釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(66)
日没前から満潮まで頑張るも……全員撃沈
いろいろ狙える10月ですが、案の定、欲の出し過ぎで釣果は今一つでした。
10月3日(木)
せっかくの平日休みでしたが、豪雨でアユ釣りは断念…。
それでも夕方から小降りになったので、車横付けの沖洲マリンピアにタチウオ狙いに行ってみました。
こんな状況でも釣り人は多く「よ~ヤルわ!アホちゃうか?」と感心しつつ、湾奥の空きスペースに車を止めて、自分もアホの一員に…(笑)。
バックドアの下から電気ウキの平行2本バリ仕掛け(エサはキビナゴ)で、釣り始めました。
最初こそカラフルな電気ウキが浮かぶ風情ある景色にワクワクしましたが、全然アタリがなく、次第に意気消沈…。
それでも1時間ぐらいして、初めて電気ウキが綺麗に消し込みました。
ドキドキしながら食い込むのを待っていましたが、途中でウキが浮いてきてエサのキビナゴが真っ二つになっています。
魚がいることがわかって俄然張り切りましたが、その後アタリはなく、次第に湾奥に向かう流れが強くなってきました。
私が一番潮下だったので最奥部までの約50mを歩きながら流していたところ、突き当たりの壁際で小魚がよく跳ねているのに気付きました。
「ひょっとするとベイトも岸寄りに退避しとるかもしれん」と思い、車を少し移動させ、最奥部までの20m間を重点的に流してみることにしました。
そして、ウキ下・投点を変えながら粘っていると、ついに本日2度目のアタリが来ました。
今度こそ…と思い、はやる心を抑えつつ、食い込みを待っていましたが、しばらくしてまたウキがプカリ(泣)。
そして、もう一度「アタリ→プカリ」を繰り返したところで、業を煮やして仕掛けをダイソーの100円1本バリ仕掛けに替えることにしました。
(注:YouTube情報によると、タチウオは立ち泳ぎをしながら、自分より浅い位置にいる小魚の胴体の真ん中を狙って下から食いつき、次に切り離されて2つになった頭と尻尾を順番に食うそうな…。なので、エサが自然に見える2本バリ(頭と尻尾に針をかけて水平状態を保つ)の方がアタリは多いが、一方、エサを垂直に垂らしている1本バリの方が最初のアタリで飲み込んでくる可能性が高いとのこと…ホンマかいな?)。
何はともあれ、キビナゴを頭から縫い刺しにして仕掛けを投入してみると数投目でまたウキが沈みました。
「来たぞ!今度は掛かるかも…」と期待しながらしばらく待っていると少し竿に重みが掛かり、次いでゴクンと首を振るような手ごたえが来ました。
思い切って合わせると、やっとチヌ竿が胴から曲がり本日初ヒット(ヤッタ!ヤッタ!ヤッタ♡)。
「外れるなよ」と念じながら慎重にリールを巻き、一気に抜き上げると埠頭の上に1年ぶりのタチウオが飛び跳ねています…。
指2本ちょっとの小型(62㎝)でしたが、ライトで照らすとキラキラ光って正に太刀魚…。
結局、その後アタリは一度も来ませんでしたが、この1匹に満足して、気分よく帰宅…。
早速刺身にして美味しくいただきました。
(なんか去年のデジャヴのような…)
10月5日(土)
吉野川河口左岸(通称大下)に、ニベの夜釣りに行ってみました。
今回も主要ポイントには先客がいて、場所を探しているうちに満潮が過ぎてしまい嫌な展開…。
予想通りほとんどアタリもなく、たまに穂先を揺らすのは小型のウミヘビとアナゴで、その都度仕掛けがぐちゃぐちゃになって怒り心頭、そうこうしているうちに日付も変わりました。
そして夜中の2時、そろそろ帰ろうかと思い始めたころ、マムシを大きめにつけて投げ込んでいた竿にまた長物っぽいアタリが来ました。
「またかぇ…」と思いながら竿を煽ると、本日一番のズシリとした重量感が伝わり、首を振りながらかなり暴れています。
「大きいけど(泳ぐ系)の魚ではないな…、大アナゴか?」と思いながら寄せてくると足元で更に大暴れ…。
「何や何や!」と思いながら一気に抜き上げると、石畳の上で幅が広めの長い魚体が跳ねています。
ギラっと光ったのでてっきりタチウオだと思い、「こんなとこで、しかも虫エサでタチウオってか?」と思いながら、慌てて逃げないように2~3回足で思い切り踏んづけました。
(残酷ですが、この時点で持ち帰りが決定してましたので…(笑))
そして大人しくなったところでライトで照らしてみて、またビックリ!
明かりに照らし出されたのは、何と鋼色をした立派なハモではありませんか。
(70㎝あり、同じ長物でもこれはウナギと同じく大歓迎❣)
この後25㎝位のキビレが来たところでエサも無くなったので終了とし、帰りにハローズに寄って酢味噌を購入、帰ってすぐに湯引きにして食べてみました。
骨切りが下手くそで、食べるのに四苦八苦しましたが、味自体は無茶苦茶美味しく、感動しました。
10月6日(日)
前日のハモのおかげで、午前中は家で爆睡。
昼過ぎに釣友からラインが入り、夕方から再度沖洲のマリンピアでタチウオを狙うことになりました。
今回は大波止で久々にM迷人も加えて3人で日没前から満潮の20時までがんばってみましたが、テンヤ・ウキ共にアタリは無く、全員撃沈となりました(悲)。
10月11日(金)
仕事帰りにタチウオ狙いで、小松島港へ直行しました。
潮が小さいせいか周りも含めて釣果は上がっておらず、早く見切りをつけるべきでしたが 「明日から3連休」という気の緩みからついつい明け方まで粘ってしまい、無駄に時間と体力を使っただけでした。
10月12日(土)
前日の夜更かしが響いて、起きたのは昼過ぎ(愕)。
アユは諦めて、古牟岐でイカを狙うことにしましたが、満潮を外してしまい、サビキにかかるのはネンブツダイばかり…。
これをエサにして深夜まで粘ってみましたが、またボーズでした(泣)。
10月13日(日)
次の土曜日が出勤で「今回が今年最後のアユ釣り…」となるため、寂寞の思いに駆られながら海部川の「陰」というポイントに入りました。
最盛期に比べると魚影も薄い上、仕掛けのトラブルを連発させてしまい(シーズン終盤でスペアもあまり持っておらず…)、とても厳しい展開となりましたが、手作り応急仕掛けで何とか日没まで粘り、何とか2桁に到達。
(20~24㎝を12匹)
自分なりに有終の美を飾ることができて、ホッとしました。
そして、夜は大里海岸のいつもの場所で夜中までカゴを振って、42㎝のマダイと50~62㎝のコロダイが3匹。
珍しく昼夜ともに狙った魚が釣れて、良い1日となりました。
10月14日(月)
強風と睡眠不足のため、午前中は車中でゴロゴロ…。
午後から、各釣り場を見ながら徳島に帰っていきました。
古牟岐・日和佐・蒲生田と見て回りましたが、結局竿は出さず、最後の最後に橘湾の緑地公園で2時間程タチウオを狙ってみました。
周りも全然釣れておらず、矢引のウキ下で1回だけアタリがありましたが針に乗らず、連休最終日は丸ボーズで終了となりました(泣)。
10月20日(日)
北寄りの暴風が吹いていましたが「秋のハゼ・キス釣りもやっとかないと…」ということで、松茂方面に向かいました。
まずはいつもの撫養水道で、ミニヒイラギ・ダイミョウサギ交じりで10~16㎝のマハゼを10匹。
その後、里浦海岸に移動して5本バリ仕掛けを作り、数投で10~20㎝のキスを10匹ちょっと…。
今回枝ハリスを全て自己流道糸直結方式(チチワの根元の片方を切ってそれに針を結ぶ)でやってみましたが、釣り場で仕掛けが作れる上にほとんどトラブルもなく「これは使える」と確信しました。
(少し長めに枝ハリスを取っておけばフグに切られたり針が折れたりしても1~2回は結び直しがきき、タックルバランスさえとれていれば少々大物が来てもOK)
なお、帰りに旧吉野川左岸の砂置き場でタチウオ狙いもしてみましたが、こちらはアタリ0でした。
10月26日(日)
潮回りが悪く、釣れそうな気はしませんでしたが、ダメ元で吉野川のニベ狙いに行きました。
ところが、今回は一本目の仕掛けを投入して、土手に上がって車の横で2本目の仕掛けを作っていると、ガターンという音と共に竿立てが倒れ、慌てて駆け下りて竿を取ると何か掛かってゴンゴンと首を振っています。
途中何度か強い締め込みもあったので、てっきりキビレだと思っていたのですが、抜き上げてみると、何と待望のニベ(喜)。
目標の40㎝には届きませんでしたが、この日は33~35㎝が3匹釣れ、1匹だけ持って帰って半身を刺身、残りを煮付けにしてみました。
身は柔らかめですが、臭み等は全然なく、おかずにはちょうど良いと思いました。
10月27日(日)
柳の下の4匹目(40㎝超)を狙って昼間に昨日と同じポイントでニベを狙ってみましたが、そんなに甘くなく、ヒイラギだらけで撃沈となりました(泣)。
PS:久しぶりにオー君(現在西宮支店で勤務)が事務所に顔を出してくれたので、近況を聞いてみると実家(徳島の小松海岸)に帰省する度に竿はを出していたようで、主な釣果は下記のとおり…。
ヒラメこそ出ていないものの、しっかりと結果は残しているあたり、さすがだと思いました!
◆10月4日(金)
今切川で、55㎝のマゴチ(背中スレ)。
◆10月5日(土)
夕マズメ小松海岸で、43㎝のツバス。
◆10月6日(日)
朝マズメ小松海岸で、37㎝のキビレと45㎝のツバス。
◆10月19日(土)
朝マズメ小松海岸で、60㎝のマゴチ。