釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(37)
5月は所用・雑用が多く、悪天候も重なり、釣行回数が少なかったのですが、今年こそ「徳島県内で40㎝オナガをゲット」を達成すべく牟岐大島に足を運びました。
5/15(土)船のクジは名礁「ヤカタ・ヒッツキ」のある8番区でしたが、土曜日で人が多く、やや波も高かったので釣友と相談して「最後に空いているところで…」ということにし(ヒッツキは船着きから先端に移動する際の足場が狭くて怖いし、ヤカタは底物師が多く窮屈…よって、私は8番区は嫌いです(笑))、結局、空いていた1番区の「ノコギリの地の地」という磯に上がりました。

足場もよく追い風でとても釣り易かったのですが、全体的に浅く、オナガはおろかイサキも期待薄…、数日前に見えていたというクチブトも見えず、コガネスズメダイだらけ…結局、2人ともアイゴ・キツ・アオブダイ・コナガ等の外道しか当たらず、結果は散々なものでした。でも、久々の大島でゆったりと釣りができたので良かったです。

5/19(木)再度、平日狙いで牟岐大島に行きました。船のクジは3番区でイサキに狙いには良かったのですが、4番区の「タワラ」が空いていたので2つ返事で上げてもらうことにしました(今の時期、一番人気はやはりイサキで、船長も「タワラはグレしか釣れんぞ…」と言ってくれましたが、実は私はそのグレ(オナガ)が狙いです…)。そして、いつものように釣友が先端、私が奥に入り、どうしても結果が欲しい私は恥も外聞もなくオキアミの原型をパラ撒きしながら、合わせちゃダメジナ7号にハリス1.7号の全遊動沈めで沈み瀬の際狙いを始めました。先端では大型のキツが乱舞し釣友は最初からバラシを連発させていますが、私のところはエサが残ってきます。そして30分ぐらいしてちらほらエサ取りが出てきたころ、竿1本分ぐらい入ったところでいきなり竿引きのアタリが来ました。キツだろうと思いながらも必死に耐えていると黄色い魚体が見え、最初は「何や、ヒブダイかぁ~」と思ったのですが、浮かせてみてびっくり、何と高級魚のイセキ(シブダイ)ではありませんか…、しかもデカい。大慌てでタモを取って掬い上げると49㎝あり、釣りたての魚体は貫禄、美しさともに見事なものでした。

そして、今日の元は取った…後はオナガだけじゃ…などと考えながら気分よく釣っていると10分後ぐらいにまた竿引きでリールから糸がはじけ飛びました。今度もキツだろうと考え、何とかスプールを戻した後は一切糸は出さず、強引にためて、止まったところで更に休む間を与えずに一気に巻き上げ、瀬際の突込みも無視して浮かせると水面に割って出たのは念願の良型のオナガでした。それこそ大慌てで切れるな!外れるな!と願いながら急いでタモを片手に一段下に降りて一発でタモ入れ。早速計ってみると41㎝あり、ついに徳島も5魚種(40㎝以上のオナガ・クチブト・マダイ・チヌ・キビレ)達成となりました(ちなみに帰港後の検寸台では39㎝でしたが、これは見なかったことに…(笑))。この2尾で燃え尽き症候群(笑)となった私は、その後、船長の好意で瀬替わりさせてくれた名礁「潜航艇」では見事ボーズでしたが、釣友は狙いのイサキは釣れなかったものの、45㎝のイシダイと30~37㎝のオナガ・クチブトを4匹釣ってきちんと帳尻を合わせていました。ちなみにオナガは脂がものすごく乗って激うまでしたが、シブダイは更にその上をいく超激うま(夏魚なので毎年7~8月に夜釣りで狙っていますが、実は今の時期が本当の旬かもしれません…)で、とてもハッピーな一日となりました。
5/26(木)再々度、平日狙いで牟岐大島に行きました。前回、オナガが釣れてしまったので、今回はどこでも楽しめればいい…との思いで、上がった磯は6番区の一級磯「金輪」。

いつものように釣友が沖向き、私は大きなサラシが地方向きに出ていたので、まずは本島向きの水道をウキ下2ヒロで狙ってみました。前回同様、釣友は最初から大型キツのバラシ連発(ここは中央沖向きにオーバーハングの沈み瀬が張り出しており良型の取り込みは困難です)でしたが、何とか30㎝級のクチブトをゲットし、その後、沖目で一瞬上り潮が走った瞬間を逃さず、良型のイサキを連発させました。私の方はエサも盗られず(一回だけ瀬際で一気にウキが消し込み35㎝位の良型イサキが掛かりましたが、ダメジナを使っていたせいか途中で針がすっぽ抜けしてしまいました)の状態が続いたのですが、潮が引いて西向きの低場に出られるようになったのでそちらに移動して本島からの張り出し沈み瀬の先を狙ったところ、竿引きのアタリがあって何とか良型のクチブトをゲットすることできました。その後も当て潮とスズメダイに悩まされながらも辛抱強く粘っているとまた竿引きで今度は良型のイサキ。結局、釣果はクチブト40㎝、イサキ39㎝、オナガ30㎝を各1匹で終了となったのですが、型が良かったので私的には十分満足でした。

なお、梅雨グレはまずいと言われますが、脂が乗ってかなりおいしく、反面、イサキの方が旬の割には脂の乗りが今一つ(確かに腹回りの脂と皮目の香ばしさはありましたが…)でした。

PS:小笠原事務所ルアー班のO君(小松海岸在住)に恐る恐る5月の釣果を聞いてみたところ、40㎝位のセイゴとマゴチらしきバラシが一回あったとのことで、なぜかホッとする私でした…(笑)。