を走らせ、まずは私の往年のマイポイントである佐賀県肥前町の星賀に行ってみました。

学生時代、佐賀市からスクーターで片道3~4時間かけて通ったポイントで当時はここで投げ釣りをしている人など見たことがありませんでしたが、あれから30数年、しかもこの日は「全日本カレイ選手権大会」の日で、危惧した通り、既に福岡からの釣り人が2人入って竿を並べていました。周辺も青物狙いのルアーマンが多数いて、結局、掛けても取り込めそうにない遠浅の道路沿いから投げることになり、案の定、根がかりの連発で2時間でベラ1匹でした。その後、昔はなかった向かいの鷹島(長崎県)との間に立派な橋ができていたので、渡って2~3か所漁港回りをしてみましたが、カレイが釣れそうな潮通しの良い場所はなく、昼から唐津方面へ戻りました。そして、懐かしのポイントを2~3か所を見て回った後、北風がかなり強くなってきたため、風裏になる唐津湾入口にある相賀漁港という場所に入りました。

ここも昔はカレイの人気ポイントでしたが、この日はルアーマンが数名とオセン釣りの年配の方が一人という錆びれた雰囲気…。結局、真っ暗になるまで粘りましたが、ピンギス1匹とフグ多数という貧果で終わってしまい、明日の馬渡島用として大量のパン粉とボイルを1角だけ買って(ここはパン粉オンリーのマキエが推奨されています…)、予約も完了させてこの日は終了となりました。

11/21(月)「やっと本命狙いで磯に上がれる…」いうことで眠い目をこすりながら、予定(5時)の15~20分前に呼子の先にある名護屋浦の渡船乗り場に着いたのですが、車は並んでいるものの誰一人いません…「あちゃ~これは…」と慌てて船長に電話してみたところ、「もう出たですバイ…、みんな1時間ぐらい前から来てまっととやけんですね、他におらんと思たら、そりゃ出ますバイ…」との返事。「確かに磯の渡船とはそういうもの(実際にこのパターンでほっていかれたことが記憶に残るだけで4回)…長年やっとるならそんなこと常識…俺が悪い…」との思いが半分、「予約入れとるんやし、遅れたわけでもないのに、せめて電話一本ぐらいしてくれよ…(実際そうしてくれる渡船屋も多い)」という思いが半分。で、とりあえず来年以降のことも考えて「すいません、また来ますのでよろしく!」と元気に答えて茫然自失…。もうケチが付いたので、佐賀のオナガはまた今度…ということにしてまた南へ向かうことにしました(一体何しに玄界灘まで北上したのか…)。しかし、天気予報を見ると日南方面の大荒れはしばらく続きそうなので、あっせっても仕方がない…ということで、青虫を300円買って、途中、これまた懐かしい有明海の干潟に寄って行くことにました(学生時代、始めてスクーターに乗って有明海に出た時に水がなかった時のショック、明け方に泥の海から紫色に輝くグチを釣り上げた時の感動…今でも鮮明に覚えています…)。
  

 
満潮が7時頃なのでその少し前について日の出を見ながら真っ茶色の泥の海(有明海はこれが通常です)に投げ竿を2本を出して有明特産の魚(グチ・ハゼクチ・ワラスボ)を釣って写真に収めようとワクワクしながら待っていたのですが、待てども待てども竿先はピクリともしません。こんなはずでは…と思いながら1時間、2時間…だんだん潮が引いて水が無くなっていき、とうとう昼前には完全に干潟になってしまいました。ここで、また愕然としたのが、昔あれ程いたトビハゼ・カニの類が全くおらず、あれほどうるさかった生物のひしめく音も皆無…早朝の渡船乗り遅れもさることながら、むしろこちらの方がショックでした…。できれば、筑後川に戻って懐かしのソウギョ(平均1mのサイズ)も狙ってみたかったのですが(実際それ専用のタモも持ってきていました)、あまりにもショック続きで気力が萎え、そのまま下道を通って柳川→大牟田→八代→人吉と南下し、えびのでこの日は行き倒れとなりました(笑)。ただ、途中、熊本県、球磨川沿いの水害の爪痕は大きく、両サイドとも道路陥没箇所がたくさんあり、工事による片側通行の連続…。のほほんと釣り行脚をさせてもらっていることに感謝するとともに、若干うしろめたさも感じました…。

11/22(火)まだ日南は大荒れの様子なので、途中温泉に入ったり、道に迷ったりしながら(カーナビは壊れており、携帯のナビも今一つ使いこなせていません…)えびの→小林→都城と南下し16時ごろに鹿児島の志布志湾に出ました。

釣りに来ている以上、もうこうなったらチヌのロクマル(60cm)、キビレ・ヘダイのゴーマル(50cm)を狙ってやろうと思い、天気も悪かったので釣り人のいない港の一番奥の車横づけポイントで竿を出してみました。南九州は比較的釣り荒れていない場所もあり、特に人が狙わない湾奥は狙い目(エサ取りも少ない)と考え、ボイルを4~5匹ずつ撒きながら仕掛けを組んで底を取り、「居れば数投で結果が出る」と思いながら釣り始めた2投目、仕掛けがなじんでウキがシモリ、少し見えづらくなったところで加速、そのまま穂先を抑えてきました。おぉ早速…と思いながら合わせたところ、いきなり竿をひったくられ、かなり慌てましたが、何とか最初の走りは止め、竿を絞って綱引き状態に持っていきました。かなりの重量感で恐らく50以上のチヌであると確信…、ハリス1.2号で15mほど先には漁船の係留ロープが伸びているので「出したらやられるぞ!」と自分に言い聞かせながら、徐々に浮かせて来るとでっかい頭がガバッと水面を割ってまた突っ込んでいきます。最初見た時はほんとに60cm近くに見えたので、ドキドキしましたが、数回の締め込みをかわして何とかタモ入れに成功。早速、メジャーを当ててみると意外と頭でっかちで(大型チヌは結構この体型が多いです…)54cmでした(それでも鹿児島県のチヌ最長寸更新でしてやったり…)。

「さすが鹿児島、次は60を読んできてくれよ…」とお願いして丁重にリリースしたのですが、その後は雨が強くなり、車のハッチバック下から頑張るもアタリはなく、日没が近づいてきました。そして、そろそろウキが見えにくくなってきたころ波止際でやっと待ちに待ったアタリ…。足下が空洞になっているので潜り込まれないよう一気に浮かしたところ、何と小型のクエ!。こんな場所で?さすが鹿児島…と思いながらタモで掬ってみると実は42cmのアコウ(正確にはノミノクチでこれも高級魚)でこれまたビックリ。

さすがにこれをリリースするのはもったいないと思い、ささっと捌いて飲み終えたコーヒーの紙コップにはぶつ切りが山盛り…夕食(コンビニ弁当)に花を添える貴重な1品となったのでした(本日はこれにて終了)…(笑)。

11/23(水)外海は大荒れ継続中で、とても残念なのですがそれはそれ…。昨日に引き続き結構ワクワクしながらこの日も湾内での大チヌ狙いとなりました(オナガは狙えませんが、渡船を使わない分、時間・場所選びが自由奔放でかえって良い面もあります…)。

この日も湾奥狙いで油津港に入り、最奥部で昨日と同じ釣り方で3投目で幸先よく39cmのキビレをゲット。

ここまでは良かったのですが、潮が引きに入るとアタリが全くなくなり、昼前に大きな漁港の中央部の水深のある場所に移動しましたが、ここも不調で小キビレと小ガガネとガザミ(ワタリガニ)が1匹ずつ釣れただけで、周りのサビキ釣りの人も全く釣れていません。

業を煮やして昼から栄松港の最奥に移動しましたが、こちらも生体反応がなく、ゴミかと思うようなあたりで悲しそうな顔をした37cmのイシガキフグ(これは初めて釣ったのでそれなりに感動)が釣れたのみでした。
 

11/24(木)休みも残り少なくなり、波も収まる気配がなかったので、断腸の思いで日南を後にすることにしました。恨めしい思いで日南海岸を見ながら国道を北上したのですが、沖が大荒れの分、所々にある小漁港の中が程よい濁りとなっており、いかにも大型が波を避け、あるいはエサを探して浅場に入ってきていそうな雰囲気です。一気に大分まで戻るつもりでしたが、途中誘惑に負け、宮浦漁港という小さな漁港に寄り道したところ、港内のウキ下1ヒロぐらいの場所で予想通り35~36cmのキビレが2匹釣れ、ほっと一息。
 
そしてまた北上しましたが、日南海岸も結構長く、走っているうちに夕方が近づいてきたので、もう1か所、鶯巣漁港にも寄り道。

港の中は水深2ヒロぐらいで、更に内側には小さな川の流れ込みがありその先がゴロタ石になっており、ウキ下は1ヒロちょっと。最初は港内向きでアタリがないまま1時間ぐらい過ぎましたが、何とかここでも記念に1匹釣っておきたいと思い河口向きに狙いを替えたところ、ついに大型が掛かりました。ゴロタ浜なので糸を出したらやられると思い強引にためると水深が浅いせいか、今度は沖に向かって横走りします。ここでも糸を出さず小波止の先端まで小走りについていきそこで思い切り竿を絞ると40cm位の黒い魚が、水面にジャンプして外れました。「えっ?オナガ?今の確かにオナガやったよな!いや、けど、こんな濁った浅い河口のゴロタ場でそれはないだろ…、いや、けど、ここは日南、外がこんだけ荒れとったらか能性はあるだろ…」などとブツブツ言いながら、結局、これでこの日は終日ここで粘ることに決定したのでした。しかし、その後、また1時間ほどは全くアタリがなく、日も傾き、更に満ち潮に入ったため波止の根元に波が被るようになってきました。「そろそろ帰らんとマズいな…」と思いながらも、未練たらしくさっき掛けたところ執拗に流していたところ、ついにウキが消え、次の瞬間竿先まで抑え込むアタリが来ました。来たぁ~‼と竿を立てると先程と同じ強い引き…、もう頭の中はオナガ一色になっていたのでとにかく締め上げるとゴツゴツと首を振りながらやはり横走り…、そして私もこれについて走ります…。そして波止の先まで行ったところでまた反転して根元に戻り戻り始めたのでそこで締め上げるとついに黒い魚体が水面に出ました。よく見ると残念ながらオナガではありませんが、型の良いクチブトです。

一発で救い上げて計ってみると40cmジャストで、オナガではなかったものの地続きの波止で釣ったクチブトとしては自己最長寸で「さすが日南」と思わせる記念すべき1匹となりました。この日はこの1匹で満足、延岡まで北上して終了としました。

11/25(金)朝起きてみると天気は快晴、ここまでくると波も収まっている様子で自分の天気読み違いに大いに後悔しました。渡船予約もエサの準備もできていないため、当日の磯は断念せざるを得なかったのですが、このままでは帰れんと思い、大分1番のオナガ釣場である深島に狙いを定めました。ここは、シーズンに入ると前日から泊まり込みで場所取りをするエリアなので今まで敬遠してきたのですが(1回だけ見回り便で上がったことがありますが、場所がなく、窮屈な思いをしただけに終わった苦い思い出があります)、渡船屋さんに行って聞いてみると「人の多さも昔ほどではないし、まだクチブトの本格的シーズンに入ってないので朝の見回り便でも上がる場所はあるだろ…」とのこと。2つ返事で予約を取り、さて、今日の釣りをどうするかな…とひと思案…。エサの調達もあり、蒲江の複雑なリアス式海岸をぐるぐる回りながら、結局、佐伯まで北上しました。かなり疲れも溜まっていたので、今日は休養日に充てようと腹をくくり、昨年も駄目だった番匠川河口で朝の9時ごろから性懲りもなくでイシガレイ狙いをしてみました。
 
が、やはり結果は散々で午前中は右岸、午後は左岸で頑張ってみたものの、昼前に34cmのチヌが竿をひったくっただけで後は何の見せ場もなく、フグと戯れる1日となりました(泣)。
 

11/26(土)やっと九州で磯に上がることになったのですが、夜中からあいにくの土砂降り(周りには瀬泊まり予定の人もおり、最悪やな~とブツブツいっています)。今回は絶対乗り遅れないようにと1時間前から渡船店に行って待機しましたが、悪天のせいか、出船は予定より1時間遅れでした(笑)。しかも、出船してみると外海は結構なウネリで久々に手に汗握る瀬渡しとなりました。小一時間で深島についたものの南向きの本命釣り場は大波が被っている状態で結局、私は自分から「安全第一」を志願して港から少し出たところにあるソワバエという磯に上がりました。
 
萎える気持ちを奮い立たせて、雨の中、マキエを撒いて様子を伺いますが、撒いても撒いても何も出てきません。仕方がないので根がかり覚悟で磯際すれすれの深ダナ狙いをしてみたところ、数投目でアカハタが釣れてきましたがその後またアタリが遠のきました。

昼前頃になって雨も小降りになってきたところで相変わらず魚影は見えないものの深ダナでアタリが出始め、チモト切れが連発するようになりました(一気にひったくるアタリ(多分キツ)とモタレるようなあたりでなぜか切れてしまう当たり(多分ウスバ)が続き、最初から反則技の合わせちゃダメジナを使っていましたが軽く10回以上は掛けて1発も取れずじまいでした…)。結局、夕方4時過ぎまで釣って、クチブトさえ釣ることができず、50cmのアオブダイ、32cmのアカハタ、30cm強のシマアジ×3という、大貧果に終わってしまいました(恥)。
 

11/27(日)帰りはいつもの佐田岬に寄りましたが、日曜日で他にカゴ・ルアー釣り師がおり、残念ながら潮通しの良い磯には上がれず、4番という地磯に上がりました。
 
午前中はほとんど潮が流れず、おまけに東寄りの強風、更に車中に集魚剤を忘れてくるという大失態をやらかし、結局、34cmのチヌ、47cmのコブダイ、21cmのメバルだけ(佐田岬の先端まで来て瀬戸内海の魚種ばかり…)という、今回の九州波止釣り行脚?を締めくくるにふさわしい悲惨な釣果となりました。
  
ちなみに私が初日に上がった馬の瀬ではカゴ釣りで85cmのマダイと75cmのハマチが上がっていました。

今回の釣り行脚は全く予定通りいかず、釣果は不本意極まりないものでしたが、懐かしい釣り場を時間をかけてゆっくり回れたので釣りの旅として良かったと思います(こういう機会を与えてくれて皆さんに感謝です…)

PS:さて、前述した11/6の薬師裏釣行時には姿を見せなかったO君ですが、実はその前日、既に同場所で56cmのヒラメをゲットしており、私が行った日は家で左うちわでのんびりしていたそうです(泣)。適水温ということなのか、11月は他にも41cmのマゴチなど、結構数が釣れたそうで、これからはフラットO君(カレイ・ヒラメ・マゴチなどの平たい魚をフラットフィッシュと呼びます)と呼ばせていただきたいと思います。