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「好きな野菜だけの組み合わせ」がヒット! サラダ専門店の最前線

17.06.09
業種別【飲食業】
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「好きだけれど、それ自体をお目当てに来店する」というほどではないメニュー、それが「サラダ」。

いうなれば、メインディッシュに添えられる名脇役といったところでしょうか。

そんなサラダのイメージを覆し、サラダを「メインディッシュ」にした「カスタムサラダ専門店」が、いま注目を集めています。
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「カスタムサラダ専門店」の先駆けとなった『CRISP SALAD WORKS』。現在、東京都内に4店舗を展開しています。

2015年にオープンした恵比寿支店では、駅から500メートル以上も離れているにもかかわらず、1日で180人を集客。地域住民のほかに、会社員や外国人客など、幅広い客層に支持されています。

支持されている理由は「オーダーシステム」にあるといいます。約30 種類のトッピングの中からお客様にあった食材を選び、お好みのサラダを組み立てていきます。

ドレッシングの量や具材を刻むチョップの大きさも調整でき、さまざまな食材の味と食感を楽しめます。

これで「野菜を摂らなきゃ。でもサラダの中に嫌いな野菜が入っている・・・」という理由でサラダが苦手な人の懸念材料を払拭。好きな野菜を好きなだけ食べられるのです。

ちなみに『CRISP SALAD WORKS』の食材は、合成保存料、着色料は一切不使用。

できるだけ作り置きをせずに、ほぼ全ての食材を店舗で毎日調理しています。

野菜は畑から届いたものを全て店でカットし、ドレッシングはもちろん、自家製ハムも店舗で毎日手作り。フレッシュな食材を手作りで提供しているから、お客様に安心感を与えられます。

『CRISP SALAD WORKS』の「オーダーシステム」は、さまざまな食材を組み合わせることで1つの商品を作り上げることができます。

「カクテル」をつくる発想に似ているでしょうか。

「素材」を組み合わせることで、まったく新しい別の商品が生まれる……既存のものを組み合わせることで、今まで考えられなかった商品が開発されることも多くあります。

お客さまにとって「よいところだけ」を取り入れることができることで、爆発的なヒットが見込めるかもしれません。

「オーダーシステム」の発想、新商品開発の際に参考にしてみてはいかがでしょうか?


繁盛飲食店のヒット商法最前線 


【記事提供元】近代食堂2017年6月号(旭屋出版)