藤垣会計事務所

無知はコスト

20.11.02
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おはようございます!

 

以前ネットニュースを見ていて
ちょっと引いてしまうほど残念に思ったのが、
ジャニーズ事務所を
NEWSの手越くんが退所するとの話でした。
いい歳していつまでも我儘言ってるから、
退所も仕方ないとは思っていましたが、
ネットニュースに載ってる手越くんの友人の話し見て、
かなりガッカリしました。

「退所後はずっとやりたいと話していた
 『社長』をするということです。
 手越さんが頻繁に通うバーも
 実は自身が経営に関わっている。
 それをやり出した頃から
 他の経営者と飲むことが多くなり、
 その仲良い経営者らには
『経営をやりたい、デカいお金を動かしたい』
 と話していました。
 具体的にはキャバクラなど夜のお店の経営や、
 医療に関わる仕事をしていきたいということでした。」
もう突っ込みどころしかありません(笑
 
 
よく小学生が
「俺、大きくなったら社長になる!」
とか夢を語ってくれますが、
子供が言ってるようなレベル感です。

社会の構造を知らない方が、
もう15年以上前に会社を立ち上げられたので、
そのサポートをした時のことを
思い出しました。
その方は、
フランチャイズの店舗を任せてもらえ、
たまたまその店の売り上げが良かったのです。
最初は個人事業でやってましたが、
節税も兼ねて法人を設立したんですよ。
そしたらその方は大失敗をしました。
 
 
会社を作って社長になったら、
周りのスタッフが自分のことを
社長としてチヤホヤ扱ってくれるようになると
思っていたんですよ。
自分の思い描く経営者像が、
自分が社長になれば手に入れられると
勘違いしていたのです。
社長なんて、
会社を作れば誰だってなれますよ。
勘違いしたその社長は
スタッフへの当たりが強くなり、
借金して外車を買い、
マンションも購入し、
そして残ったのは借金、
スタッフは自分の言いなりだと思い込んでいたので、
ひどい扱いをしていました。
その結果、
スタッフたちはその経営者を見放して
ほとんど退職してしまったんです。
会社は機能しなくなり、
結局はフランチャイズ本部の経営者が支援して
なんとか立て直したという話しです。
 
 
まぁ、その勘違い経営者さんは
そこで痛い思いをして勉強し、
今ではしっかり経営者として
活躍されてます。
ただ、助けてくれる人がいなくて
その人が一人だったら
会社は倒産し、
自己破産の道に進んでいたでしょう。
 
 
手越くんは「経営をしてみたい」と言ってたようですが、
経営とは目的を果たすための手段なのです。
医療の仕事をしたいとも言ってましたが、
コロナ禍で平気で夜に飲み歩くような
感覚の人間には、
絶対に人がついてきません。
つまり経営者にはなれないということ。
このまま退所して
道を踏み外してしまわないうちに、
だれか親友とか相談に乗ってあげてほしいものです。
 
 
無知はコスト。
知らずに失敗したとしたら、
それは知らないものが悪いのです。
ちゃんとした知識と経験を持って
行動を選択していきましょうね!