社会保険労務士法人なか/労働保険事務組合福働会/福働会中部支部

6つの予約法を選んでもらい次回予約率を上げる

16.10.07
業種別【美容業】
dummy
ヘアサロン経営は、お客様との長い付き合いの上に成り立っています。

お客様にいかにして次回も来店してもらうかを考えることが不可欠です。

都内にあるサロンMの来店時での次回予約率は、わずか4分の1です。

メインターゲットのほとんどは、店頭で次回予約をしません。

しかし、来店後に予約するお客様が多く、サロン全体の予約率は最終的に4分の3前後に上るのです。

どのようにして来店後に予約を獲得しているのか、代表のHさんに話を聞きました。
dummy
サロンMのメインターゲットは、キッズママとベビーママです。

彼女たちは来店時に次回予約をしても、子供のコンディション次第で予定や都合が変わってしまいます。

1ヵ月先の予定を聞かれても、答えようがなく、次回予約の獲得が期待できません。 

もちろん、施術後にはお客様へ次回予約のお声がけを行います。

それでも予約日を決められないお客様に対しては、「当店には予約の方法が複数あるので、お好みの方法と都合の良いタイミングでご予約ください」と伝えるようにしています。 

「お客様に予約の押し売りをされたと思われないようにしています」(Hさん) 

サロンMでは予約方法を6つ用意しています。「店頭」「電話」「メール」に加えて「LINE」「予約サイト」「予約アプリ」の中から扱いやすい方法で予約してもらっています。 

サロン全体での予約率は4分の3に達します。予約率向上の背景には、LINEが貢献しています。

サロンに行く時間ができたときにさっとリクエストを出して、レスポンスが早いことが支持されている理由です。 

「次回予約を店頭でいただけるなら、それに越したことはありませんが、そうでなくても大丈夫。予約方法を複数用意し、すぐにコンタクトを取れる状態にしておけば、予約が入ってきます」とHさんは笑顔で語ります。


となりのヘアサロン 


【記事提供元】 
サロンオーナー2016年9月号(理美容教育出版)