釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記⑭
「大辰巳の腰」
3/27(土)釣友に誘われて日和佐(厳密には木岐)にマダイ狙い?に行ってきました。
寒グレシーズンも終了し、水温も不安定、逆に磯からマダイを狙うならエサ取りがいない今…、ということで、水深のある「大辰巳の腰」という磯に上がりました。
いつもの如く釣友は早々と仕掛けを組んで、沖向きで竿を出し、私は地方向きに釣り始めましたが、この時点で私はマダイをほぼあきらめ、狙いをチヌ(あわよくば前回同様イシダイ)に切り替えて、ハリス1・5号、ヘラスレ7号、ウキ下5ヒロで瀬際から探っていくことにしました。

風もなかったので集魚剤は入れずオキアミの半ボイルをパラ撒きしてみましたが、水温が低いせいかエサ取りも全然いない上、潮も軽く、撒いたオキアミ(半ボイル)がなかなか沈ん行きません(沖から全体的に潮が押してくるような状況で、水が行き場を失って少し湧き上がるような状況になっているせいだと思いますが、こういう時は仕掛けも安定せず、大抵魚は食いません…)。
仕掛けがなじむのに通常の3倍ほど時間がかかる状況で、開始から約1時間が経過しても状況は変わらず、オモリを追加して強制的に沈めていこうかと考えていた時、ふらふらと時間をかけて半ヒロほど沈めていたウキが加速してそのまま竿先を抑え込んできました。
瀬際でかけたので、瀬ズレを気にしつつも強引にため込んで浮かせたところ、やはり40cm位のチヌ(正確には39cm)で、乗っ込み初期のせいかとても元気があり、タモに入るまで暴れ続けていました。
ボーズは逃れて一安心したので、早速釣友に無理やり頼んで写真を撮ってもらい、しっかり絞めて血抜き、ワタ抜きまで行いました(慌てて次の1尾を狙いに行かないあたり、俺も大人になったな…と)。
そして、再開した数投目にもう一度アタリがありましたが合わせた直後に針外れ、30分ほど後にも1枚掛けましたが今度は瀬際で強烈に突っ込まれて瀬ズレ(これはチヌではなかったかも…)、そして、その後は全くあたりが無くなりました。
昼前頃に最干潮を迎えてうっすらと底の沈み瀬が見えるようになったので、1.7号に挙げていたハリスを1.2号まで落とし、色が濃くなっている部分(沈み瀬の間の海溝)に仕掛けを沈めていくイメージで半ばあきらめつつも執拗にマキエをかぶせながらアプローチを続けました。
そして昼を回り、満ち潮に変わったせいかほんの少し仕掛けのなじみが早くなったかな?と思った時…ついに来ました…突然ウキが消え、竿先がひったくられると同時にリールのスプールを抑えていた指先が弾き飛ばされました。
突然だったので慌てましたが、かなり深く入れていたのでこれ以上出したら絶対やられると思いスプールを抑えたままじっと竿をため込みました。幸いにも最初の締め込みは持ちこたえることができたので、ベールを起こし絶対に向こうを向かせないつもりで今度は思い切りリールをゴリ巻きしました。一気にウキが見えるところまで浮かせたところで、再度の突込みが始まりましたが、ほとんど糸は出さずに耐えました。下へ下へと向かう強烈な突込みなのでチヌでないことは間違いなく、チモト切れしないところからサンノジでもない、グレにしては引きが荒い…とすると、またイシダイか?と期待が膨らんできます。

そして、ついに見えました、例のシマシマが…先週のよりは小ぶりですが、軽く40cmは超えているようで、今回は自分でタモ入れして思わずガッツポーズ、きちんと計ってみると45cmで今回も私にとっては大満足の釣行となりました。

1時半には納竿となりましたが、今回は磯全体でもグレは1枚も釣れておらず、寒グレはやはりシーズン終了のようでした。マダイ狙いの釣友も残念ながらボーズで、写真撮影のお礼にイシダイは引き取ってもらいました。私はチヌを食べてみましたが、そこそこ油は乗っており、マズくはなかったですが、正月明けに伊島で釣ったもののほうが美味しかったように思います(チヌの味については季節・場所による差はもちろん、他の魚に比べて個体差も大きいような気がしますが、気のせいか?)。
ということで、今回もめでたし・めでたし…!

記事担当:債務整理担当 釣り人宮崎