佐々木税理士事務所

本格派の中華を"バル価格"で提供!地元客で連日予約満席になる大盛況

14.05.11
業種別【飲食業】
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JR芦屋駅前の高級住宅街で、
リーズナブルに本格中華料理を楽しませる「hola」。
中華料理店に見えないお洒落な雰囲気と、
味や視覚的にも印象的な料理の数々で、
2012年1月のオープン以来、評判を獲得。
地元客を中心に連日予約で満席になる人気の中華バルだ。
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繁盛飲食店のヒット商法最前線

■このお店が繁盛している理由!

1 本格的な広東料理を700~900円の価格帯で楽しめる
2 大皿ではなく、小ポーションで提供することで、
女性のリピーター客をつかむ
3 地元の中高年層が好む洒落た店内

広東料理店を営む家庭に生まれ、
サラリーマンとして働いたオーナーの黄田智也氏が、
「中華料理はもっとリーズナブルに楽しめるはずだ」と考え、
手軽に本格派の中華料理を味わえる店をコンセプトに同店を開店。

お酒を一緒に楽しめる空間を目指し、
バルをイメージしたモダンな内装デザインが特徴的な店だ。

「中華料理店を見るとレストランと
大衆的な店とに二極化しています。
そこにずっと疑問を感じていました。
みんな中華料理が好きなはずなのに、
もっと価格相当の店があってもいい。
そこに着眼し、この店を立ち上げました」と黄田氏。

開店当初のターゲット層はバル業態を利用する30代だったが、
地元の40~50代の中高年層から洒落た雰囲気の中で
本格的な広東料理を700~900円の価格帯で楽しめると評判を獲得。

さらに、中華料理特有の大皿料理での提供スタイルではなく、
小ポーションでたくさんの種類を楽しめると、
女性客のリピーターをつかむことに成功した。

「開店当初は、創作料理を意識したメニューを
メインにご提案していたのですが、
お客様が求めるものはもっとシンプルで
素材本来の味を生かした中華料理。
メニューもこの2年間で
少しお客様に準じて変化していきました」と黄田氏。

名物料理である「白い麻婆豆腐」は一見、
創作性が高い印象だが、
その人気の秘密は鶏のモミジだけでとる
あっさりとしたスープが効いた独特の風味。

このスープを存分に楽しめるメニューで、
料理長が初めて来店したお客に必ずおすすめするという
「コラーゲンたっぷりネギ汁そば」もファンの多い一品。

スープが主役のシンプルなネギ汁そばだが、
専門店ならではのおいしさで評判をつかんでいる。

現在、7坪・11席の店は連日予約で満席になる人気ぶり。
営業時間は18~26時。客単価は3,500~4,000円となっている。


次回の「繁盛飲食店のヒット商法最前線」は
「リピート率、坪売上がすごい!鉄板焼居酒屋」をお届けします。


【記事提供元】
近代食堂2014年4月号(旭屋出版)