なぜあなたの社員の給料を上げられないのか?
おはようございます!
6月も終盤になってきましたね。
今年ももう半年が経とうとしています。
昨年末から、ようやく日本の賃金が安いことが
取り上げられ始めました。
先日紹介した
『安いニッポン
「価格」が示す停滞』
や、
大前研一さんの毎年出版される
『日本の論点2022~2023
なぜニッポンでは
真面目に働いても
給料が上昇しないのか。』
でも取り上げられています。
もう30年にわたり給与水準が変わっていないので、
今さらなんだろうって思う人がいるかもしれません。
でもね、
一人当たりのGDP だと、
すでにシンガポール、韓国にも追い越されてしまったんですよ。
人口が多いのでGDP総額ではまだ上位にいるのですが、
いよいよ下降していくところなのです。
大前研一さんはこの状況の原因を
日本の生産性の悪さだと指摘しています。
製造業においては生産性は低くない、
悪いのはホワイトカラーの間接部門。
総務、人事、経理、法務などの間接部門が
何年たっても生産性が向上していないんだそうです。
DXが進めば人が減るはずなのに、
それが進んでいないのですね。
ホワイトカラーの生産性と言えば
会計事務所も企業の経理部門を記帳代行として
受け入れているから、
他人事ではありません。
中小企業では経理担当者が高齢化して
DXについていけないのが現状です。
うちのお客様でもメールすら使えない会社様も
いらっしゃるのが現実なのです・・・
経営者にDX化を会計事務所から提案して
高齢の担当者の方でも使えるような仕組みを考えていかねば、
本当に10年後には生き残っていけないかもしれません。
藤垣会計の生産性だけ見てみると
数年前から大きな生産性の向上が図られてきました。
ペーパーレスの定着ができたことで
年間1万枚以上の紙が要らなくなりました。
紙やトナーの費用だけでもバカになりません。
仕事もテレワークがいつでもできる状態になっています。
進んでいるお客様にはクラウド会計で
自動入力される仕組みも提供できています。
業務の標準化を進めたことで、
今年は売上は10%アップ、
年間の残業時間は前年の約70%に減少、
総労働時間も前年から5%減少、
それでいて人件費総額は10%アップできる見込みです。
単純にそれぞれの生産性をかけ合わせていくと
すごい大きな伸びを示した1年でした!
でもこれって偶然ではないんですよ。
すべては逆算から始まります。
頭の中で描けないものは実現しないのです。
だから計画は重要なのです。
でももっと重要なことがあります。
計画の前に目標があり、
目標の前には目的があるのです。
私は目的に出会って人生が変わりました。
自分のために経営していたのが、
社員のために、お客様のために変わりました。
そこから事務所の売上が伸びはじめ、
今の状態になりました。
まだまだ道半ばではありますが、
でもこれもビジョンの実現のなかでは
計画の途中でしかありません。
あなたの会社の目的はありますか?
その目的から一貫性のある行動をしていますか?
あなたがそうでなければ、
社員さんもそうならないんですよ。
時間はかかりますが、
一歩一歩理想に向かって進んでいきましょうね。