税理士法人エム・アンド・アイ

おもてなしとサービスの違い

14.03.09
業種別【美容業】
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知らず知らずのうちに、
おもてなしとサービスの違いが
わからなくなっていることはありませんか?

自分ではおもてなしのつもりでも、
相手側は過剰なサービスに感じてしまう。
特にヘアサロンにおいては、
この違いがお客様への不快感へとつながりかねません。
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となりのヘアサロン

今回は埼玉県さいたま市で20年、
地域密着型のヘアサロンを営む代表のT氏に、
おもてなしとサービスの違いについて
お話を伺いました。

20年ほど前、オープンのお知らせで、
チラシを配布したことがあるというT氏。
同サロンではコンセプトや考えを
全面に打ち出したものをつくりました。

しかし、当時のヘアサロンのチラシは
技術や価格を打ち出すのが主流でした。
そうではなく来店していただける方には
「心地よい時間を過ごしてもらいたい」。
T氏はその想いを綴ったのです。

それが「他店とは違う」と
来店につながったのですが、
思えばこのときからT氏には
“お客様をおもてなしする”
という考えがあったようです。

T氏はこう続けます。
「おもてなしは、サービスとは異なります。
サービスはすべて平等で、同じことしかできません。
相手がどう思おうと、
サロンがコレと決めたものがサービスです。

お客様としては、
自分がうれしくないと思うことでも、
押しつけられることがあります。

私はそうしたサービスが苦手だったのですが、
出店すると決めたときに
自分がされて嫌なこと・苦手なことは
行わないとシンプルに考えていました」

T氏はそのときから
おもてなしとサービスの違いを
意識していたようです。


次回の「となりのヘアサロン」は
「サービスは人それぞれに合わせて」をお届けします。


【記事提供元】
サロンオーナー2013年10月号(理美容教育出版)