カッコーの巣の上で
『フォレストガンプ』とか『ショーシャンクの空に』とかに並んで いわゆる”名作”として取り上げられることの多い作品です。
最近、たまたま友達の家で観ました。 最初に観たのはおそらく高校生の時でその時も友達と一緒に観たと思います。
ミロス・フォアマン監督は他にも『アマデウス』とか『ラリー・フリント』など かなりいい映画を撮っています。
主演はみんな大好きジャック・ニコルソンです。 『シャイニング』とか『イージーライダー』とか出てるあのジャック・ニコルソンです。
あらすじは、 主人公であるマクマーフィー(ジャック・ニコルソン)が刑務所から精神病院に異動されるところから始まります。 (恐らく刑務所が嫌で病を偽って異動してきます。)
そこには物凄く嫌味な看護婦長がおり、患者たちはその婦長の言いなりになっています。
自由奔放なマクマーフィーは刑務所から出られたということもあり、 入院している患者たちを誘いバスケをしたり、 処方された薬を飲まなかったり、 支給されるタバコを賭けたブラックジャックのディーラーをしたりします。
徐々に婦長と対立しマクマーフィーは脱走を試みるお話です。
映画の途中でこの病院にいる患者たちは、 異常が故に収容されているのではなく、自分の意志でそこにいるということを知り、 マクマーフィーは驚きます。
ここにいる患者は外の世界に出て自立するよりも病院の中で 文句を言いながら従って生きる方が楽だと判断しているためです。
しかし、マクマーフィーと生活していく中で患者の気持ちは徐々に変わっていきます。
クリスマスの夜にマクマーフィーは女友達2人を病院に連れ込み、 乱痴気騒ぎを起こします。
そんな中一人の女と患者のビリーがイイ感じになったりしつつ 全員泥酔しそのまま寝込んでしまいます。
翌朝婦長の大目玉をくらい、 このことを母親に言いつけると言われたビリーは ショックのあまり自殺してしまいます。
それを見たマクマーフィーは怒り、婦長の首を絞め殺そうとするも、 羽交い締めに合い、ショック療法により寝たきりの状態にされてしまうのです。
患者のネイティブアメリカンであるチーフは、 マクマーフィーの姿をみてマクマーフィーを絞め殺し、 かつてマクマーフィーは「これを持ち上げたものは奇蹟を起こす」といった 水道代で窓を破り脱走するのです。
と、ほぼ完ぺきにネタバレしてしまいましたが古い映画なので良しとします。
この映画の良いところは自由を主張するマクマーフィーの当然の姿をみて、 患者たちの気持ちが変わるところです。
決して嫌味な婦長が行う治療では患者の容態はよくなりません。
患者だろうが犯罪者だろうが人を人として扱うという真っ当な考えが婦長にはないのです。
人は皆いくつかのコミュニティに属していて、 そこでの雰囲気次第で結論を出し限られた範囲内でしか考えられなくなってしまう生き物なんだと思います。
そこに外部からクレイジーなマクマーフィーは風穴を開けるのが魅力なのかなあと思います。
以上。