佐々木税理士事務所

顧客カルテで満足度をアップ。最近では、電子カルテで管理するサロンが増加中

15.08.07
業種別【美容業】
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「顧客カルテは、ヘアサロンにとっての財産」という言葉をよく耳にします。お客様の好みのサービスを提供するために、カルテは必要不可欠。

最近では、電子カルテを導入し、施術内容の管理をスマートフォンやタブレットで行っているサロンが少しずつ増えています。今回は、電子カルテの重要性と活用方法をお伝えします。
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東京都内のサロンSさんにお話をうかがいました。サロンSさんでは、電子カルテ「美歴BIREKI」を導入しています。「電子カルテで整理と蓄積を行うことができれば、より顧客管理やサービスの向上につながると考えました」とチーフは語ります。 

サロンSさんでは、電子カルテをお客様のヘアスタイル写真と施術内容を記録するために活用しています。

具体的には、施術後のヘアスタイルをスマートフォンで撮影。あとは、空いた時間に電子カルテのアプリを開き、お客様の名前を検索して、写真やメモを記録するだけです。3分もかかりません。検索機能で素早く目当てのカルテを探し出し、記入できることは、電子カルテならではの強みです。 

仕上がりの写真を記録することは、お客様の安心感を生み出しています。バックスペースで紙のカルテに記録しているのと比べ、電子カルテは写真を撮ることにより、記録していることがお客様に伝わるので、大きな信頼感につながります。チーフは「電子カルテを作成するための写真撮影には協力的な方が多い印象です」と言います。 

また、電子カルテは男性のお客様からも喜ばれているようです。男性の方は「いつもと一緒で」と注文されることが多くあります。電子カルテを導入することで、男性のお客様から「あのお店は写真記録があるから、『いつもと一緒で』と言うだけで伝わる」と安心していただけます。 

電子カルテがあれば、お客様が、今までどのような髪型を好んできたのかわかります。スタッフの間できちんと共有していることがお客様に伝わっていれば、さらに安心して来店していただけるようになります。 


となりのヘアサロン 


【記事提供元】 
サロンオーナー2015年8月号(理美容教育出版)