釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記⑫
水温が14℃台まで下がってしまったこともあり、ついに4回連続ボーズの伊島の磯はあきらめて、2/21(日)、泣きの甲浦(寒グレ狙い)に行ってきました。
やや釣り人は少なめ(それでも50人ぐらい?)で、「赤灯台(足場が良くイシダイも狙える)」が空いていたので、明け方から釣友と一緒に意気揚々と上がったのですが、開始1~2時間でなぜ空いていたか良く解りました…。
波が高いのと潮が動かないのは想定の範囲でしたが、この時期にしては予想外にエサ取りが多く、特に小型キタマクラ(フグの仲間)の猛攻で餌は全く残らず、「じっくりと瀬際狙いのフカセでイシダイと寒グレをゲット…」という甘い期待は見事に外されてしまいました。結局、季節外れのダンゴエサの沖目狙いでキツ(イズスミ)かサンノジ(ニザダイ)らしき魚をチモト切れ(歯の鋭い良い魚は針を飲み込まれると良型はほとんど獲れません)で1回バラした(逃がした)だけで、釣友と協議の結果、昼前から「串出の本島」に瀬替わりすることにしました。
次の「串出の本島」は釣友も私も初めてしたが、目の前にある串出の丸バエ(一級ポイントですが、当日は波が高く上がれず)との間の水道にシモリ(海中ある大きな岩)が点在し、一面にサラシ(波立ちによる白い泡)も出ており、エサ取りの間隙を縫って大型のクチブト(グレ)が出そうな雰囲気がありました。ただ、残念ながらまだ波が高かったので、沖向きに2人はキツイと考え、とりあえずそちらは釣友に任せて私は地方向きで竿を出してみました。
赤灯台から長く伸びたテトラとの水道にあたり、水深が浅めで潮通しも悪そうでしたが、こちらもサラシがあったので「ひょっとしてチヌなら出るかも?」と思い、小1時間ほど粘ってみました。
しかし、やはりエサ取りが多く、磯ベラ(ササノハベラ)が1匹釣れただけで、やる気をなくしてふて腐れていた矢先、ついに「釣友が大型を掛ける」という、最も恐れれていた事態が発生しました。釣友は私に向けてガッツポーズをとりながら慎重にやり取りし、ついに魚を浮かせて「やった!クチブト(グレ)!でかい!」と言いながらタモを手にしましたが、「バラせ!バラせ!」と私が後ろからひたすらエールを送った甲斐あってか、タモ入れ(網で掬う)寸前に見事針外れとなりました(後ろから離れて見ていた私には見えませんでしたが、釣友の話では確実に軽く40cmオーバーだったとのこと…グレよ、よく頑張ったゾ!)。
ということで、私も早速横に割り込ませてもらい釣り始めたところ、しばらくしてまた釣友が30cmクチブトを掛け、バカ丁寧にタモでゲット(先のバラシを引きずりながらもボーズを逃れてそれなりに喜んでいました)。そして直後、ついに私にも竿引きのアタリが…「キタァ~、けど小さい…、でもオナガ(グレ)じゃん(25cmで即リリース)…」ということで、お恥ずかしながらやっと今年初めてグレの顔を見ることができました。

さらに2~3投後には綺麗なウキの消し込みから少し強めの引きで31cmのオナガ(キープサイズでヤレヤレ�)。事前の釣果情報では15:00から食いが立つことが多いようで、ちょうど東からの強風も弱まったこともあり、爆釣モード突入か?と気合が入りましたが、しばらく沈黙。そして納竿1時間前の15:00頃、ウキ下4ヒロでついに再度竿引きのアタリが…。今までの中では一番匹が強く、オナガが釣れていたこともあり(オナガも歯が鋭い)、強引に巻き上げたところ、この日最大のクチブト(36cm)でした。そして、その後はまた風が強くなりアタリがないままに16時前納竿。
結局、数もサイズも大したことなかったのですが、何せ今年5回目でやっとグレボーズを脱出、オナガとクチブトの両方揃えることができ、とりあえず、めでたし・めでたしでした。

注:釣りの対象となるグレにはオナガ(クロメジナ)とクチブト(メジナ)の2種類があります。
記事担当:債務整理担当 釣り人宮崎