石田勝也税理士事務所

スター選手を育成し、ブランド力を向上する

16.07.08
業種別【美容業】
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前回に引き続き、新規顧客の獲得に力を入れているサロンの取り組みを紹介します。  

今回は、神奈川県に店舗を構えるサロンBさんに、営業しなくても集客できるブランド力の付け方について伺いました。
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サロンBの客層は、高い単価を支払える20代中盤~50代までの女性です。しかし、以前は女子高生がメインの客層だったそうです。 

「若い人を対象にしたサービスを売りにしていると、にぎやかな面があってよかったです。でもそれだけでした。今後このようなサロンにしていくんだ、という明確なビジョンを描くことができませんでした」と語るサロンBの代表。

サロンの未来を考え、高級住宅地に店舗を移転し、単価が高いお客様にターゲットを変更したのです。 

サロンBはブランドを確立するために、「サロンに来店することがステータスになる」ことを重視ししています。

これからの時代は、特定のメニューを売りにした戦略ではなく、サロンへ足を運ぶこと自体に価値を与える戦略を立てなければならないと代表が感じたからです。 

ただ、簡単にはそれを実現することはできません。そこで、サロンBではスタッフの教育に力を入れました。 

一流の仕事を体験してもらうため、外部講習へ参加させるなど積極的に投資をし、技術力と接客力の両方を兼ね備えた超スペシャリスト集団を目指したのです。 

「外部講習を受けてもらっているのは、業界のスター美容師にあこがれてもらうためです。というのも、私にあこがれを持たれても困りますからね(笑)。私はプロデューサーとして、お店にスター選手を増やしていこうと考えています」 

ブランドを確立するためには、人材育成に力を入れ、スター選手を増やしていかないといけないのです。 


となりのヘアサロン 


【記事提供元】 
サロンオーナー2016年6月号(理美容教育出版)