釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(42)
10月に入り、釣りも衣替えのシーズンとなりました!
10/2(日)早起きして来シーズンのために吉野川の池田ダム上流を見に行くつもりだったのですが、寝坊して断念…、昼からお馴染みの吉野川下流の西条橋下流に入ってみました。去年の同時期は足元の石についているアユも見え、そこそこ掛かったのですが、この日は増水で濁りがあり苔も飛んでいるせいか何も見えませんでした。水面では落ち鮎の群れが何度もパシャパシャやっていましたが、縄張りを持っている奴はいないようで、一度のアタリもなく終了となりました(泣)…
10/4(火)昼から勝浦川に行こうとしたのですが、肝心のオトリ鮎が売り切れで右往左往。販売店を3か所回ってやっと3匹確保して、野上橋下に入った時には既に夕方でした(泣)。帰ろうとするベテランを捕まえて、聞いてみると「コロガシではぽつぽつ掛かったが友掛けでは2匹だけ、今日はアカン!」とのこと…それでも誰もいなくなった川で一応真っ暗になるまで右往左往してみましたが、結局何の反応もありませんでした(泣)。シーズン終盤やオトリの弱りやすい盛夏など、やはりコロガシもできるようになっておかないといけないのか…と痛感しました。
10/8(土)最近沼島のグレ狙いにハマっている釣友から「本ハゲも結構おったぞ…」との連絡を受け、二人で下立神岩に上がりました。昼磯は実に3カ月半ぶりでワクワクでしたが、今回はメインをハゲと考えていたので最初からM名人式「鮎掛3本針の胴突き仕掛け」で竿下を狙いました。マキエに群がってくるのは大部分がオセン(スズメダイ)でハゲは少なかったのですが、それでもオセンの群れの下に一気に落とすと良型がぽつぽつ掛かり、昼までに20~25cmが7匹釣れました。
今回は生ミック・ボイル・オキアミ生を3本針にちゃんと3つ付けて釣りました(3本針を大ダンゴで包むやり方でも1匹釣れました)が、M名人の言う通り、ほとんどが口に掛かってきたのには本当に驚きました。狙い通りの釣果に気を良くして11時過ぎから2時間ほどフカセもやってみましたが、こちらは24cmのサンバソウが釣れたぐらいで、後はダツとチモト切れが2回(恐らく良型アイゴ)だけでした。
なお、フカセの鬼?である釣友は遠投・深ダナで、狙いの良型マダイは釣れなかったものの35~38cmの丸々としたイサキ(この時期でも油ノリノリだったそうです)2匹と30cmまでのクチブトを2匹、チャリコを1匹釣っていました。
10/16(日)鮎釣りに行くつもりでしたが、釣友がど―――しても沼島というので断り切れず、二人で具足バエに上がりました。
今回は先にフカセをしましたが、9時を過ぎてもベラしか釣れなかったので、またもや本命?のハゲ釣りに…。前回以上にエサをケチっていたので途中でマキエが無くなり悪戦苦闘でしたが、それでも何とか21~24cmが7匹釣れ、肝和え、煮つけでおいしくいただきました。
10/20(木)「サヨナラ2022年夏」と題して釣具店のオトリをかき集め?午前中シフト休をとって吉野川に行きました。ところが開始10分後、漁協の組合員?の方が船を陸に引き上げにきたので「最後日、ボーズ覚悟でやってます!」と挨拶したところ、「あんた、禁漁は今日からよ…」とのお言葉…「げえぇぇぇぇ~…」ということで、私の2022年夏はあまりにも恥ずかしく、あっけない幕切れとなったのでした。
10/23(土)秋晴れの中、昼からのんびりと長原突堤のつけ根で落ちギスを狙ってみました。市販の3本針仕掛けにイシゴカイのエサで夕方まで釣って10~17cmのピンギスが18匹。川向きでも外向きでもアタリはありましたが、遠投はダメで、全部30m以内の浅いところで掛かってきました。途中、年配の方が散歩に来られたので1時間ほど話をしながら釣ったのですが、いろんなジャンル・釣り場に精通しているベテランの話は聞いていて面白く、とても参考になりました。小型ばかりでしたが、エサ取りのフグも全くおらず、根がかりもなく、ちょうど300円分のエサを使い切って気持ちよく終了となりました(省エネ)。他にも中間部~先端にかけて数人のルアー・投げ釣りの方がおられましたが、当日は絶不調のようで、最後の方が帰っていくのを見送ってから自分も納竿としました。
10/24(日)昨日に引き続き、今日ものんびりモード…。昼前に吉野川橋の下でエサの磯ガニを30匹ほど捕り、そのあと釣具店で赤アミの小レンガを2個買って和田島漁港の最奥部に入りました(今日も省エネ…)。
この日は北風が強い上に開始時が最干潮だったせいか釣り人も少なく、あまり釣れそうな雰囲気ではありませんでしたが、まずは筏の竿にスレ針サビキ(活きエサ確保用)、磯竿にほったらかしサビキ(掛かった魚をそのまま泳がせて大型魚を釣る仕掛け)をつけて2刀流でやってみることにしました。開始早々、スレサビキには空洞になっている波止の下から出てくる15cmくらいのサッパがぽつぽつ掛かりましたが食いは悪く(アジ・イワシは1匹ずつ混じっただけ)、1匹だけ50cm超の丸々したボラがうろうろしていたので、「洗いにして食ってみよう…」と思い、上手くマキエの帯に仕掛けを誘導して見事に掛けたのですが、これも掬おうとした瞬間針外れとなりました(残念!)。
ほったらかしサビキのほうは針が大きいせいか全く無視されたままだったので、スレサビキで釣ったサッパが10匹ほど溜まったところで、強制的にそれを針にかけて船筋に向けて投げ込み、筏の竿はカニエサの落とし込み仕掛けに代えて先端を探り始めました(しかし、これが間違いの元でした…)。先端で1時間ほど頑張りましたが、ヒガンフグが釣れただけだったので、波止のつけ根付近まで探っていったところ、奥に用水路の流れ込みがあるせいか先端よりもカキ殻が多く付いており、水も若干生きているような感じになってきました。そして「ひょっとしたら?」と思った矢先、竿先がきれいに抑え込まれ、合わせるとずしりとした重量感、小型ですが小気味よい引きで上がってきたのは32cmのキビレでした。
タモを先端において来ていたので、近くでファミリーフィッシングをしていた小学生に頼んでとってきてもらい無事取り込みました。小さいですが狙い通り今季初キビレが釣れたので、生かして持って帰ろうとご機嫌で先端まで戻ったのですが、何かイヤな違和感が…。「あれ?もう一個の竿が無いぞ?…、まさか…、げえぇぇぇぇ~……、エイか!!!」確かに置竿にしておいた磯竿(いつか大型オナガを…との思いで清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ったがま磯アテンダー2.25号、リールと合わせて約11万円)が跡形もなく消えています(竿から離れるときはドラグを緩めておくという基本を忘れていました)。
いつものように?しばらく叫びながらオロオロした後、我に返って昨日から車に乗っけっぱなしだった投げ竿を取り出し、オモリ30号、鮎掛け3本針×3個付き仕掛けを作り、超ヘビーコロガシ釣法?で必死の救助活動を試みることになりました。何度か木の枝・腐れワカメ等の外道が掛かり、期待とガックリを繰り返しながら、投げては引きずるを続けること約2時間、ついに海底に伸びていた道糸を鮎掛け針が捉えました。間違いなく自分が使っていた白色の3号道糸で、祈るような気持ち慎重に手繰っていったのですが、あと15mぐらいのところで何かに引っかかり動かなくなり、いろんな角度から引っ張ってみましたが全く動かず、ついに糸が切れてしまいました(ハァ⤵)。更に30分ほどコロガシ?を続けてみましたが、海中に伸びていた仕掛けが切れてしまった以上、2度と掛かることはなく、断腸の思いで諦めざるを得ませんでした(漁港の最奥で流れもなく、水深も4~5m程度なので潜れば取れたかもしれませんが、泳ぎ下手でヘタレの私にはこの季節、しかも夕方、濁った海に飛び込む勇気ははありませんでした…)。その後、カニが少し残っていたので茫然自失の状態のまま惰性で少し釣ってみたところ、慰めるかのように35cmチヌが釣れてくれ、これを機に納竿としました(ハァァ⤵)。
10/29(土)1週間たって心の傷も少し和らいできたので、近年めっきり少なくなった秋の風物詩「ハゼ」を釣りに行きました。撫養川水路で午前中2時間 釣って10~16cmの小型を20匹、昼から里浦海岸に移動して10~18cmのピンギスも20匹。
風は強かったですが、本日も秋晴れ、餌代も300円(とにかく釣りエンゲル係数を下げないと…(笑))で、身の丈に合った?非常に良い釣りでした。
10/30(日)お恥ずかしながら、まだ徳島でアオリイカを釣ったことがなく「これではいかん!」と一念発起して、南へ向かうことにしました。早速、釣具店で赤アミ1個とヤエンを買い込み(今日も省エネ)、まずはエサのアジを確保すべく、赤石ふ頭に寄りました。ところが、下げ潮に入っていたせいか食いが悪く、たまに掛かってくるのはウリボウ(チビイサキ)やベラばかりで、本命の小アジがなかなか釣れず悪戦苦闘。2時間かかってやっと6匹確保して本命の古牟岐漁港に到着したのは13時過ぎでした。
漁港内を見て回るとコロッケサイズのチビアオリが船の係留ロープの下に数匹見えており、もう少し大きいのもいるかも…と、車横づけの場所からアジを尻掛けにして船筋に放り込みました。そして待つこと1時間…(アジ君は元気に泳ぎ回るばかり…)、そしてまた1時間…、周りには若手中心にエギングの人が数人いましたが、全然ダメとのことで、「やっぱりそんなに甘くないか…」と思いつつまた1時間…。そして、夕方4時をまわり、少し寒くなってきたころ、突然ガガガ~という音と共に竿が引きずり込まれ(もっとドラグを緩めておかないと…)、慌てて手にとると沖に沖に結構な力で引いていきます。20m位走ったところで止まったので、竿を片手に持ったまま、震える手で(笑)、袋からヤエンを取り出しパッケージ開け(最初から用意しとけよ…)、糸を通そうとしましたが、これがまたうまいこといきません…。そうこうしているうちにまたイカが走り出してオロオロ…。そしてやっと糸を通せたかと思うと、今度は水面付近でヤエンが止まって下に落ちていきません(もっと寄せて糸に角度をつけてから落とさないと…)。結局、周りのエギングの若者も巻き込んで大騒ぎしたあげく、イカにはエサを放され、おまけにヤエンは根がかりでパー…。腹が立つやら恥ずかしいやらで「もう帰ろうか」とも思いましたが、ここは往生際の悪さも天下一品。青物&ヒラメ用の胴突き飲ませ仕掛けがあったことを思い出し、針の部分だけをカットして、今度は小アジに掛け針を背負わせる仕掛けにしてまた釣り始めました。
そして待つこと1時間、辺りが薄暗くなってきたころ、手持ちにしていた竿に重みが掛かり、ゆっくり寄せてくると手前に来て何やら上下しています。先程のような派手なアタリではなかったのでゴミかとも思いましたが、水面まで寄せてくるとプシューと音がし、小型のイカが付いています。「やった! ついにやったぞ…」とつぶやきながら慌ててタモを出したのですが、今度はタモの柄が長すぎてイカのはるか向こうに着水、慌てて縮めようとしますがこれがなかなか縮まらず(このタモこんなに長かったっけ…)トロトロしているうちにまたイカがポロッと外れてしまいました(も~ぉぉぉ、何やねん!(怒))。ここまでくるともう完全に「釣るまで帰らん」モードで、夜釣りに突入すること1時間。
そしてついに海の情けか、再度ガガガ~と来ました。今度はかなり強い締め込みで「焦るな、焦るな」と自分に言い聞かせながらしばらく泳がせたのち、ゆっくり、ゆっくり寄せてくるとまた水面でプシュ~…今度はタモの柄を先から慎重に伸ばし、イカが無事タモに収まったときには思わず「ありがとうございましたっ」と叫んでしまいました。その後は、アジが無くなるまで頑張ったものの、部分的にかじられるだけで針に乗せることはできず、結局500グラム弱1パイで終了となったのですが、今日も良い一日でした!!