司法書士法人小笠原合同事務所

釣り人宮崎(債務整理担当)の釣行記(60)

24.05.24
釣り人宮崎の釣行記
dummy

記念すべき釣行記60回!のハズが……

過去記事を確認すると、なぜか23回が欠番!(スタッフ調べ)そんなこんなですが……。

4月になり、狙うべき魚がだんだん増えてきました。

4月10日(水)

早速、先月下見をした堀越橋下に行ってきました。

4月10日: 堀越橋下

橋の東側は浅いことが分かっていたので、下げ潮(西流れ)を狙って10時ごろ釣り場に到着。

ちょうど潮止まりだったため、西側(内の海側)の状況も良く見えましたが、想像していたより浅く、橋の下はそこそこ水深があるものの200mほど先に浅瀬があり、海藻が群生しています。

「これは素直な本流釣りにはならんかな?」と思いつつ、3キロのボイルを1個だけ持って北岸に降り、まずはフカセでマダイ・チヌ狙ってみました。

4月10日:堀越橋北岸

仕掛けを作っているハナから下げ潮が白泡を立ててザワザワと流れ始め、うまい具合に足元に東向きの反転流が発生。

水深も竿2本はなさそうだったので、「固定の沈め釣り」でやってみることにしました。

ボイルの原型をポツポツ撒きながら、徐々にガン玉を増やしていき、仕掛けが入るところを探していると…。

小1時間後、ついに穂先を抑え込むアタリが来ました。

合わせると結構な重量感で「おったゾ!」と喜んだのも束の間、次の締め込みで何と道糸から高切れ…(泣)。

それでも魚がいることがわかり、がぜんやる気を出して流し込みを繰り返していると、数投目、仕掛けが本流の下にうまく入っていったところで、再び穂先が抑え込まれ良型が掛かりました。

失敗を繰り返さぬよう、先程より強引に竿を絞り込んでじっと耐えているとやがてウキが見えてきました。

有無を言わせず更に巻き込むと、水面下にギラッと光った魚体はまさしくマダイ(喜)。

慌ててタモを長く伸ばし過ぎ、オロオロしましたが、何とか無事取り込んでみると49㎝の綺麗なマダイで大満足(まさかホントに釣れるとは…)。

その後、流れが更にきつくなり手こずりましたが、海藻の際をこするように流していた時に2匹目が掛かり、今度は45cmのチヌ(喜)。

4月10日:チヌ

目標の2魚種を首尾よく揃え、午前の部は120点満点の出来で終了。

一度、車に戻り、半額おにぎりを一気に頬張り、今度は投げ竿も持って南岸に移動しました。

(注:南岸は駐車場の関係で徒歩で橋を渡ってから崖を降りることになり、荷物が多いと結構ハードです)

こちらでもフカセで1匹釣りたかったのですが、35㎝のウマヅラが釣れただけでエサが無くなり終了。

夕まづめから本命?のアブラメを狙い、投げ竿を2本出してみましたが、すぐに満ちの激流に変わり、帰り際に橋下で20㎝強のガガネが釣れただけでした。

4月14日(日)

アブラメ狙いで再度堀越橋へ行ってみましたが、既にルアーマンが入っていたので断念し、鳴門公園下に行ってみました(こちらも先月下見済み)。

夜、人がいなくなるのを待って釣り場に降りてみましたが、東からの強風で竿も出せずにUターン(怒)。

仕方なく風裏の亀浦漁協前のゴロタ浜で投げてみました。

潮は完全に引いており、12時過ぎまで粘りましたが、20㎝足らずのガガネが4匹と、50㎝のアナゴが1匹というお決まりのパターンで終わってしまいました。

4月17日(水)

夕方から再度下げ潮を狙って、堀越橋に行ってみました。

今回は更に内の海側に入って浅瀬の先の深みを即席胴突き投げ仕掛け(道糸5号におたふくオモリ18号を2個通し(30号を買うつもりが、誤って18号を2キロも買ってしまいました)、一番下に結びコブ、その上にガン玉を着けてオモリを止め、オモリから半ヒロ上に八の字結びで大きな輪っかを作り、ダブルラインになった片方の根元をカット、その先に100本入り徳用丸セイゴ13号を直結、エサは本虫と青虫のミックス掛け)で狙ってみました。

1投目から25cmのチャリコが穂先を揺らしてくれ、期待に胸が膨らみましたが、日が暮れてからは全くアタリがなく。

4月17日:チャリコ

あまりに退屈なのでアサリを探してみましたが、超小型が1個だけ…(笑)。

22時過ぎにやっと穂先が絞り込まれましたが、残念ながら36㎝のキビレで、その後アナゴを1匹追加して終了となりました。
(ちょうどこの頃、愛媛で地震があったらしいですが、お恥ずかしながら全く気付きませんでした…)

4月17日:キビレ

4月20日(土)

春の嗜みとして、旧吉野川右岸の砂置き場にメバルを釣りに行きました。

時折小雨の降る中、20時から24時まで、青虫リグで桟橋の下を狙い、釣果は23㎝のメバルが1匹と22~26㎝のガガネが3匹、20㎝のソイが1匹(ガガネを中心に15㎝級は多数)でした。

4月20日:メバル 4月20日:ガガネ

最干潮だったこともあり水深が半ヒロぐらいしかなく(こんなに浅かったっけ?)、去年のように20㎝超を連発とはいきませんでしたが、お手軽かつスリリングな(大型根魚に1回切られました)短竿での夜釣りを楽しませていただきました。

なお、今回は真面目に釣ったメバルを同定してみましたが、全て胸びれの何条数が17本で、予想通りシロメバルであることが判明しました(エヘン!)

4月21日(日)

春の嗜みとして、昼前から鳴門にサヨリ狙いに行きました。

最初「かき焼きうちの海」奥の岩場から釣ってみましたが、赤アミを撒いても10㎝以下のチビメバルしか出こず、雨も降ってきたので、すぐに対岸の撫佐の岩場(車横付け可能)に移動しました。

4月21日:撫佐

車のバックドアを屋根代わりにして、赤アミをチビチビ撒いているとしばらくして沖の方に波紋ができ、「もしかして…」と思いつつ更に撒き続けるとついに銀色の魚影が確認できました。

「おる…、おるわ~…」と独り言を言いながらはやる心を抑えつつ仕掛けを作り、沖アミのSSサイズを付けてウキ下半ヒロで少し遠投してみると、数投目にウキが消し込み、小気味よい引きで上がってきたのは20㎝ほどのウルメイワシでした。

「ゲェ~イワシか~」と言いつつも、魚が釣れて悪い気はしません…。

再度仕掛けを入れると、しばらくして更に強い引きで今度は同サイズの小アジ…。

「ゲェ~、今度はアジか~」と言いながらも、やっぱり悪い気はしません…。

そして3匹目、ついに小型サヨリが掛かってきました(独りご満悦)。

しばらく同サイズのサヨリが入れ食いとなり、空振りも多かったですが独特のアタリとキラメキを堪能させていただき、10匹(サイズは22~26㎝の小型)に届いたところで雨も強くなってきたので終了としました。

4月21日:サヨリ

今年は型が小ぶりで筏にも行っていなかったのですが、期待していなかった岸からの釣りで顔を拝ませてもらうことができ、良かったです。

4月25日(木)

先月、車がパンクして竿出しできなかった奥槍戸にリベンジに行きました。

4月25日: 奥槍戸

源流に近いところまで行きたかったのですが、やはり先客があり、車で入れる範囲での釣りとなりました。

入渓し易い場所は、釣り荒れているせいか、ここぞと思うポイントでアタリがなく、冷解凍を繰り返したエサもちの悪いイクラで小型を拾い釣りする展開になりました。
(ブドウ虫は食いが悪く、かといって川虫を捕る気力もなし…(笑))。

それでも薄暗くなってから活性が上がり、入渓時にアタリがなかった最初の淵で、しかも昼間食わなかったブドウ虫で小マシなサイズが連発、最終的には20㎝超を交えて17匹になりました。

4月25日:ヤマメ

残念ながらイワナは出ませんでしたが、パーマークの全くないヤマメ?も1匹交じり、結果的には行った甲斐はありました。

4月28日(日)

釣友と二人で、愛媛の中泊にオナガ狙いに行きました。

珍しく釣友が車を出してくれるというので運転を交代しながら徹夜で走って明け方に港に到着したのですが、トランクを開けた釣友からいきなり悲痛な叫び声が…。

見ると私のバッカンが倒れて中に入れていたオキアミ+赤アミの汁がトランク一杯に水溜まりを作っています…(愕)。

慌てて2人で荷物を全部降ろして、トレーもブルーシートも拭き上げましたが、これがどれほどの惨事であるかはお互い解っており、実行犯となった私は船に乗る前から既に戦意喪失状態となっていました。

それでも、定刻となり、ひとまず車は置いといて出船…。

連休中日というのに今回も名礁「ナカバエ」に上げてもらえ、それはそれで良かったのですが、残念ながら今回も水道筋では全く魚の反応がなく、昼前に本流横の引かれ潮に狙いを替えて35㎝前後のイサキを4匹釣るのが精一杯…。

釣友は早々と本流に見切りをつけ、隣の大久保バエ向きに遠投し、2ヒロ前後の浅ダナで良型のイサキを10匹ほど釣っていましたが、オナガの気配はなく物足りない様子でした。

当日は「終日通し」で予約を入れていたので、午後は「コデの西」に瀬替わりとなりましたが、変化の乏しい真っすぐな地形に早い横流れが発生しており、目ぼしいポイントが見当たりません。

4月28日:コデの西

それでも小さいワンドの引かれ潮にマキエを売ってみると大型魚がチラチラと見え、早速そこを狙った釣友は、見事2投目で42㎝のオナガを釣って大喜び…。

私もこれを見て少しやる気が出ましたが、潮が緩んでから少し沖向きに出る潮を狙ってイサキが1匹釣れただけでした(泣)。

釣友はその後40㎝級のスマガツオも2匹連発させ、「ホテルに帰って夜に食べる(今回は単独釣行では絶対あり得ないビジネスホテルを予約済み)」と言うので、私がそのうち1本を磯の上で捌いたのですが(車の件があるので今日は釣友に逆らえません…)、途中つまみ食いをしたスマの何と旨いこと…。

「カツオが最高!」と言っている人は、多分活き造りを食べたことがあるんだろうな…などと独り納得しました。

そんなこんなで日が暮れ、夕方にホームセンターによってブルーシートを買い直して荷物を積みかえ、迷いながらもビジネスホテルまで辿り着いたのですが。

4月28日:てんこ盛り

刺身のリクエストをした釣友は2~3切れ食べただけでそそくさと自分の部屋に戻ってしまい、結局、スマとイサキのてんこ盛りは、ほとんど私一人で食べる羽目になりました。
(もちろん不味くはありませんが、冷やすと味も触感も変わり、スーパーの味になっていました)

そして、何とか独りで食べ切ったころにはビールが回って寝てしまい、目が覚めると夜中…。

「ホテルまで泊まってせめて風呂ぐらい入らんと勿体ない…」ということで、今度はバスタブに湯を貯めてその中でウトウト…。

ここまでは良かったのですが、最後に石鹸で泡だらけになった状態で足の裏も洗おうと片足を上げたところで滑って転倒し、バスタブの角でわき腹を強打…。
(隣の部屋の釣友も大きな物音で目が覚めたそうですが、助けには来てくれませんでした)

マジで死んだかと思いましたが、しばらくして何とか浴室から這い出し、そのままベッドに倒れ込んで最悪の一日が無事?終了しました。

4月29日(月)

3時間ほど寝て、起きてみると予想以上に脇腹が痛く、「肋骨骨折」が脳裏によぎりました。

が、自宅にある格闘マンガ(司法書士にもらった「空手小公子小日向海流」)で、いつもアバラが折れた状態で戦っているのを見ているせいか、気分的に免疫ができており?ビビりながらも船には乗り込みました。

この日は小雨交じりの悪天で東から強風が吹いていたため、船長さんの勧めで千畳(ナカバエの向かいでここも過去に大型オナガが出ています)に上げてもらったのですが、さっそうと水道側で尾長を狙い始めた釣友とは対照的に私は昨日以上にブルー…。

4月29日:千畳

30分程、ウミネコの如く釣友の後ろで佇んでいたのですが、「ここまで来てボサッとしとってもしゃーない…、餌だけは撒いて帰ろ…」と自分に言い聞かせ、少し離れたワンドで釣り始めました。

「デカいんが来ても竿を絞れんだろな~」と思いつつ、ワンドから磯際に沿って出ていく潮筋をウキ下を調整しながら繰り返し流していると、30分程して4ヒロで初めてアタリがあり、ウキが消し込むと同時に竿が絞り込まれ、瞬殺されてしまいました。

「キツだろな」と思いつつもここは天下の中泊…「もしかして」の思いがアドレナリン生成を促し、アバラの痛みを緩和してくれます…。

結局、昼までに10回ほど切られ、釣れた魚は50㎝のアオブダイと30㎝のホウライヒメジが各1匹という、お決まりの貧果(なぜかこの2種類はいつもセットで釣れます…)でしたが、それなりにドキドキさせてもらいました。

4月29日:アオブダイ

なお、釣友も大型魚に2.5号のハリスを飛ばされまくり、その都度、雄叫びを上げたり、天を仰いだり、磯にヘタリ込んだり…、体全体を使って感情を表現しておりました(釣果はイサキとスマ)。


PS:2日経っても動くと痛いので、怖くなって病院に行ってみると、やはりアバラが2本折れてました(南無~)。