司法書士法人小笠原合同事務所

釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(65)

24.10.25
釣り人宮崎の釣行記
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過行く夏と秋の物悲しさ……夏の終わりを感じる一日

9月も猛暑が続きましたが、台風の影響で川の中は一気に秋の気配が漂い始めました。
そして、私の釣果もずっと秋風が吹きっぱなしでした…(笑)。

9月1日(日)

台風で苔が飛んでしまい、濁りも入っていたのでアユは断念。

夜に鳥レバーを持って吉野川のいつもの場所(四国三郎橋下流左岸)でエビを狙ってみましたが、濁りで水中が良く見えず、テトラの間で1投目に小キビレが釣れただけでした。

9月1日:小キビレ

9月8日(日)

朝10時に釣具店で釣友と待ち合わせ、勝浦川にアユ釣りに行ってきました。

途中、オトリ店で状況を聞いてみると「台風で上流のアユは大部分がダムに下ってしもたけん、狙うなら下流がいい、けど今日は特に人が多いけんなぁ…」とのこと。

下から順番に釣り場を見ていきましたが、やはり目ぼしいポイントは残っておらず、結局、ダム上流の農協前で残りアユを狙ってみることにしました。

9月8日:農協前

開始早々、私に20㎝超が掛かりましたが、その後は音沙汰がなく、15時頃、オトリを買い足してダム下流の星谷橋までUターンしました。

橋の上から覗いてみてもアユの姿はほとんどなく、ボーズ覚悟でしたが、奇跡的に橋上流で22~24㎝が2匹、先客が帰るのを見計らって橋下流の瀬に移動して16~24㎝を2匹追加…。

数は少ないけれど、丸々した魚体で引きが強く「ナマズと思ったら鮎だった」というのもあり(恥)、久々に釣りごたえがありました。

チャレンジ2回目の釣友は根掛かりの連発で残念ながらボーズでしたが、これでちょっとは本気になったかも…。

9月10日(火)

午前中は泌尿器科(とりあえず前立腺の成長は止まっており一安心…)と耳鼻科(耳からアニサキスが出てきたかと思いましたが、白髪の切れ端が入っていただけで一安心…)をハシゴし、昼から勝浦川に行ってみました。

天気が悪く、オトリを買わずに様子を見に行ったのですが、案の定、途中で土砂降りとなり、車中で待機。

雨が止むのを待って星谷橋下流でコロガシをやってみましたが対岸を釣ったり、仕掛けがもつれたりで、30分足らずで終了(怒)。

その後、吉野川に夜のエビ狙いに行ってみましたが、水中を照らしてもほとんど姿が見えず、小型が1匹釣れただけ…。

9月10日:手長エビ

周りはスズムシ・コオロギが盛んに鳴いており、夏の終わりを肌で感じる一日となりました。

9月13日(金)

まだ少し早いのですが、昨年クリアできなかった「40㎝超のニベ」を狙いに吉野川河口左岸(通称大下)に夜釣りに行ってみました。

9月13日:吉野川大下

足場の良い場所には関西からの釣り人が先に入っており、無理してテトラから投げてみましたが2時間釣って小型のホタテウミヘビが2匹釣れただけでした(泣)。

9月21日(土)

9月21日:ローソン前

前の週に勝浦川の沼江(ローソン前)に単独釣行した釣友(アユ釣り3回目)が、良型を20匹釣ったということで、今回は私もお相伴に預からせてもらうことしました(笑)。

場所を確保するため、朝6時から釣場に入り、1日釣って何とか18~26㎝を23匹(私にしては上出来)。

9月21日:アユ

釣友もバラシを連発させながら同型を20匹ほど釣っており「やっぱりメジャーポイントは魚影が濃いなぁ」と感動しました(笑)。

9月23日(月)

数日前まで悪天が続き、当日もかなりの強風だったため、アユ釣りは断念…。

久々に赤石~小松島港周辺~大神子と沿岸線をドライブしてみましたが、潮の色が赤茶色で全然釣れそうな気がしません。

うろうろしているうちに日が傾いてきて「こりゃ何かせんと勿体ないぞ…」ということで、赤石に戻ってカニを10匹ほど取り、旧貯木場最奥部で落とし込みをやってみました。

9月23日:旧貯木場

初めての場所で、人も全然おらず、水深は捨て石の際で1ヒロぐらい…。

1投目にヒガンフグが掛かりましたが、その後1時間以上経ってもアタリはなく「こりゃダメやな…」と思いつつ、惰性で捨て石の先を探っていたのですが、竿先が見えにくくなったころにやっと竿先を押さえるアタリがきました。

合わせると何か掛かり,フグとは違う引きでしたが、残念ながら水面で針外れ…。

「小まいけどチヌっぽかったぞ…」ということで、気合を入れて同じところをしつこくトレースしていると、また穂先が少し抑え込まれ、ゴツゴツとしたアタリが来ました。

少し待っても全然引き込まないので「やっぱりフグか…」と思いながら合わせると、今度もそこそこの魚が掛かりました。

大きくはありませんがシャープな突込みを何回も繰り返すので「こりゃ本命かも…」と思いながら浮かせてみるとやっぱりチヌ…(喜)。

9月23日:チヌ

綺麗な魚体で、塩焼きにもってこいのサイズ(29㎝)でしたが、釣り場があまりにも湾奥だったので写真だけ取って丁重にリリース…。

小さいけど記憶に残る1匹となりました。

9月29日(日)

去りゆく夏を憂いつつ、一人で勝浦川(今回もローソン前)に向かいました。

8時の遅出出勤でしたが、ラッキーなことに場所を替える人がいたので、代わりに入らせてもらうことにしました。

しかし「先客がこの時間に移動していく」ということは釣れていない証拠でもあり、案の定、1時間経過してもオトリが追われる気配が全くありません…。

今回はオトリを2匹しか買わなかったのですが、こんな時に限って「早々に根掛かり」で、何とかオトリは回収したものの、早くも1匹目を弱らせてしまい、暗雲が垂れ込める展開に…(笑)。

その後、前回小型が連発した少し上流の流れ込みまで探ってみましたが、激流の中で掛かった唯一の1匹を針外れでバラし、オトリの体力を消耗させただけで元の場所まで戻ってきました。

岸寄りで時たまアユが飛んでいるので今度は川から上がり草陰にしゃがみこんで超浅場を泳がせてみると、突然ゴツンとしたアタリで待望の1匹が掛かりました。

結構元気な引きで、「あーやっと掛かった、これでオトリが替わる」と喜んだのも束の間、寄せに入ったところで、またしても針外れ…。

これで完全にオトリが弱ってしまい(私も弱ってしまい)万事休す…。

仕方なく、対岸に渡り、茫然とオトリを泳がせていると、私が最初にいた場所に軽トラで乗り込んできた釣り人が、少し下流のトロ場で釣り始めました。

私は、もう掛かる気がしないのでしゃがみ込んで立竿にしたまま、時折その釣り人の方を「チラ見」していたのですが、しばらくすると何とその御仁がアユを掛けているではありませんか(驚)。

ゆっくりと魚をあやし、取り込みやすい場所に誘導して丁寧に取り込むと、また同じ場所に戻って行き、しばらくしてまた掛けています(驚々)。

これは「ポイントを熟知している常連に違いない」と思いながら遠巻きに「ガン見」していると10分ぐらいしてまた掛けました(驚々々々…)。

「やっぱり釣る人は釣るんやなぁ~」と感動していると、にわかに私の竿も重くなり仕掛けが下流に流されていきました。

「向こうはアユでこっちはゴミかいや!」と自嘲気味に竿を立ててゆっくり寄せてくると何と鮎が2匹になっています(全然引きませんが…)。

「何じゃこれは…」と思いながら、それでも嬉々としてタモで掬ってみると、何と掛かりアユのお腹に針が刺さって少し内臓が出ています(ハァ⤵)。

ボウズだけは逃れて嬉しかったのですが、これではオトリに使えず(ダメなときはこんなもんです)複雑な心境…。

掛かりアユは既にお腹を上に向けていたので、必然的にオトリは続投となりましたが、さすがに弱って沖に出て行こうともしません。

仕方なくまた立て竿にしてオトリは目と鼻の先に泳がせたままにして、また名人の動向を窺っていると、もう1匹追加してそそくさと車で移動していきました(見切りも早い!)。

「腹立つけど、ええもん見させてもろたワ」と思いながら、もはやあきらめモードでボサッと糸を垂れていたのですが、そのうち、疲れ切ったはずのオトリが最後の力を振り絞って泳ごうとするような素振りを見せました。

「ん?これひょっとして追われよるんとちゃうん?」と思った瞬間、ゴツンとした手ごたえで竿が重くなりました。

「おお、マジかよ、ホンマに掛ったぞ!」と半信半疑ながらも嬉々として取り込んでみると、何とまたしても腹掛かり(嬉しいような悲しいような…でもやっぱりうれしい♡)。

もうこれで終わりにしようかとも思いましたが、まだ日も高かったので、今度はダメ元で4号オモリを付けて少し上手の激流の中をもう一度引きずり回してみることにしました(我ながら鬼畜の所業?)。

アユが水面で叩かれ、潜るとローリングするような状態でしたが、だましだまし引きずっていると奇跡的にガツーンとこの日一番のアタリが来ました。

「も~ホンマに勘弁してくれよ!外れるなよ!外れるなよ!」と念じながら思い切って引き抜くと、思ったより小型の18㎝級がタモに収まりました。

今度は綺麗な背掛かり(3度目の正直)で、早速オトリを替えて泳がせるとしっかりと上流に向かっていきます。

そして、大きな白泡の立つ一番の落ち込みの下に入った時、またガツーンと来ました。

今度は本当に型が良いようでなかなか水を切らず、ゆっくりとトロ場に回して引き抜くと24㎝の丸々した魚体がタモに収まりました(喜喜喜)。

「やっとまともな釣りになってきた、せめて夕方までに2桁…」と気合を入れたのですが、ここで本日は打ち止め…。

9月29日:アユ

日が暮れるまで川の中を右往左往しましたが、一度もアタリはなく、結局18~24㎝が4匹で過行く夏と秋の物悲しさを十二分に満喫させられる1日となりました(泣)。