税理士法人SKC

私が好きな主人公たち

24.02.26
堺俊治の独り言的情報
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先週、今野 敏の隠蔽捜査シリーズ10の「一夜」を読みました。相変わらずの竜崎伸也を楽しませてもらいました。これまで、いろんな推理小説(ミステリ小説)のシリーズものを読んできました。代表的なものを挙げてみます。

 

レイモンド・チャンドラー(ハードボイルド小説の産みの親)

私立探偵フィリップ・マーロウのシリーズ(代表作は ロング グッドバイ)舞台はロサンゼルス。

1939年第一作「大いなる眠り」を発刊 1959年没

 

ディック・フランシス(英国障害レースの元騎手) 

競馬推理小説シリーズ(1962年にシリーズ第一作「本命」を発刊、以後毎年発刊 2010年没)

 

R.D.ウィングフィールド

警部フロストシリーズ(英国田舎町の警察署が舞台)の第一作(クリスマスのフロスト)は1984年に発刊 2007年没

 

パトリシア・コーンウェル

女性検屍官ケイ・スカーペッタ シリーズ(このシリーズの影響で、日本でも女性検視官のTVドラマが作られました)

舞台は米国バージニア州リッチモンド、第一作「検屍官」は1992年発刊

 

ジェフリー・ディーヴァー

リンカーン・ライム(脊椎不随の科学捜査官)シリーズ シリーズ第一作「ボーン・コレクター」は1999年に発刊

 

原 尞(日本のハードボイルド小説の草分)

私立探偵沢崎 シリーズ(「私が殺した少女」で直木賞、福岡市の病院にて昨年の5月に76歳で逝去されました。) 

遺作となった「それまでの明日」のラストは東北大震災の激震を東京で遭遇するところで終わっています。 次回作を待っていました。 2018.9.28に、この遺作に渡辺探偵事務所北九州支所においてサインをもらったことを思い出します。 

 

大沢 在昌

新宿署警部鮫島(新宿鮫)シリーズ 第一作「新宿鮫」は1997年に発刊 現在シリーズ12巻発刊 シリーズ初期は新宿歌舞伎町が舞台

 

高村 薫

合田雄一郎刑事シリーズ(まだ全巻読んでいません。このシリーズは少々心を重くする。)

 

逢坂 剛

倉木尚武警部(百舌シリーズ)シリーズ、この第一作「百舌の叫ぶ夜」は1986年発刊  「MOZU」としてドラマ化されたのはこのシリーズです。

 

乃南アサ

刑事音道貴子シリーズ  一作目の1996年発刊「凍える牙」にて直木賞受賞、バイク乗りの女性刑事が活躍します。

 

今野 敏

隠蔽捜査 シリーズ 一作目の「隠蔽捜査」は2005年に発刊されています。初っ端に主人公の竜崎伸也が堅物のあたかも嫌味な官僚として登場するため、真かこの人物が主人公とは思わず読み始め、今まで描かれた事のない性格の警察官僚の物語に見事に引き込まれてしまいました。先頭の画像のとおり新刊は10巻目ですが、3.5、5.5、9.5が発刊されているので、これまで全13巻発刊されています。 

 

これらの全ての作家はこれらのシリーズで、有名な文学賞(直木賞、吉川英治文学賞、山本周五郎賞等々)(海外の作家は海外での有名な賞を)をもらっています。

推理小説(ミステリ小説)の面白さは、犯人の追及や事件解決の過程の面白さもありますが、私がシリーズ物に惹かれるのは、主人公の生き様や事象の捉え方です。周りの人々に対する距離感や責任の取り方。其々の主人公が交わす言葉の癖や気の利いた(ウィットに富んだ)対応に思わずニヤついたり、喝采を送ったりです。特に主人公が、嫌なタイプや苦手なタイプに対する対応に溜飲を下げたりもします。

これらのシリーズの主人公から、いろんな生き様を学びました。忍耐強さ、芯の強さとは何か、そして人の弱さも学ばせてもらいました。残念ながらこの歳になっても自分の弱さを受け入れることは難しいものですが。

レイモンド・チャンドラーは、フィリップ・マーロウに「男は強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている価値はない」と言わせました。大沢在昌は鮫島に「人は強いからこそ、謙虚になれる」と言わせました。このセリフが私に刺さるということは、私自身の人生の課題なのでしょうね。強さ、優しさ、謙虚さ。