レシートを使った新時代のマーケティング術とは?
自社の商品がどのような場所で、どのような人に売れているのか。
メーカーにとっての生命線ともいえるこれらの情報をレシートから得るという、『レシートマーケティング』が、今、大きな注目を集めています。
レシート買い取りアプリやレシート画像でポイントを還元するサービス、家計簿アプリで撮影されたレシート画像を利用した購買実態を分析するサービスなども登場。
新たな顧客を獲得するための、レシートを活用したマーケティング術に迫ります。
メーカーにとっての生命線ともいえるこれらの情報をレシートから得るという、『レシートマーケティング』が、今、大きな注目を集めています。
レシート買い取りアプリやレシート画像でポイントを還元するサービス、家計簿アプリで撮影されたレシート画像を利用した購買実態を分析するサービスなども登場。
新たな顧客を獲得するための、レシートを活用したマーケティング術に迫ります。
なぜ、レシートを1枚10円で買い取ったのか?
ワンファイナンシャル株式会社が運営する、レシートを1枚10円で買い取るサービスを提供するアプリ『ONE(ワン)』が6月12日にリリースされ、翌日からAppStore日本無料ランキングで2日連続1位を記録。3日間で約20万ダウンロードを突破しました(※現在はサービス停止中)。
ワンファイナンシャルはなぜ、レシートを1枚10円で買い取ろうとしたのでしょうか?
それは、多くの顧客情報が記載されているレシートが、マーケティングを行う上で欠かせない情報であることを知っていたからに他なりません。
今までは、企業がある商品の購買層を知りたい場合、例えば「Aという商品を購入したのは、男性が4割で、年代は30代が最も多い」というような大まかな情報しか得ることができませんでした。
しかし、『ONE(ワン)』では、レシート買い取りの際に身分証明書の提示を徹底し、そのレシートを本人と紐付けることを可能にしました。
これによって、「○歳の○○という人が、何日の何時何分、どの場所で、何をどのくらい買って、いくら払ったか」という詳細な情報を得ることができました。
これまではあくまで傾向でしかなかった顧客データを、より具体性があり、個人を特定できる詳細なデータにすることにより、個人に向けたマーケティング活動を行うことができるようになる、というわけです。
レシートマーケティングの広がり
大日本印刷株式会社では、今年の5月24日に、レシートに記載された顧客情報を抽出し、マーケティングに利用できるサービス『お買い物レシート統計』を開発したことを発表しました。
これは、同社の提供しているレシートをスマホで撮影するだけで家計簿管理ができるというアプリ『レシーピ!』のデータを利用し、個人を特定できないように配慮した上で、統計を出すというものです。
例えば、特定のエリアで何がどのくらい売れているのかを、地図の上に統計データとして表示させることができるようになります。
企業のマーケティング戦略にも役立つこのサービスは、やはりレシートが重要な一次情報だと考えられているのです。
また、サービス開発会社の株式会社ニジボックスが提供するアプリ『レシポ!』では、ユーザーが対象の商品を購入し、その商品のレシートをスマホで撮影すると、ポイントがもらえるというサービスを行っています。
ポイントはAmazonギフトカードやマイレージにも変換することができ、ユーザーには大きなメリットです。
『レシポ!』で集められたレシートの情報も、当然マーケティングに利用されます。
今後も、アプリ利用や買い取りによって個人のレシートデータを集め、販売する会社は増加すると思われます。
個人にリーチし、新たな顧客を獲得するための『レシートマーケティング』。ぜひ、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ワンファイナンシャル株式会社が運営する、レシートを1枚10円で買い取るサービスを提供するアプリ『ONE(ワン)』が6月12日にリリースされ、翌日からAppStore日本無料ランキングで2日連続1位を記録。3日間で約20万ダウンロードを突破しました(※現在はサービス停止中)。
ワンファイナンシャルはなぜ、レシートを1枚10円で買い取ろうとしたのでしょうか?
それは、多くの顧客情報が記載されているレシートが、マーケティングを行う上で欠かせない情報であることを知っていたからに他なりません。
今までは、企業がある商品の購買層を知りたい場合、例えば「Aという商品を購入したのは、男性が4割で、年代は30代が最も多い」というような大まかな情報しか得ることができませんでした。
しかし、『ONE(ワン)』では、レシート買い取りの際に身分証明書の提示を徹底し、そのレシートを本人と紐付けることを可能にしました。
これによって、「○歳の○○という人が、何日の何時何分、どの場所で、何をどのくらい買って、いくら払ったか」という詳細な情報を得ることができました。
これまではあくまで傾向でしかなかった顧客データを、より具体性があり、個人を特定できる詳細なデータにすることにより、個人に向けたマーケティング活動を行うことができるようになる、というわけです。
レシートマーケティングの広がり
大日本印刷株式会社では、今年の5月24日に、レシートに記載された顧客情報を抽出し、マーケティングに利用できるサービス『お買い物レシート統計』を開発したことを発表しました。
これは、同社の提供しているレシートをスマホで撮影するだけで家計簿管理ができるというアプリ『レシーピ!』のデータを利用し、個人を特定できないように配慮した上で、統計を出すというものです。
例えば、特定のエリアで何がどのくらい売れているのかを、地図の上に統計データとして表示させることができるようになります。
企業のマーケティング戦略にも役立つこのサービスは、やはりレシートが重要な一次情報だと考えられているのです。
また、サービス開発会社の株式会社ニジボックスが提供するアプリ『レシポ!』では、ユーザーが対象の商品を購入し、その商品のレシートをスマホで撮影すると、ポイントがもらえるというサービスを行っています。
ポイントはAmazonギフトカードやマイレージにも変換することができ、ユーザーには大きなメリットです。
『レシポ!』で集められたレシートの情報も、当然マーケティングに利用されます。
今後も、アプリ利用や買い取りによって個人のレシートデータを集め、販売する会社は増加すると思われます。
個人にリーチし、新たな顧客を獲得するための『レシートマーケティング』。ぜひ、導入を検討してみてはいかがでしょうか。