創造性を柔軟に
おはようございます!
ゴールデンウィーク前の週末ということですが、
みなさま、いかがお過ごしの予定でしょうか?
今日は選択理論のロジックから
人の行動の仕組みについてお話しますね。
このカラーチャートですべての行動が説明できるんです。
最初に感覚のフィルターを通して
物事が脳の中に情報として入ってきます。
そこから知識のフィルターを通して
価値観のフィルターを通って、
ようやく知覚されるのです。
でね、
少し前の話になりますが、ショッキングだったことがありました。
開業の時にいただいた胡蝶蘭たちが、
大掃除の時に間違ってすべて捨てられてしまったんです(>_<)
数年に一度はこの胡蝶蘭たちのどれかが花芽を伸ばしてくれました。
再来月あたりがその時期になるので、
今年も楽しみにしていたのに本当に残念です。
今年の初めに病気で亡くなった元メンバーが
事務所の緑をとても大切にしてくれていて
私もその気持ちをつないでいこうと思っていたので
よけいに悲しくなりました。
ただ、失ったものは返ってこないので
それはそれで自分の記憶の中で大切にしていこうと思います。
でね、
まだ葉がしっかり生えている鉢が5,6鉢もあるのに
なぜ誰も本当に捨ててよいのかを
気が付かなかったのか?って思いませんか?
でもこれって上のカラーチャートでいうと
そもそも感覚のフィルターを通過していないんです。
最初から捨てるものだという思い込みができてしまうと、
どんなものでもゴミにしか見えないのです。
葉が生えていようが、
花が咲いていたとしても、
スタッフには見えなかったでしょう。
この感覚のフィルターは人それぞれ。
いくら捨てるものだと聞いても
気が付く人は気が付きます。
センスというか天性というか、
残念ながら磨きようがないものが感覚でしょう。
感覚のフィルターのレベル感は大切に考えていかないと
仕事上の重大なミスを未然に防ぐうえで
非常に重要なことです。
想定外の失敗が大きな損害倍書にもつながる
私たちの仕事なので、
どこまで任せておいのかをちゃんと
考えていかないといけませんね。
このカラーチャートでは、
知識のフィルターもとても重要なのです。
知識がなければ
そもそもこのフィルターをそのまま通れないのですね。
知識がなければフィルターに引っかからないので
ミスを連発しても改善しないのです。
なぜならそもそも必要な知識がないからです。
知識のフィルターを通った情報は
知っているものは自分に関係あるものとして知覚されますが、
知らないものは情報はここで途切れてしまうのです。
だから私たち税理士事務所では、
税理士でなくても専門知識を入れていかなければ
いけないのですね。
自分が気が付くことができる範囲を
知識によって拡張していかなければ
成長はできないのです。
最後にお伝えするのは行動のシステムです。
物事が自分が納得いかなくて
天秤が傾いてしまうと、
人はそれを改善しようとして
創造性を働かせてさまざまな対処法を考え出します。
いままで経験した行動は「整理された行動」といいます。
この整理された行動で解決しなければ、
あらたに別の方法をとらねばなりません。
この創造性の柔軟性や力が強ければ、
思いもよらぬ方法を試したり行動して
結果的に物事をうまくおさめていきます。
でも創造性がないと結局うまくいかないのです。
そしてうまくいかないことを認めたくないので
誰かのせいにするのです。
こうやって被害者意識が生まれていくのです。
選択理論では、
すべての行動は自分の選択であり
自分に責任があるといってます。
責任とは誰かに依存していないことです。
自分に責任があるから、
自分で最後までやるつもりで行動すること。
責任がない人が、他社のせいにしてしまい、
自分は被害者だということにして責任転嫁をするのですね。
これがあるかぎり、
主体性は生まれないのです。
選択理論は一見優しそうに感じるのですが、
実は非常に厳しい心理学なのです。
何事も自分に責任があると考えるからです。
うまくいかないことを選択理論というフィルターを通して
考えてみると気付きがあるのではないでしょうか(^^